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コロナストレスに打ち勝つ 「こころを元気にするトレーニング」

コロナストレスでメンタルヘルス黄信号!?

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● コロナ禍で女性の自殺者が増えている
● コロナストレスがメンタルヘルスに悪影響
● こんな時こそこころのセルフケアが重要

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 新型コロナウイルス蔓延による劇的な環境変化、それにまつわる不安・ストレス。警視庁のデータによれば、コロナ前まで10年連続で減少していた自殺者は20年7月から連続で前年比増となり、女性の自殺者は10月には83%も増加した(前年同月比)。コロナストレスが私たちのこころの健康=メンタルヘルスに悪影響を及ぼしていることを示唆するデータだ。

 コロナ禍により社会経済状況、仕事・家庭環境が大きく変化している。誰にとっても変化はストレス。世界のあらゆる常識が変わるアフターコロナ時代には、そんなストレスに対処し、メンタルを保つ力が重要になる。

 そんな中、子育て女性を対象に、スマホ動画を活用したメンタルトレーニング(文科省助成事業)がリリースされる。開発者であり、東洋大学現代社会研究所・研究員でもある島田恭子博士に話を聞いてみた。


動画で学ぶメンタルトレーニングを開発したきっかけ

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● コロナ禍だからこそ、こころのセルフケアを身につけて欲しい
● セルフケアのスキルは一生の財産に

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ー どうしてコロナ禍の今、ママ向けのメントレを開発したのですか?

 一家の健康の鍵を握るママが、ご自分やご家族のために、こころを自分でケアする力を、気軽に身につけてほしい」そんな思いからです。
 スマホやタブレットで動画視聴しながら、お手軽にこころを元気にする力をつけられます。
 今は感染症のストレス、仕事・生活環境の変化、何かと思いどおりにならないイライラや今後の不安など、ネガティブなきもちがいっぱい。こんな時こそ、すぐに使える「こころを元気にするコツ」をお伝えしたいと思いました。
 忙しいママなので、細切れ時間に、楽しみながら続けられる工夫をしました。ママやご家族にとって一生の財産になるような知恵をもらえる、そんなプログラムになっていると思います。ぜひ、お子さんやパートナーなど、身近で大切な方たちにも、学んだことをお伝えいただきたいです。


コロナ禍でもハッピーになれるコミュニケーション術

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ー 最近、職場でも家でもなんだかギスギスが増えた気がします…。

 東日本大震災の時もそうでしたが、コロナをきっかけに、家族や職場の結束が固まる場合もあれば、一緒に過ごす時間や問題が増えて、逆に関係が悪化する場合もあります。それらを分けるものはなんでしょうか。
 
 考えられる要因の1つが「適切な言い方(コミュニケーション)ができるかどうか」です。
大きな変化や解決すべき課題が起こった時、一緒に向き合う相手との関係が良いと、より良い方向にむかいやすく、私たちのメンタルヘルスも良くなりますよね。この「相手との良い関係」に効いてくるのが「良質なコミュニケーション」なのです。

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 たとえば自粛やテレワークで家族と過ごす時間が増えた時、良い対話ができていると関係が良くなり気分も良いのを実感するでしょう。 一方、ちょっとした不満を感じた時、その伝え方によっては、関係がギクシャクし、ブルーな気持ちがしばらく続いた、という経験のある方も多いと思いのでは?これは、相手がパートナーでも子どもでも親でも、職場の上司、部下、同僚でも同じです。
 
 これからのアフターコロナでは、予期せぬさまざまな変化に直面することになります。そんな時、不安な気持ちを適切なコミュニケーションで前向きに共有できたら、相手との関係も、お互いのこころも安定するでしょう。

 私たちのメンタルトレーニングは、そんな適切なコミュニケーションと、その背景にある対人関係にアプローチします。医療機関で気分障害などの患者さんに用いる科学的効果が示された手法を、動画やイラストでわかりやすく見ていくことで、より良い人との関係や対話の仕方を知り、こころを元気にするお手伝いをします。


アフターコロナを自分らしく生き抜く技術

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ー これからのアフターコロナ時代に向けて、わたしたちに必要なのは?

