「日本語には文法がない」
「日本語には明確な文法がない」昭和九年に 出版された『文章読本』で谷崎潤一郎はそう述べている。
「今日学校で教えている国文法と云うものは、(中略)非科学的な国語の構造を出来るだけ科学的に、西洋流に偽装しまして、強いて"こうでなければならぬ”と云う法則を作ったのである。」
と谷崎は述べているが、もちろんこの
「日本語には文法がない」問題は諸説ある。
いずれにしても、私たち日本人にとって母国である日本語は、文法を正確に覚えていなくても、読み、聞き、話せてしまう。
しかし、日本語を正しく使えているか?と問われれば、どれだけの日本人が「使えてます」と答えるのか?
あまり目くじら立てても、今は老害と言われますから気をつけることも必要かも、。
確か、メソポタミアの壁画か何かにも「最近の若い者は、、」という意味の言葉があったそうで。
言語学者の金田一秀穂さんも「言葉は時代と共に変化していくもの」と過去に発言されていた。
かく言う私も、ブログなど人並みに書いてはいるが、とくに10代〜20代の頃は伝え方も知らず、「何を」「どう言えば」伝わるのか?さえ分からなかった。
社会人になっても、勉強不足で「自分の言葉を持っていなかった。
まぁ、「話す力」に関してこの時期は「黒歴史」の時代。
アパレルの店長時代の社長からは、英会話の本を読んでいたら「お前、英国やる前に日本語勉強しろ!」と言われたことも、、。
それが今では、外国人に日本語を教えるボランティアもしているのだから、不思議だと思う。
まだまだ見習いですが、。
あぁ明日は一度、見学させていただいた教室の日本語ボランティアの方の代理で、二人の外国人のサポートをすることになってりのだが、。
責任を感じつつ、楽しく学んでほしいと願うばかり。
私の目標としては、
一文を短く話す
相手の知っている表現で話す
相手に、なるべく多く話してもらうことが目的なので、こちらは教えるより、聞き役に徹するなど、他にもあるけれど。
きっと、彼らに教わることのほうが多いんだろうな〜。
では、また。
皆さまも、良い週末をお過ごしください。
#やってみて良かったこと #日本語 #日本語教育