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「草の根国際カウンセラー」とは?

 今年6月〜9月まで受講していた「日本語ボランティア養成講座」
が修了しました。

私の住む日立市内には、4ヶ所の
「外国人のためのボランティア日本語教室」があります。

私たち講座修了生は、いくつか教室を見学し
通いやすい場所で活動を始めます。

今年の日本語ボランティア講座へは
例年の3倍の申し込みがあったそうです。


今回は「国際草の根カウンセラー」という言葉に最近出会ったことについて。



それは『日本語ボランティアの基礎知識』という本に書かれていました。

この活動はカウンセリングというより、
教育の一端を担うもの、と認識していた
私にとって意外なものでした。

たしかに、ここで書かれているように日本語ボランティアにとって
「自分が日本語を教えること」が目的なのですが、
最も大切なのは、

自分が話し過ぎないこと

だと思います。


英語を身につけたい日本人が外国に留学することを考えてみると、
分かりやすいかもしれません。

やはり、学習者に一言でも多く、
日本語を話してもらうことが大切になります。

我が国では「やさしい日本語」というテキストを用いて
、日本語で日本語を教える「直接法」が主流です。

その理由の一つに、教師一人が複数人に対応する場合も多く、
英語で教えるより、やさしい日本語で教えたほうが
伝わりやすいということがあります。

2人を同時に教える場合一方がアジアの国の方、
他方が英語圏の方の場合も多くあります。

また、日本語は少し分かるがむしろ英語
(とくに日本人が話す英語)
が伝わりにくい場合も多いことがあり、
これが相手にとってストレスになる場合もあります。


この『日本語ボランティアの基礎知識』には
基本的なカウンセリングの知識がコンパクトにまとめられていて
初心者にも分かりやすいと思います。

必要になるのは、一にも二にも
傾聴すること」と「待つこと」です。

"外国人パートナーがまだ初級レベルの場合には、
以下の①〜③を行い「能動的な聴き方」をしましょう、と本書では述べています。

くり返す
  ⇒相手のことばをくり返し「そうですね?」と確認する。

話をまとめる
⇒相手の言いたいポイントを、わかりやすい日本語で整理する。

相手の気持ちをくむ
 ⇒不自由な言葉で話す裏側にある相手の心をくみとる。

外国人パートナーの日本語能力が上級レベルである場合には、
具体的に次の①〜③を行うことによって〈受動的な聴き方〉をします。

沈黙する
 ⇒黙って受動的に聴く。自分の意見やアドバイスは一度わきにおいて、
まっさらな気持ちで聴く。相手が黙ったら一緒に黙る。

あいづちを打つ
 
⇒あなたの話をわかっていますよ、と安心感を与える。
「そうですか」「へぇー」「そうだったんですね。うんうん」など。

もっと言葉を引き出す
 ⇒「それについて話してみませんか」
     「あなたはそれについてどう思いますか」
   など。”

さらに2章では

短い文ではなす
相手の知っている表現を使う
はっきり発言する
ゆっくり話す

このあたりは日本人同士でも、そうですね。

外国人学習者には、次のことも意識することも効果的です。

はっきり最後まで言う
「です、ます」で話す
余計なことばを使わない

そして、先ほども書きましたが

ボランティアが話しすぎない

本書では他にも、見立て動作などにもふれています。

コンパクトな薄い本なので、これから日本語ボランティアをしてみようかと、
うん難波さんのどに使えたの生徒である生徒である湘南道路してあるよヘアーこのパソコンも新しくして単語もうこれは古いからサポート青年だと考えている方にはオススメの一冊です。

私は「国際草の根カウンセラー」という呼び方が、
意外に気に入っています。



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