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【410話】待つさ いくらでもな【HUNTER×HUNTER 考察】

最新号ネタバレ注意です(週刊少年ジャンプ2025年2号より画像抜粋)

うわぁぁぁあああぁ…!やっぱりぃぃぃ…!ここで一旦休載のようです…
もっと読みたかった…(せめてオウのジョーカーやセンリツの真実を知りたかった…笑)

(週刊少年ジャンプ2025年2号365p)

ベ、ベンジャミィーッ!?あと10時間の命!?
しかもツェリとハルケンブルグの共謀!?まさに怒涛の展開です

そしてチョウライ王子がマフィアの通路を渡って逃亡中とのこと
おそらくクラピカ&オイト達も一緒に脱出してるものと思われます
(ワブルの保護を約束しているし、クラピカが居ないと継承戦を勝ち残れないから)

だとすると1つ疑問が出てきます

どうやってチョウライとクラピカは脱出計画を企てていたのか?です

クラピカとチョウライの会話はベンジャミンの私設兵に筒抜けの状態です
脱出計画など相談していたら一瞬でバレてしまう状況

(週刊少年ジャンプ 2024年 48号 378p)

そこで自分の仮説

『 カチョウは手紙で幽霊アピールしている説 』を適用できるかと思います

カチョウからの手紙で、チョウライは戒厳令と脱出計画を知ったのだと思います

おそらくタイソンやツベッパも?
(週刊少年ジャンプ 2024年 47号 370p)

おそらく、戒厳令を察したカイザルが脱出計画を練り、センリツはそれをクラピカに伝え
カチョウは手紙でチョウライに匂わせることで知らせたのだと思います
(なんならチョウライだけでなく下位王子全員に)

とはいえ「戒厳令が近いです!脱出を計画してます!」なんてハッキリ書いたらマズイわけです

司法局(カイザル)の秘密をチョウライが悪用しない保証はありません
そうではなく「私(カチョウ)幽霊なんですけど、スパイとして利用してみませんか?」という匂わせでチョウライを誘った

(週刊少年ジャンプ 2024年 47号 369p)

それに応えておそらく“壁をすり抜けてきたカチョウと遭って話した”のです
これならお互いにリスク(言質)を取られることなく脱出計画を練ることができます
「壁(幽霊)と相談してました」ならば何の法にも触れませんし
フウゲツを守るためにカチョウ単独で動き回ってる形になるので、司法局関与の疑いも逸らせます

これで情報の仲介役として、フーちんもチョウライの保護下に
(週刊少年ジャンプ 2024年 47号 370p)

後はその計画をクラピカと水面下で擦り合わせるだけ

このシーンの妙な会話は脱出計画のことだったのではないか?

腹芸のベテラン設定がここで活きる
(週刊少年ジャンプ 2024年 48号  381p)

クラピカ「もう“一方の件”はもう少しお待ちください」
チョウライ「君達も“準備”は早いほうがいいぞ…?」

この会話、当時からおかしいなと思ってました

念の情報を口頭で教えるのに「待たせる」必要なんかありませんし
ワブルを守るための「準備」も意味が分かりません、常に臨戦態勢のはずでしょう

コベントバに悟られないように脱出計画を擦り合わせていた

…ならば会話の辻褄が合ってきます

発令直前にチョウライが素早く動けた理由も納得が行きますね


(週刊少年ジャンプ2025年2号348p)

なんと、YESを選んだのはまさかのペナルティ(操作)の発動によるものでした

イカサマ説は沢山ありましたが…まさかペナルティ(操作)まで用意してたとは…

自分が前回記事で予想したのは
【モレナのキスでボークセンは脳内にまで菌を送りこまれている】
【その菌は単なる盗聴・盗撮に留まらず相手の意識ごと監視する】
(それでボークセンの初めて(体験記憶)を読み取った)

ここまで予想しといてなぜペナルティ(意識操作)まで考えが及ばなかったのかぁぁ!

