【ヤクルトのドラフト結果2019 その1】ドラフト2位の「吉田大喜」投手ってどんな投手!?
ちょっとタイミングを逸してしまった感もありますが、今日は野球のドラフトの話です。
プロ野球のドラフトは10月17日にありました。
僕の注目は過去にもブログに書きましたが、当然ヤクルトでした!
過去のヤクルト関連の記事はこちら:
・【ヤクルトスワローズ】交流戦まさかの全カード負け越し!再びメークミルミルを期待!!
・16連敗のヤクルトスワローズ!交流戦からの浮上で奇跡の優勝を期待!!
・「諦めたら試合終了」両者引かなかったヤクルト対阪神
ヤクルトは今年セ・リーグで最下位に終わり、小川監督は2年契約を更新せず退任しました。
そして、2軍監督だった高津監督が1軍の新監督に就任しました。
高津監督については、また別途記事を書きたいと思っています。
それはさておき、今年最下位に終わった原因の一つに投手陣が振るわなかったというのがあると思います。
そこで、今年のドラフトでは投手を中心にとると思っていましたが、まさにその通りで、ドラフト1位~4位まで投手でした!
そんなヤクルトのドラフト結果はこちら。
■ 1位 奥川恭伸(おくがわ やすのぶ)投手
■ 2位 吉田大喜(よしだ だいき)投手
■ 3位 杉山晃基(すぎやま こうき)投手
■ 4位 大西広樹(おおにし ひろき)投手
■ 5位 長岡秀樹(ながおか ひでき)内野手
■ 6位 武岡龍世(たけおか りゅうせい)内野手
今年は甲子園で注目を浴びた星稜高校の奥川投手を交渉権を引き当てたのは大きな話題となりました。
高津監督は就任早々大きな仕事をしてくれましたね♪
しかし、奥川投手の話題性が大きかった分、影に隠れてしまった印象のあるのが2位~4位の大卒投手ではないかと思います。
そんな大卒投手はいったいどういった投手なのか、個人的に気になったので調べてみました。
そした、奥川投手に勝るとも劣らないいい投手をとってあるじゃありませんか!
というわけで、今回はその中でドラフト2位指名の「吉田大喜投手」について書きたいと思います。
■特徴・経歴
名前:吉田 大喜(よしだ だいき)
誕生日:1997年7月27日生まれ
身長:175cm/体重:75kg
投手/右投右打
【経歴】
大阪府茨木市出身
大阪府茨木市立白川小(若鮎スポーツ少年団)
大阪府茨木市立東雲中学
大阪府立大冠高校
日本体育大学
【特徴】
最速151キロのストレートと制球力が持ち味
スライダー・スプリットなど多彩な変化球は切れ味が鋭い
本人も自身のアピールポイントとしてストレートのノビやキレやコントロールを挙げています。
球速もあり、変化球も幅があり、コントロールが良いと言うことなしの投手ではないかと思います。
そんな吉田投手の高校、大学時代の活躍はどうだったのか見てみましょう。
■高校時代は甲子園に行けず
高校は大冠(おおかんむり)高等学校という大阪府の公立高校でした。
甲子園の出場がかかる夏の大会に関して見てみると、
1年生のときからベンチ入りを果たし、控え投手として計4試合に登板していますが、大阪大会の4回戦で敗退。
2年生では大阪大会5回戦敗退。
3年生ではエースとして投げ、準決勝までいくも敗退。
というわけで、高校時代は甲子園出場とはならなかったようです。
ただ、大阪は大阪桐蔭を筆頭に私立の名門高校が多い中で、公立高校としてベスト4まで進出したのは7年ぶりの快挙として、当時から「公立の星」として注目を浴びていたそうです。
そういったところから、高校の監督から「力量を分かるために出してみたら?」と促され、高卒からのプロ入りを目指しプロ志望届を提出するも、指名はなかったそうです。
そして、日本体育大学に進学しました。
■大学でケガを乗り越えて
日本体育大学の野球部は首都大学野球連盟に所属しています。
1年生秋からリーグ戦に登板しており、7試合に登板し3勝、26回を投げ防御率は1.73でした。
2年生春は登板機会を減らし、夏に右肘およびハムストリングスの怪我をした影響で、秋はリーグ戦の登板はありませんでした。
3年生春は、7試合21回を投げ防御率は0.43でした。
3年生秋はリリーフ3試合と登板数を減らしてしまったそうです。
4年生春は7試合29 1/3回を投げ、1勝1敗、防御率は1.23の成績を挙げました。
これはリーグ1位の成績で、その実績から大学4年生の夏には日米大学選手権大会で日本代表に選出され、セットアッパーとして活躍しました。
日米大学選手権大会では5イニングを投げ防御率0.00でした。
そして今年の9月から10月かけてに行われていた4年生秋の大会は、5試合投げ1勝1敗、33イニングで5失点、防御率は1.36という成績でした。
大学での一番のエピソードは、2年時のケガなのではないかと思います。
高校時代はストレートの最高速度が146キロだったそうですが、大学で151キロまで伸びています。
その原因がケガをしたときにあったようです。
ケガをした直後に、コーチから『けが明けに成長するのがいい選手だ』と言われ、気持ちを切り替えレベルアップするためにあまり得意ではなかったウエートトレーニングに励んだそうです。
それがいい方向に進み、ケガが完治してからは、球速が伸びたそうです。
まさにケガの功名といったところですね。
しかし、ケガしたところで腐らずに、コーチの声に素直に耳を傾け、苦手なことにも取り組む姿勢が素晴らしいなと思いました。
ちなみに首都大学野球連盟に所属している選手の中で、今年のドラフトで指名されたのは吉田投手と、東海大の海野選手(ソフトバンクホークス)だけのようです。
首都大学野球の成績を見ると、他にも活躍している選手はたくさんいるので、プロに行く選手ももっといるのかと思っていましたが、意外に少なくてビックリしました!
それだけプロの世界に行くというのは狭き門ということなんですね。
■ まとめ
今回は、ヤクルトのドラフト2位指名の吉田大喜投手について紹介させていただきました。
奥川投手に注目が集まっていますが、吉田投手もかなり期待の先発候補の投手ですね。
大卒ということで身体も出来上がっていると思いますし、高校で指名されなかった悔しい経験や、大学でケガを克服した経験から、メンタルも強いのではないかと思うので、本当に即戦力として活躍してもらいたいなと思います。
ぜひ、奥川投手や他の投手と共に開幕から1軍入りを狙ってほしいなと思います!
そして、いろいろ調べてみて面白くなってきたので、次回はドラフト3位の杉山投手について書きたいと思います。