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人生の正午、人生の折り返し地点、とも言われる中年期。


40〜50代の中年期においては、仕事や家庭、プライベート、自身の身体においても、様々な変化が訪れます。

例えば、

仕事だと、
①中間管理職という肩書きで部下を束ねつつ、上司の機嫌も伺う、板挟みの立場に立たされる、
②新しいことにチャレンジする、ということも無くなり、仕事に対して意欲がなくなる、
③考え方が保守的になる、
④最新の技術への対応が難しくなり、過去の成功体験に固執する、

家庭だと、
①子供を持つ人では受験や進学、就職、子供の巣立ち、
②夫婦なら、長年連れ添っていくうちに生じる価値観のズレ、すれ違い、
③親も高齢となり、介護や施設への入所、同居の問題、

身体的な事だと、
①体力の衰え(身体的、性的機能)、
②白髪などの老化、更年期障害、
③記憶力の低下、
などなど。

これら上記に挙げたような、自身の様々な変化にイヤでも向き合う時が、中年期には必ずやってきます。

そしてこの中年期は、

自身の人生の見直しと価値観を転換する、新たなアイデンティティ(自分らしさ)を模索する必要があるのです。


今まで仕事一筋で頑張ってきたが、早期退職したものの、自分は何がしたいか分からない、

専業主婦として子育てに一生懸命邁進してきたが、子供が就職と共に実家を離れ、この先自分は何を生きがいにすればいいのか分からない、

と、このように自分を見失うのも、中年期に多く見られます。

会社がつまらなく思えての出社拒否、夫婦関係に陰りが見え始めての帰宅拒否、子供が巣立ってしまったことでの空の巣症候群、うつ、自殺願望。

これらの感情が自身の心の中から、フツフツと湧き上がってくる。

これが中年期クライシス、と呼ばれるものです。

では、この中年期をどうやって乗り越えたらいいのか。

それは、

あなたが自分自身と正直に素直に向き合う、

ということです。

それは自分がこの先どうしたいのか、残りの人生をどう過ごしたいのか、を

自分自身と対話する

と、いうことです。

湯船に浸かっている時、トイレの中、車を運転している時、布団に入った時など、

一人でふと考える時間を作りましょう。


頭の中だけでは自分の考えがまとまらない、ぐちゃぐちゃになる、という方は紙やノートに書き記すことをお勧めします。

書くことで頭の中が可視化され、書く動作と書いた文字を見る動作のダブルの動作で、自分の考えがクリアになっていきます。

そしてある程度、自身の方向性が見えてきたら、あなたの大切な人にその素直な気持ちを伝えましょう。

あなたの大切な人生、悔いのないように過ごしてほしいものです。

あなたにとって今日も良い日でありますように🐶