”本当の原因”なんて無いのかも知れない。
おはようございます。
「学力で不登校の不安を解決する」ココロミルです。
最近読んだ入試問題で
「人間の優れた能力は星座を見つける力である」と書いてありました。
”星空”は人間が地球に誕生する前からずっとありました。
しかし、そこに人間が形(てんびん座とか)を見つけ出したことで”星座”が出来たと。
当たり前のように感じますが、
これはすごい能力です。
人間は物事を抽象的に理解して、
別の物に例えたり、2つの物事を結びつけて考えたりする能力があるのです。
これは現代に生きる僕らの能力というよりは
本能に近い、人間の能力の本質的な力だそうです。
人は2つの物事を結びつける(因果関係を考える)習慣があるのです。
しかし、この力は時に人を不幸にします。
全く関係のない出来事でも
その出来事の間に何か関係性を見つけ出してしまうのが、人間だからです。
世の中で陰謀論と言われるような考えも、そんな思考の癖が原因かも知れません。
僕が相談を受ける中でも
子どもが不登校になった時など、
「自分の子育てが悪かった」と自分を責めて苦しんでいる保護者の方も多いです。
自分の言動を反省し、改善することは大切ですが
自分を責める必要はありません。
自分が原因だと思ってしまうのは、
実は事実ではなく、思考の癖なだけかも知れません。
そう考えると気持ちが少し楽になる気がします。