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【偏差値40の高3が偏差値67国立大学に現役合格】 共通テスト 会場の下見を直前にするべきか問題 & 当日の持ち物チェック


■共通テスト会場の下見、しますか?


うちの息子の場合・・・
▼高校の先生は「行くべき」派
▼塾の先生は 「べつに行かなくていい」派

周囲の大人の意見がまっぷたつに分かれていて
息子は悩んでいました。

それぞれの言い分としては
高校の先生「当日迷わないように行くべき」
塾の先生 「当日、人の流れがあるし、迷うことはないから、
      それよりも勉強したほうがいい」

それぞれごもっともの意見だから、生徒は迷う。

悩んだ挙げ句、うちの息子は、下見をしました。
それも共通テスト1週間という直前に。

塾の先生には「下見に行くなんて、余裕だね」と言われたそうですが、
結果として、下見をして良かったと息子は言っていました。
その理由とは?

やってわかった下見の経験談をお伝えします。


下見をするメリットは4つありました。

【下見のメリット①】 「乗り物酔いしない」と思える安心感

うちの息子は、ふだん電車に短時間しか乗らないため、
乗りなれない乗り物(バスやモノレール・船)に乗ったり、
長時間電車に乗ると、酔うことが時々ありました。

旅行などでは乗り物酔いの薬を飲むこともありましたが、
眠くなるため、共通テスト当日に飲むことなんてできない。

共通テスト当日に、乗り物酔いしたら、ヤバすぎる!!!

しかも、
共通テストの会場は、行ったことのない街にあり、
電車とバスなど、いろんな行き方がある。
どのルートがベストか親もわかりません。

でももう高3ですから、本人の判断に任せるしか無い。

結果「下見に行ってくる」と決めた息子は、
共通テストの1週間前に、ひとりで出かけて行きました。

乗り物酔いしてないか、親は心配でしたが、
結果「全然だいじょうぶだった」と笑顔で帰ってきました。

下見をしたおかげで「おれは、この行き方なら、乗り物酔いしない」という自信が得られる。
これが大きかったと思います。


ちなみに・・・
あんまり、乗り物酔いについて親があれこれ言うと、
余計に本人が乗り物酔いを意識してしまうので
あんまり言わないのも大事です。
基本的に、本人に任せましょう。


【下見のメリット②】 下見なら思いっきり迷える

最も下見をしてよかったと思ったのは「下見で迷った」から。

息子の場合、
共通テストの会場は大学で、大きい建物だったため、
駅前から建物が見えていたそうです。

「あの建物を目指して歩けばいいだろう」くらいで息子は駅から歩いて行ったそうなのですが、雰囲気で歩いていたら、よくわからない道に入ってしまい、迷ってしまった。

でも、そのとき、
同じ学校のクラスメイトが偶然道を歩いていた。
彼も下見に来ていたとのこと。

「これから会場に行く」というので
クラスメイトと一緒に行ったら、そのあとは迷うことなく着けたそうです。

「いや〜、建物は見えてるのに、ぜんぜん着かないから焦ったよ〜」
「あいつがいて、よかったよ〜」
なんて、のんきに言っていましたが
これが当日だったら、大変。

塾の先生は「人の流れがあるからだいじょうぶ」と言っていましたが、
実際の共通テスト当日のことを
息子はこう言っていました。

「同じ駅で2つの大学があって、両方、共通テストの会場だったから、
 下見をしていなかったら、流れに乗って違う会場に行っていたかも」

今だから笑い話ですが、本当に当日間違ったら笑えません。
20分遅刻したら、失格。試験を受けられないのですから。

「人の流れ」は場所によっては、要注意。
そのため、下見は重要です。


【下見のメリット③】  会場の「朝の寒さ」がわかる

学校の先生から「当日と同じような、午前中に下見に行くように」と言われていた息子。
素直に、先生に言われたとおりに下見に行っていましたが、
結果、当日の「朝の寒さ」がわかって良かったそうです。

