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2022年2月の記事一覧
天理教「みかぐらうた」第一節 まとめ
前回、文章が、長くなりすぎたので、まとめ。
「悪しきを払うて助けたまえ。天理王命」
神が人間に教えたこの言葉。
天理教のおつとめの場では、21回も唱える最重要の言葉です。
初心者はもちろん、上級者にまで通じる深い神の心が、この一節に込められているのです。
初心者
「神様、どうか私を助けて下さい」
中級者
「神様、どうか私の心を磨く力を貸して下さい」
上級者
「神様、私も神の一員として、世界を
悪しきを払うて、救けたまえ、天理王命 (天理教「みかぐらうた」 第一節)
天理教の「みかぐら」を拝読して、感想など綴らせて頂こう、と思って始めたこのnoteでしたが、なぜか一節からではなく、四節の「よろづよ八首」から始めてしまいました。
なので、仕切り直して、一節の「悪しきを払うて・・」を読ませて頂きます。
「悪しきを払うて救けたまえ、天理王命。(悪いことを払って、助けて下さい。天理王命様)」
この言葉は、人間の側から自発的に発せられた言葉ではないのです。
神が、人
【よろづよ八首 結論】人間の心の通りに、物事を動かす神
前回までの話を、まとめると、
世界の全ての物事を動かしている神は、「人間の心の通りに、物事を動かす」という理だけを守っている。
これが、分かれば、世界中の誰もが喜び勇む。
そして、喜び勇んだら、その心の通りに、助かるのだ。
という事になります。
一つ一つ検証してみましょう。
本当に、世界中の誰も、この神の胸の内が分からなかったのでしょうか?
似たような思想は、誰も説かなかったのでしょうか?
残
聞きたくば、尋ね来るなら、言うて聞かす、よろづ一切の元なるを。神が出て何か一切を説くならば、世界一列勇むなり。一列に早く救けを急ぐから、世界の心も勇めかけ。
ここまでは、神の胸の内が、どんな内容なのかが、言われて来ました。
しかも、本当にそんな話があるのか?というくらいに、みずからハードルを上げているのです。
神が初めて表に現れて、世界でこれまで誰も分からなかった神の胸の内を、神が直々に説いて聞かせるのである。
神が聞かせる話は、詳しく聞いたら、誰もが恋い慕わずにはいられない内容である。
そして、更に、
神の話を聞きたいなら、この神の館に、尋ねて
このところやまとのぢばのかみがたと いうていれどももとしらぬ このもとをくはしくきいたことならバ いかなものでもこいしなる
この所、大和の地場の神館と、言うていれども元知らぬ。
この元を詳しく聞いたことならば、いかな者でも恋しなる。
神様、みずから、めちゃくちゃハードルを、上げてきました。
これから神が、誰も知らない神の心を、今まで誰にも語ったことのない神の心を、初めて明かそうとしている。
それは、この神の館以外の場所ではありえない、と言っているのです。
今の奈良県の天理市で、当時の中山家を指して、神は「神の館」と