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配偶者からの身体的暴力や性暴力を受けている、女性が年間11万人を超えている
そうなのです、平成14年には3万5千人もの女性被害者があったにも関わらず、平成30年には更に11万4千人を超える配偶者からのDV(身体的暴力)や性暴力を受けている女性がいるのです。
わたくしより:今回から有料ブログ(100円)とさせていただきました。わたくしが「女性」になるための資金にしたい思いからです。但し無料で最後まで読むことはできます。是非何卒ご理解頂きますようよろしくお願いします。
日本だけではなく世界の問題
最近、最寄りの役所に行くと目に入るのが、「配偶者からのDV・性犯罪の撲滅」と書かれたチラシやカードやフラッグを見かけませんか?
世界的に女性の権利保障が進んでいるとされるフランスですが、男性配偶者や恋人からのドメスティックバイオレンス(DV)による女性の死者数は年間120人を超えています。
世界規模でいうと女性の3人に1人が暴力を受けた経験がある、というデータもあります。
深刻なDVや性暴力
実際、SDGs「持続可能な開発目標」の目標5は「ジェンダー平等」をうたっています。ジェンダーとは、「社会的意味合いから見た、男女の性区別」のことを言います。その中にも女性への暴力について書かれているのです。
最初はタイトルも「SDGsの学び」にしようと思ったのですが、わたくしの思いを感じてもらうために、敢えてこのようなタイトルにしました。
また、女性側からの男性への口撃虐待・暴力虐待についても存在はしますが、今回は話題を避けておきます。
どうして暴力は起きるのか?
残念ながら、女性の社会参加にも通じており、多くの場合において、男性は女性よりも経済的・身体的・社会的により強い立場にいるのが現実です。そのような立場を当然と考え、またその権力を使って暴力をふるうのです。
わたくしは2年間大阪府主催の認定講習で「人権擁護士」の資格を持っています。これはこの問題に限らず、世の中の理不尽な現実を課題化し学び活動できるものです。私の場合はLGBTや障がい者のことでの話が多いですけれど、
実際に「女性への非暴力の活動」をされている方は多いです。
体力的には一般的に男性の方が女性の方より体力は勝ります。この現実をいいことに男性のストレスのはけ口として女性がターゲットになるのはおかしいことなのです。これでは絶対いけません。それについて「ホワイトリボンキャンペーン」というものがありますので最後にご案内します。
警察への通報と女性暴力センターへの相談
緊急の場合は、有無を言わさず110番してください。平成30年で警察への通報は7万7千人に達しています。
全国に「配偶者暴力相談支援センター」があります。
ご参考にしてください。
女性は優しいので中々暴力を受けながらも、逃げようとしないのです。
ですから男性は調子に乗ってDVや性暴力を止めないのです。
暴力中をお子様が見ていたら、これは児童虐待の心理的虐待に当たります。配偶者を犯罪者にしたくない、という気持ちは捨ててください。これはあなたの或いはお子様の命に係わることです。
そして逃げてください。
全国にあるシェルター(住居)
これは、極秘情報なのでここへ書くことはできませんが、全国に通称シェルターと言って一時避難できる住居があります。
そこで心と身体を癒し、人生の再出発をすることが目的なのです。
先ほど、逃げてください、と言ったのは、昨今の警察は頼りないので犯罪者を解放してしまう場合もあるからです。そうなると配偶者は逆上して更に状況が悪化するからです。
シェルターの場所は事前に情報を仕入れてください。基本的に知っているのは各行政の「女性相談」窓口になります。警察にも、事前に「最近暴力を受けることがある」ということを相談しておいてください。
行政に相談すると、そのようなNPO団体や女性活動家や弁護士を紹介して相談を受けてくれることがあります。
わたくしの知っている弁護士(大阪市)はNPO団体を立ち上げシェルターまで用意しています。
その他困ったときは、contact@kokoro-sukui.jp こころすくい、まで
ホワイトリボンキャンペーン
女性虐待防止の象徴はパープルリボン、児童虐待防止はオレンジリボン。
リボンには色々な活動を象徴するカラーがあります。
ここにホワイトリボンというものがあります。
意味は「暴力を選ばない、男たちのアクション」であり、
男性から女性への非暴力宣言なのです。
通称:ホワイトリボンキャンペーン、3つの思い
1.身近な人々に対して、常にフェアな態度で接し、社会にある暴力に「沈黙しない」ポジティブな生き方を示す「フェアメン」。私たちの目指す姿です。
2.性暴力、ハラスメント、いじめ…社会にあるさまざまな暴力にNOを示すホワイトリボンキャンペーン。この世界最大のキャンペーンについて知ってください。
3.男性の「非暴力宣言」。私たちホワイトリボンキャンペーン・ジャパンの設立に寄せた思いです。
ホワイトリボンキャンペーンが始まった背景。
ある痛ましい事件があります。カナダの歴史に永遠に残り続けるであろうこの「モントリオール理工科大学事件」は、その後の銃規制や差別撤廃に対する意識をがらりと変えた大事件です。
1989年12月6日、同大にライフル銃とナイフを持った25歳の男が侵入、女性の権利拡張への反対を叫びながら、女子学生ばかり14人を殺害し、自殺を図りました。
事件の1年後に公開された男の遺書めいた手記には、自分の人生がうまくいかなかった原因を女性の権利拡張に求め、その論者である女性たちを逆恨みする内容が書かれていました。
この事件は、カナダ国内に大きなショックを与え、また女性に対する暴力とその背景を女性蔑視の深刻さを、世界中に知らしめることになりました。
事件の2年後、カナダの国会は12月6日を、女性に対する暴力に関する追悼と行動のための国家的記念日にすることを宣言しました。
1991年の晩夏、この事件を重く受け止めたカナダの3人の男性、マイケル・カウフマン(Michael Kaufman)、ジャック・レイトン(Jack Layton)、ロン・スルーザー(Lon Sluser)は、
「自分たち男性には、女性に対する暴力に反対の声を上げる責任がある」との思いから、アクションを起こすことを思い立ちました。
そして同年11月下旬、彼らはカナダ各地の何人かの男性賛同者とともに、カウフマンが起草した「WRC基本原則の声明」を掲げました。カナダ全国で約10万人もの男性が賛同、女性への暴力をなくすための議論を始めました。
これをきっかけに、11月25日(国連「女性に対する暴力撲滅の国際デー」)から事件の日付の12月6日までの期間、ホワイトリボンキャンペーンが行われるようになりました。
女性への暴力だけではない、世界中の女性を守るため
途上国の女性が妊娠・出産すること。それは、日本では考えられない高い死亡率と隣り合わせのできごとです。
いま、開発途上国では、多くの女性が妊娠・出産によって命を落とし、新たな道、夢、そして未来が奪われています。
栄養失調や栄養不足、劣悪な衛生面、技術と知識のある助産師の不足、保健医療サービスの欠如、数多く広がる無医村、古い因習・・・。
途上国のお母さんや赤ちゃんの命を救うため、ホワイトリボン運動がスタートしました。
1999年、ホワイトリボン・アライアンス(WRA)が設立され、現在では世界155ヶ国の団体や個人が、ホワイトリボンの名のもとに集い、
世界中のお母さんが安全に妊娠・出産を迎えられる世界を目指して、草の根の支援活動を行っています。
最後に
胸に重くのしかかる、人としての責任。
(瑚心すくい)
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