ボークセンの可愛いドヤ顔に完全に引っ張られてしまいましたね笑

ただボークセンの様子を見る限り、ボークセンにもまだ考えがあるように見えます
これから追記で考えてみようと思います

ボーモレ派に明日があると信じて…!

ヒンノブ概念が生まれる→不穏な関係になる
ボーモレ概念が生まれる→不穏な関係になる
冨樫先生ェ…笑

あ、ちなみに【モレナ自身の目的は人殺しではない説】は変えません
モレナは「私“達”の目的は」と言ってます、個人的に無差別殺人をしたいなんて一言も言ってない
目的(勢力拡大)のためのリーダーたらんと自分を抑えてるだけだと思います
蜘蛛を永続させるため自分を殺してるクロロと一緒

(週刊少年ジャンプ2025年2号353p)

例えばモレナが人類を滅亡させてる途中で
祭孤児のような、サラサのような境遇の子供に出会ったとしましょう

当然、流星街(人類)もターゲットになる
てかここのマチ可愛い
(HUNTER×HUNTER モノクロ版 38巻)

何の良心の呵責もなくモレナは微笑みながら、その子をブチ殺すんでしょうか?

だとしたら物語として支離滅裂(あんまり)だと思うのです
その理不尽に激しい怒りを覚えてカキンに復讐してやる!って話なのに
モレナは精神分裂か何かを引き起こしてるんでしょうか?
クロロが「俺達悪党だから♪」とツェリと一緒に人狩りを楽しんでるのと同じくらい支離滅裂です
それのどこが「旅団(オレたち)と似ている」んでしょうか?

そんな奴等にノブナガが惚れるだろうか?
(HUNTER×HUNTER カラー版 38巻)

カキンを滅亡させたらモレナ個人の目的は終わり、でもそれで止まるわけにはいかない

今のクロロと同じです、もうサラサの復讐は終わっている
だけど止まれない、止まるわけにはいかない、俺達(旅団)は続くんだと

モレナを壊れた人間(サイコパス)だと思いたくない
仮説というより願望ですね、認めます

だから「もう止めようぜ団長…」とボノレノフは吐露した

「もう止めようよモレナ…」と言ってあげる人が

ボークセンになるんだと、自分は思いたいんですね

それが目的
(週刊少年ジャンプ2025年2号355p)

【12/10更新】

なぜしつこくモレナの人間性を信じているかというと
、ボーモレ派だから…というのは冗談で
もしモレナが「肉」生活の精神的ストレスから人間性がぶっ壊れてしまい
人を殺すことに生き甲斐を覚えただけの殺戮マシーン
であるならば

キャラクターとして薄っぺらすぎるだろと思うからです
(もし人間の醜さに絶望してるタイプならば「個人的な目標はカキン滅亡」発言と矛盾してくる)

責任感が強すぎて1億年の苦痛が課せられる地獄を自ら受け入れた「戸愚呂」だとか
自分が醜い人類であることに耐えられなくなって精神分裂してしまった「仙水」だとか
モレナもそういう繊細で独特な感性を持つ敵キャラクターだと思いたいわけです
鬼滅の刃の無惨様だって単なる悪ではなく、ただ平穏無事に生き永らえたいだけなのが
周りにとっては迷惑千万すぎる生き物だったというのが面白いわけです

これら魅力的な敵キャラクターに共通するのが『純粋さ』です

不純な悪党や壊れた狂人はつまらないのです、魅力が無い
その手のやつは現実世界にいくらでもいる、ウンザリするほどに
だからみんな漫画を求めてるわけです


「心」こそが大事になる念能力マンガならば
冨樫先生に表紙にされ続けるモレナ=プルードにも
もっと純度の高い「心」(キャラクター)が設定されてるはずだ

そう思いたいわけです


【12/12更新】

以下記事より読者の方から、モレナについての考察(コメント)が寄せられました

kataのAoE対戦日記
2024/12/12 10:34

>この条件【C】…どこかヌルい気がしませんか?
モレナの人格、エイ=イ組のノリからして
「まず人を殺してみろ」とかにしないでしょうか?

