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(新シリーズ)『行動力を高める心理技術』第1回すぐ行動する人と動けない人の決定的な違い

あなたの目の前に、やるべきことがあるとします。

すぐに取りかかれる人は、迷わず手を動かし始める。
一方で、動けない人は、考えているうちに時間が過ぎてしまう。

この違いは、意志の強さではなく、脳の仕組みによるものです。
脳のクセを理解すれば、誰でも「すぐ行動できる人」に変わることができます。

今回は、行動できる人とできない人の決定的な違いと、今日から実践できる三つの行動力アップの方法を紹介します。

行動できる人とできない人の違い


行動できるかどうかは、意志の力ではなく、脳のクセが関係しています。

すぐ行動できる人の特徴

考える前に手を動かす(考えすぎず、まず小さく動く)
完璧を求めすぎない(とりあえず始めてみる)
行動のハードルを下げる工夫をしている(小さなステップに分ける)

動けない人の特徴

やるべきことを頭の中で考えすぎる(迷っているうちにやる気がなくなる)
完璧にやろうとしすぎる(準備ばかりで動けなくなる)
最初の一歩が大きすぎる(いきなり完璧な成果を求める)

〈実際の場面では?〉
英語の勉強を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからず、そのままやらずに終わる。
すぐ行動できる人は、とりあえずスマホの英単語アプリを開き、一単語だけ覚えてみる。小さく始めることで、続きやすくなる。

この違いを理解すると、なぜ自分が動けないのかが見えてきます。
では、どうすればすぐ行動できる人になれるのか。次の三つの方法を試してみましょう。

すぐ行動できるようになる三つの方法


1. 「5秒ルール」で、考える前に動く

やろうと思った瞬間、脳は「やめとけ」とブレーキをかけるクセがあります。
このブレーキを回避するには、やるべきことを思いついたら、5秒以内に小さなアクションを起こすのがポイントです。

〈実際の場面では?〉
✖ 朝ランニングしようと思っていたけれど、なんとなくダラダラしてしまう。
✔ 「走ろう」と思ったら、5秒以内に靴を履く。

考える前に小さく動くことで、行動に移しやすくなります。

2. 「最初の一歩を超小さくする」

動けない人は、最初の一歩が大きすぎることが原因です。
「30分勉強しよう」を「1分だけやる」に変える。
「本を1冊読もう」を「1ページだけ読む」にする。
このように、最初のハードルを下げることで、取りかかりやすくなります。

〈実際の場面では?〉
✖ 仕事でプレゼン資料を作るのが面倒で後回しにしてしまう。
✔ まずは表紙のスライド1枚だけ作る。

たった1分なら、すぐにできると思えば、動きやすくなります。
実際に始めてしまえば、気づけば続いていることが多いのです。

3. 「失敗OK」のマインドセットを持つ

完璧にやろうと思うと、プレッシャーで動けなくなります。
すぐ動ける人は、「まずやってみて、あとで修正すればいい」と考えています。

〈実際の場面では?〉
✖ 間違えたくないから、英会話で話しかけられても黙ってしまう。
✔ 文法がめちゃくちゃでもいいから、とにかく単語を口に出してみる。

失敗を恐れずに、「まず動く」というクセをつけましょう。

まとめ

1. 「5秒ルール」を使って、考える前に動く
2. 「最初の一歩を超小さくする」ことで、行動のハードルを下げる
3. 「失敗OK」と考えることで、完璧主義を手放す


行動力は才能ではなく、ちょっとした工夫で鍛えられるものです。
まずは「1つだけ試してみる」ことから始めてみましょう。

次回予告:「なぜ人は先延ばししてしまうのか?先延ばしを防ぐ心理テクニック」


やらなきゃいけないのに、つい後回しにしてしまう。
そんな「先延ばしグセ」は、脳の仕組みが関係しています。

次回は、「先延ばしを防ぐ心理テクニック」を解説します!

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