 それぞれの分野でアフターコロナ を生き抜くスキルがあるかと思いますが、精神予防医学的見地からはやはり、”こころを自分でケアする、セルフケアのスキル”だと思います。私たちはこれをココカル(=ココロをカルくする)スキルとよんでいますが、この”ココカル”力があれば、予測不可能で変化の激しいアフターコロナにおいても、自分らしくしなやかに生き抜いていくことができるでしょう。

 ココカルには先ほどの”適切な言い方(コミュニケーション)”に加え、3つの感覚:バランス感、コントロール感、適度な距離感、が必要です

1. 物事をなるべく多面的にとらえるバランス感覚
2. どうにもならない環境でも、自分ができることをするコントロール感
3. 周りと境界線を引くことができ、適切なサポートがし合える適度な距離感

  たとえばアフターコロナで、大きな変化が身に降りかかってきたような場合、その変化とそれにまつわるポジティブ・ネガティブ面を冷静に見て、自分がコントロールできる部分を見つけ、心理的距離感をもって適切な自己表現を続けていれば、少しずつ不安やストレスが減っていき、ココカルになります。
 「ココカル3つの感覚」は、全て私たちのトレーニングに含まれる要素です。これらを意識できると、アフターコロナ のタフな環境下でも、自分の軸をもち、ココカルに、過ごしていけます。


海外ドラマのようなカウンセリングを自分の手で

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セルフケア

 アメリカなど欧米の先進国では、意識の高い方やエグゼクティブを中心に、より前向きな人生や仕事の活性化、周りとのより良い関係のために、定期的なカウンセリングでアドバイスを受けるのが当たり前です。映画や海外ドラマで、そんな光景を目にすることもあるでしょう。

 日本ではまだまだ病気の治療という域を出ませんが、確かに病院やクリニックで行われるカウンセリングには、日常生活に応用できるアドバイスがいっぱい。ちょっとしたコツを知るだけでココカルになることを知りました。それをわかりやすくカンタンにお伝えできたら…と思いました。

 今はコロナ禍ですから、どこかに行かずともご自宅などお好きな場所で、手が空いたスキマ時間に、タブレットやスマホで動画を楽しみながら、カンタン・お手軽に、こころを元気にする知恵や、こころの自分ケアの方法を知ってもらいたい。
 それがこのトレーニングでは可能です。科学的に効果が示された対人関係療法に基づきつつも、楽しみながら知っていただけるよう、動画や事例を工夫しました。

ー 今回ご紹介したHIPCom(ヒプコム)では、エビデンスのあるメントレを採用し、コロナ禍の現状に近い事例を取り上げているとのこと。コロナ禍の今こそ、楽しく楽に身につき、すぐに使えるスキルを身につけてはいかがでしょうか。(ライター:Ezumi)

文科省助成事業「ママのためのメントレ・HIPCom」(参加無料)の情報

■プレスリリース:
   子育て女性参加無料! オンデマンド型メンタルトレーニング「HIPCom」

■公式サイト:  HIPCom(ヒプコム)
■参加登録 :  参加登録フォーム
■Facebook:    ママのためのメンタルトレーニング:HIPCom

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島田恭子(保健学博士)
略歴:東京大学大学院医学系研究科にて公衆衛生学修士・保健学博士号取得。大学講師として教育研究活動に携わるかたわら、対人関係の円滑化を支援するココロバランス研究所を設立。相談対応のほか、企業・自治体での講演を行う。精神保健福祉士(PSW)。

■ママのためのオンデマンド型メンタルトレーニングHIPCom(ヒプコム)
 ・UMIN臨床試験登録(UMIN000041790)
 ・東洋大学社会学研究科倫理審査承認(P200015)




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