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おじさん構文文化史:昭和から令和へ、愛すべき「クセ」の変遷
こんにちは、花音(カノン)です。いつもはメンタルケアや心理学の話題が中心だけど、今日はちょっと変わったテーマでお届けします。
その名も……「おじさん構文」!
私自身、普段SNSやメールでさまざまな文章を目にしているとき、「これが噂の“おじさん構文”か!」と感じたりします。。
身近だけど、ちょっと愛おしい(?)この独特の文体。
順番に紐解いていきます!
ところで「おじさん構文」ってなに?
「おじさん構文」とは、SNSやメール、メッセージアプリで、
中高年男性が若い世代に向けて送信する独特の文体を指す俗称です。
過剰な顔文字や絵文字(「(^o^)/」「( ^▽^ )」など)
ねちっこい改行や文末の繰り返し(「~~だね!!!!!」とか「どうかな????」など)
やたらテンションの高い挨拶と結び(「おはよ~~~(๑•̀ㅁ•́๑)✧」「また!ヨロシクお願いします!!」)
「懐かしい携帯メール時代っぽい!」とか「一周回ってかわいい?」とか感じる人もあれば、「読むのがなんだか疲れる……」という人もいる、ユニークで賛否両論な文体なんですよね。
携帯メールの黎明期から始まった「飾り文字」文化
1.ガラケー時代のメール装飾
昭和後期から平成初期にかけて、ポケベルというものを経て携帯電話が急速に普及しました。
当時はまだパソコンより携帯電話でメールを撃ったほうがカジュアルで「新しいコミュニケーション」だったんです。
機種依存絵文字や短い文章が主流だった頃、ガラケー同士なら携帯会社ごとに用意された色とりどりの絵文字が使えました。
絵文字を多くして派手に盛り上がるのが流行し、特定端末によっては文字化けしたり表示されなかったりトラブルも発生。
今見るとちょっとレトロな「キラキラ感」のある絵文字の世界が、おじさん構文の原型のひとつとして根付いたのではないか、言われています。
2. 文字数制限と文章の「詰め込み」文化
なお、かつては携帯メールで一度送信できる文字数が制限されていました。
短い言葉で要点だけ伝えるか、
この時代の名残で、一回の送信を“拝見”しようとかなり装飾やテンションを上げる癖が
ついた方も多かったかもしれません。
インターネット普及期~SNS時代への変遷
1.パソコン世代の「顔文字」文化
パソコンの普及やネット掲示板が盛んになり、「(^^)」「(^o^)」「orz」などの顔文字がブームに。今のスタンプ文化の先駆けとも言えますね。
掲示板やチャットでしっかり自分の気持ちを表現するのに、絵文字ではなく顔文字がいろいろと作られました。
「メールは携帯中心だけど、パソコンでも掲示板を使いこなしてた!」という中高年層には、顔文字を使うのが「ネットっぽさ」の象徴だったのです。
現在でも、「これぞネット文体!」という懐かしさから、そのままのスタイルでSNSを使い続ける方が一定数います。
2.ミクシィやブログ全盛期の「独特なテンション」
昨年末からmixi2がリリースされましたが、
2000年代中頃、SNSというとmixiが大人気でした。プロフィールや日記に、絵文字や顔文字をたくさん入れてテンション高めに書く文化がありましたね。
「コミュニティ」に参加してコメント欄で盛り上がるときも、「(^^ゞ」「( ´∀`)bCrads!」などの記号類が飛び交っていました。
その昔あった「相手との距離感を急に縮めるフレンドリーな文体」が、今の「おじさん構文」の土台になっていると考えると面白いですよね。
『おじさん構文』が愛される(?)理由
1.ほのぼの感とギャップ
今スマホやSNSに慣れている若い世代は、必要最低限の言葉やスタンプでサッととめるのが主流。
長い記事
呼び出し文字
一人で盛り上がってますか?テンションがドーンと近づいて、何ともいえないギャップを感じさせますよね。
2.「昭和風味」のノスタルジー
おじさん構文には、平成初期~中期くらいのメール文化が受け止められています。
「昔はこれが当たり前だったよね」という昭和・平成ノスタルジー
インターネット初期のいくつかの「手探り感」のあること
こちらも、おじさん構文の愛されポイントになっているでしょう。
おじさん構文の今と未来
最近は「おじさん構文ジェネレーター」のように、自動でそれっぽい文体を作ってくれるサイトも登場しています。 若者が面白くて自分から使ってみたり、ネタとしてSNSに投稿したりすることも。
もはや一部では「逆にオシャレ」(?)な文体として楽しむ動きもあります。
「おじさん構文クリエイター」の誕生など、ネットカルチャーとして確立しているのが続いております。
また、過度にプライベートを探索するようなメッセージなど「気持ち悪い」「ストレスになる」と敬遠されるケースもあります。
コミュニケーションの取り方も時代とともに柔軟に変わっていく必要がありそうです。
花音なりの「メンタルケア視点」ワンポイント
ここは普段の私のメンタルケア視点でちょっとアドバイス(?)を。
相手の気持ちを想像してみる
おじさん構文が届いたとき、思わず「うわっ」と泣きちゃうかもしれない。「過剰な配慮」に疲れたときはマインドフルに
いえ、「どう返信すれば……」と悩みすぎる必要はありません。 もし負担に感じるなら、スタンプひとつの軽い気持ちや、とりあえずの約束でさっと閉じる一つの手段。歴史や背景を知ると、少し見えてくるおじさん
構文の“元祖”は、携帯メールや顔文字文化の盛り上がったんだな……と知るだけでも、ちょっと受けとめ方が変わりませんか?
まとめ
「おじさん構文」は、昭和~平成の携帯メール・ネット掲示板文化、そしてSNSの進化を経て確立した**「日本のネットコミュニケーションの歴史」が詰まった文体**と言えるでしょう。ちょっぴりクセが強く、ノスタルジーとほのぼの感を同時に与えてくれる不思議な存在。
私自身、ふとしたメッセージで「これ、もしかして?」なんて思ったら、「あぁ、昔はこんな感じだったんだな~」とノスタルジーな気持ちになります。年齢や世代を超えて、言葉や表現をめぐる文化はどんどん変わっていきますが、それなりの変化を観察してみる面白いですよね。
今日は花音らしく(?)少しソフトな視点で「おじさん構文文化史」を振り返ってみました。メンタルケアとはちょっと離れたお話で結局、最後まで読んでいただけてありがとうございます。
それではまた別の記事でお会いしましょう。次回はメンタルケアの話題に戻ります……かもしれません!お楽しみに。
(注: この記事は「おじさん構文」という文体についての文化的・歴史的な考察であり、特定の個人を揶揄するものではありません。)
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