#26_イライラの背後には期待がある
「心のストレッチルーム」前田泰章です。
今回は、「イライラの背後には期待がある」についてのお話です。
「自分のイライラ体質を直したい」
「人に対してすぐにイライラしてしまう自分を変えたい」
でも、どうしたらいいのかわからない。
そのように思う人には、ぜひ目を向けてほしいことがあります。
せっかくディズニーランドにデートに行ったのに、ケンカになって気まずい雰囲気で帰ってきたという人がいます。
話を聞いてみると、
乗り物に乗ってちょっと気分が悪くなったのに、こっちの調子が悪いことに気づかずにはしゃいでいるし、昼食をあまり食べずに残したのに、心配してくれないし、だんだんイライラしてきて、無視したり、攻撃的なことを言ったりして、気まずい雰囲気になったのだと言います。
この場合、「こっちの体調が悪いことに気づいてほしい」といった期待が強いためにイライラしていたのだとわかります。
言わなくてもわかってほしい。
察してほしい。気づいてほしい。
そうした期待が強いために、期待通りにならないとイライラするのです。
そして、せっかくのデートを台無しにしてしまいます。
このような場合、「言わなくてもわかってくれるはず」といった期待、そして、「言わなくてもわかってくれるべきだ」といった思いがあるからイライラするのです。
そんな期待などせずに、「ちょっと気分が悪くなっちゃった」と素直に言えば、気まずくなるようなことはなかったでしょう。
はっきりと伝えれば、「わかってくれない」とイライラすることもなかったでしょう。
相手もそう言われれば、一人ではしゃぐことはなかったでしょうし、お互いにイライラせずにすんだはずです。
親や配偶者などの家族にイライラするという人もいますが、それは家族を非常に身近に感じていて、「わかってくれるはず」と期待しすぎているからと言えます。
逆に言えば、友だちや恋人、親や配偶者などに何も期待していない人は、べつにイライラすることはないはずです。
だからといって、期待するからいけないんだ!期待なんかしないほうがいい!というのもちょっと寂しいですよね。
お互いに相手が気遣ってくれるはず、わかってくれるはず、と期待することができる関係というのは、とても貴重な存在です。
では、期待しつつ、イライラしないためには、どうやって自分の心をコントロールしたらよいのか。そこが課題になります。
そんな「あなた」になることができたら、人間関係は今以上に良くなることでしょう。
(前田泰章)
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