モレナは母も自身も肉であることを強制されてきて、それでカキンを恨んでいるのですから他者には可能な限り強制しないのです。
この条件だけじゃなく全てヌルいんですよ
カードゲームではXという離脱を許すカードも含まれていますし、ゲーム中も常に嫌ならやらなくても良いということが強調されていますよね
キスをするのは能力発現の絶対条件の一つなのに拒否してもOKでした
さらに、なんとゲームでイカサマをしても念能力的にはYesを強制されるわけでなくNoを選択することもできるという寛大なルールなんです。
(Noを選べば殺すであって念能力で自動的に死ぬわけではない。実力のあるものならNoを選んでもその場を切り抜けられる)
さらに仲間になってもカキンを滅ぼすというモレナの目的のために動くことを強制されません。自分の目的のために動いて良いんですつまり常に主体は子自身にあるということです。

モレナの核心に近づけそうな、鋭い考察だと思いました

で…いろいろ考えてたらまた長文になってしまったので(笑
新たにモレナの記事を書こうと思います


…以上です

冨樫先生の筆が乗ってるように見えたので、411話以降もありうる…!?と
ほのかな期待をしてましたがやはり一旦休載となりました
先生にはゆっくりじっくり充電していただきたいですね

この数ヶ月、まさに至福の時間でした
こんな脳をフル回転させながら読むマンガ存在しないですよね、マジで

ほんの軽い気持ちで始めたHUNTER×HUNTER考察ですが
こんな記事を読んでくれたりコメントしてくれる読者様には感謝してもしきれません
もちろん異論・反論してくれる方にも(皮肉ではなく)感謝しています
なぜなら、それがきっかけで考察が深まるのも事実だからです
(最初は「ムッ!」として「ムキィィー!」って書き殴るんですが笑)
異論・反論を受け入れることは大事だなと思いました

そしてせっかく?なので
自分がスキ&フォローしない理由を語ってみます

これは単純に、全員をスキ&フォローしきれないからです
(本当は参考になった全員をスキ&フォローしたい、異論反論すらも)

例えば、何気ないたった一言のツイートや書き込みでも
それは立派な「気づき」であり、その人の「考察」なわけです

地頭の良い人のたった数行のつぶやきが
自分がせっせと書いた記事よりもツボを押さえている

こんな事はザラにあるわけです

考察者をスキ&フォローするならば、記事に引用させてもらうならば

そのツイートや書き込みも全て引用&紹介しないと筋が通りません

しかし、そうなると記事のバランス文章のリズムがメチャクチャになってしまいます
(例えばマクガイトなるみの翻訳してくれた人を全員フォローはできない
にも関わらず他の考察者をフォローするのは筋が通らない)

だから非礼を承知で
「私は平等に、誰もスキ&フォローしない」

「その代わり、私も同じ扱いされてもよい」

という制約と誓約をかけて、HUNTER×HUNTER考察を始めたわけです
(だから私が引用する時は「こういう説があるみたいですね」というやり方になってしまう)
なのでもし、私の仮説を引用したいという物好きな方がいましたら
どうぞ紹介・引用などなさらず勝手に説だけ持っていって下さいと

もちろん紹介・引用・コメント・スキ・フォローしてくれるならば、大変嬉しいです

なので

考察者の方がわざわざ、ちーどるをフォローしてくれているのを
いつも申し訳なく思いながらスルーしています

自分を押し殺しながら団長を演じているクロロと同じ気持ちで見ています笑
(もちろん、無名の別垢ではスキをさせて頂いております、異論反論にも)

(ありがとう…そして…ごめんなさい…)

長ったらしい自分語り、申し訳ありませんでした

休載後もまだまだ記事は出していく予定です
これからもHUNTER×HUNTERを皆様と一緒に楽しんでいきたいです、ではまた


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