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クロロの『次善策』とは? 【HUNTER×HUNTER 考察】

結論から…それは

・ヒソカを『強制的に団長に任命する』こと
 それで団員を殺せない縛りをかけることである

・ヒソカに殺された瞬間、死後の念が発動
 クロロの額の刻印がヒソカに移動する(引き継ぎ完了)

・ヒソカが団長責任を放棄した場合、永続的な“絶”となる

・クロロの額の刻印は、リーダーとしての責任を背負わせる能力だった

・フロアマスターが蜘蛛の団長を襲名したことで世間は大騒ぎ
 幻影旅団への『畏怖』はこれからも保たれる

・スキルハンターを継承し最強の存在になれたにも関わらず
 旅団のために嫌いなパーティープレイを演じ続けることになる
 『ピエロ(旅の一座の道化師)』にふさわしい末路である

・すでにその準備(刻印改造)は整い、旅団は続く

↑おそらく刻印のデザインがすでに変わっている
だからバンダナで隠している
(週刊少年ジャンプ2024年50号360p)


団長の命は 新団長の命でしか贖えない

旅団(オレ)はヒソカを拒まない

だから旅団(オレ)から団員を奪うな 

(HUNTER×HUNTER モノクロ版 38巻)


……という説です
この説は過去記事『クロロの刻印は受け継がれる説』から思いつきました


まず、それが最善策でも次善策でも
『ヒソカを止める』ことが大前提にあると思います

『第2のクモ』を外部に作っておくという説は説得力がありました(※)

問題があるとすれば『第2のクモもヒソカに狙われる』という点です

ヒソカが生き残ってる限り、クモが潰されるリスクは常に付き纏います

団長がそれをさせないためにヒソカを道連れにするつもりならば
それは次善策ではなく、クロロにとって最善策だと思うのです

団長は自分の命など二の次なのですから
『自分が生き残る』のが最善で『ヒソカを道連れにする』のが次善だとは考えません
どちらも旅団(仲間)を守れるという意味で最善策です

次善策とはあくまで『ヒソカを殺せなかった場合どうするか』の対策です

つまりヒソカは殺せないが、ヒソカを縛るための準備はすでに整っているわけです

それが『無理矢理ヒソカを団長に任命する』作戦なのではないか?

長老のサン&ムーン(刻印)と、クラピカのチェーンジェイル(絶)に着想を得て
もともと額の刻印は『リーダーにあるまじき行為をしたら爆発する』という内容だったのを
ヒソカのゴムに対抗するために強制絶に改造したのではないか?
もちろんアベンガネの経験から除念対策もバッチリな形で

その改造により、刻印のデザインはすでに変わっているのではないか?

額の刻印がピカーッ!って光ってもいいくらいの勢いなのに
なぜか隠れているのに違和感

そして『永続的な絶』という強力なデメリットを背負わせるために
『スキルハンターをヒソカ(新団長)に継承する』というメリットを与えた
その代わり団長責任をしっかり果たせというルールを設定したのではないか?

旅の一座(旅団)として道化師(ヒソカ)を迎え入れる

それによって、クロロは解散を防ごうとしている

(HUNTER×HUNTER モノクロ版 38巻)

幻影旅団として、クロロとして
最善(ベスト)ではないが次善(ベター)な選択
つまりビターエンドと言えるのではないでしょうか?

最愛の人(クロロ)に先立たれ、旅団のリーダーとして
やりたくもない道化(パーティープレイ)を演じ続けるハメになる
あまりにも滑稽で哀しい末路

ヒソカは地上最強になる代わりに

本当の意味での『ピエロ』になるのではないでしょうか?

もう寂しい思いはしなくて済むね♤ (白目)
(週刊少年ジャンプ2024年49号342p)




……以上です

【※注】
『第2の旅団を作る説』を否定するつもりはなく、むしろ両立できる説だと思っています
ヒソカを縛れたとて減るであろう団員を補充しないといけないので

過去記事で
マチはクロロの遺志を守るために、死んだ目をしながら新団長(ヒソカ)と一緒に盗賊活動する
…というグロい未来を妄想したのですが、この仮説で少しだけ可能性が上がったかもしれません笑





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