![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173308647/rectangle_large_type_2_ca591d2b0357649c44a689d653fa7ecb.jpeg?width=1200)
中国発の生産性ツールLarkは日本で普及する? 現場の声とソーシャルワーク視点から検証
はじめまして、38歳のソーシャルワーカーとして、児童養護施設などで10年以上子ども支援の現場に携わってきました。私が大切にしているのは「セルフラブ」という考え方。支援を必要とする子どもたちに寄り添うためにも、まずは自分自身を大切にすることが重要だと感じています。
↑とても丁寧にLarkをいつも教えてくださる彩子さんの記事が好き。
最近、業務を効率化しながら自分のメンタルを守る方法を探している中で、AI活用やITツールの導入に興味が湧き始めました。特に注目したのが、中国で圧倒的な利用率を誇る社内ツール「Lark(飞书)」です。日本ではMicrosoft 365やGoogle Workspace、Slackなどが主流ですが、中国では「Lark」というグループウェアが急速に普及し、非常に高い評価を得ているとのこと。実際に上海在住アナリストの方の記事を読んでみると、その多機能性と使いやすさが魅力的だと感じました。
Larkが持つ多機能性のインパクト
Larkはチャット機能、ビデオ会議、ファイル管理、スケジュール調整、勤怠管理など、日常業務に必要な機能を一元化しているのが特徴です。私のようにITが得意ではない支援者にとっても、アプリやソフトがバラバラになるより、ひとつのプラットフォームで完結するほうが負担が少ないと感じます。
また1人で10名分の働きを実現するAIソリューションが注目されていますが、現実的には補助的なサポートとして業務を効率化するイメージでしょう。子ども一人ひとりと向き合う時間を確保するためにも、事務作業をできるだけ自動化・効率化する取り組みは大切だと痛感しています。
セルフラブとAIが両立するメリット
「AI=冷たい」「人間味が失われる」という不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私が思うセルフラブは、“自分のケアを大事にしつつ相手にも十分な時間とエネルギーを注げる状態を作る”こと。
AIチャットボットやグループウェアを活用すると、どうしても苦手意識のあった書類作業や日報整理などが効率化され、自分のメンタル負荷を軽くできます。その分、子どもとゆっくり関わったり、自分自身をリフレッシュさせたりする余裕が生まれるのです。
Lark導入を考える上でのポイント
セキュリティとデータ保護
福祉施設やソーシャルワークの現場では、守秘義務が非常に重要です。ツール導入時には、データの安全性や情報漏洩リスクをしっかり確認する必要があります。サポート体制
日本語でのサポートがどの程度整っているか、導入時のトラブル対応はどうかといった点も要チェックです。組織全体の理解
いくら便利なツールでも、現場全体の意識がそろわないと使いこなせません。導入前にメリット・デメリットを共有し、試験運用期間を設けるとスムーズです。
ソーシャルワーカーとしての私の展望
私自身、長く支援の最前線に立ってきたからこそ、疲れやすさや燃え尽きの危機感を何度も経験してきました。でも「セルフラブ」を意識しながら、AIやLarkのようなITツールを活用できれば、“自分も満たされる支援”がより実践しやすくなるのではないかと期待しています。
たとえば、勤怠管理や議事録作成を自動化すれば、スタッフ同士のコミュニケーションに時間を回すことができます。心のケアが必要な仲間同士で話し合いの機会を増やし、支援対象の子どもや家庭に対しても質の高いサポートを提供しやすくなるでしょう。
まとめ
AIやグループウェアの導入は、“支援の現場に冷たさをもたらす”というよりは、“人間が本来取り組むべきケアに集中するためのサポート”と考えています。私たちソーシャルワーカーが自分自身を大切にしながら、より多くの人に目を向ける仕組みを作る――そこにAIやLarkが力を発揮できる可能性は大きいと感じます。
もし興味を持たれた方がいれば、まずは無料プランなどで使い勝手を試してみるのもよいでしょう。支援者が燃え尽きない環境づくりは、結果的に支援を必要とする人々の安心につながるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これは .Ai カレッジで学んだ内容のアウトプットです。