それも、1週間前という直前に下見に行ったからこそ
1月半ばの寒さがわかる。


息子は「手がかじかむほど、寒かった」と言っていました。
会場に到着したらすぐにテストが始まるので、朝、手がかじかんだら、大変。

1月の朝の寒さ、
しかも行き慣れていない会場の寒さは、実際に行かないとわかりません。

一度体験するのと
当日寒さに驚くのとでは、メンタルがだいぶ違う。

「一度会場に行った俺は、他の受験生より会場のことも寒さもわかっているから、リラックスしている」
そんな自信が受験には大事です。


【下見のメリット④】 当日の服装やカイロを試せる


下見の日は、共通テスト当日と同じ服装でいくことも重要です。

それは、服装だけじゃなく所持品も。

息子が通っていた塾では「試験当日、カイロは必須」と言われていました。
塾からもカイロをプレゼントされるほど。

親としては
「なぜ受験生にカイロ?」
「スキーに行くわけじゃないんだから、カイロまで必要ないでしょ?」
と思っていたのですが、
実はカイロ、重要でした。

「手がかじかむ」ことは試験には大敵だからです。

朝の会場は、想像以上に寒い。
そのためにカイロは必須なのです。

しかし、うちの息子はカイロを使ったことがない。
そこで、下見の日に、人生で初めて
ポケットにカイロを入れて会場に行っていました。
「カイロってもむと熱くなるんんだね」なんて言いながら。

結果、息子はあんまり使わなかったそうですが、
「カイロがあるから、手がかじかんでも大丈夫」
という「安心感」が得られる。
そこが大事です。


■下見が終わったら、持ち物を準備


下見が終わって安心感が得られたら、持ち物を準備しましょう。

共通テストや大学によって
試験中、机に出していいものが違います。
当日慌てて準備しなくていいように、
事前に、持ち物や「机の上に出していいもの」をチェックしておきましょう。


うちの息子が準備していたものは・・・

<机に出すもの>

・受験票
・鉛筆(マークシートに使いやすいもの)
    ※うちの場合は神社でもらった鉛筆も何本か。気持ちです気持ち。
・鉛筆削り
・消しゴム2〜3個(転がらないもの)
メガネ(うちは普段コンタクトでしたが、万が一の時のためにメガネ必須!)
・目薬(花粉症など気になるときなどに。安心用)
・ティッシュ(中身だけ取り出したもの)
無地のハンカチ(鼻水対策)アルファベットなどが無いものを。
時計2〜3つ(どれか1つでも間違っていた時のために複数用意)

⇒あんまり大量に置くと、じゃまになるので
 ベストの配置などは考えておきましょう。

⇒我が家の場合、意外と「無地のハンカチ」が家になくて慌てました。

⇒机に出してよいものは、共通テストの募集要項で最終的にご確認ください。

<持ち物>

・マスク
・カイロ
・水筒
・食べ慣れたランチ(うちはおにぎり2つでした。食べすぎると眠くなるので)
・チョコなどの菓子(休み時間に血糖値を上げるために)
・学生証
・折りたたみ傘
・お金、定期など
・消毒液、消毒ティッシュ
・常備薬があれば

⇒我が家は集中するために、スマホやタブレットは持っていきませんでした。
 しかし、連絡などで使いそうな方は準備を。

⇒ランチは、ふだんから食べ慣れたものが良いように思います。
 我が家の場合、冬休み期間、毎日おにぎり2つを持って自習室に行っていたので
 共通テストの日もふだん通り「おにぎり2つ」に。
 「これ以上食べると午後眠くなる」という息子の経験から生まれた
 ちょっと少なめのベストな昼食。おなかがすいたら休憩時間にチョコでカバー。
 リラックスして試験に挑むためには「ふだん通り」が大事です。


<服装>

・無地の服
・暑さ寒さが調節できる服
・履き慣れた靴

⇒うちはTシャツの上に無地のトレーナーに着て、
 暑かったらトレーナーを脱ぐと決めていたようです。
 これも、毎日塾に着ていっていた「いつもの服」でした。


とにかく、
試験当日は、メンタル重視!
どれだけ平常心を保って挑むかが大事です。
不安をできるだけなくすためにも、
下見や持ち物の準備をしっかりと。

あくまでも息子の場合の経験談でした。

少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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