私たちの頭の中にはいつもあれこれと考えが浮かんでいます。考えようとしてないのに、あれこれと考えている。
それはまるで、頭の中にいるもう一人の自分とおしゃべりをしているようだとも言えます。その頭の中のおしゃべりをマインドトークと名付け、体験会やセミナーなどで説明すると、
・マインドトークは悪いもの
・マインドトークをしてはダメ
・マインドトークを消さなきゃ
・いくら頑張っても消えない自分はダメだ
などと捉える方がほとんどです。
そして、「無になろう」と思って瞑想や坐禅をして、「無になれなかったから駄目だ、自分は無理だ」と言われる方も多くいます。
いえいえ、マインドトーク自体は悪いものでもなければ、瞑想や坐禅は、‟いわゆる無”になろうとするものではありません。これについて、第26代妙心寺派管長であり花園大学学長を長く務められた山田無文老師がわかりやすくお話しくださっているので、一部抜粋し、今の時代に合った言葉にしてお伝えします。
「念」。つまり、マインドトークが生じたら、ただ気付く。
マインドフルネス道実践は、山田無文老師の言われる、“さらさらと心が流れる工夫”の方法です。
ぜひ一緒にマインドフルネス道生活を送りましょう。