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惻隠の情
「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」
この本を読んで、長い年月をかけて培われてきた日本人の精神性を、大切にしていきたいと感じたのでした。
市場経済による弱肉強食の世界だからこそ、「敗者への共感」「劣者への同情」「弱者への愛情」という『惻隠の情』が大切。日本は、金銭至上主義を何とも思わない国々とは一線を画して、国家の品格をひたすら守ること。「時間はかかるであろうが、この世界を本質的に救えるのは、日本人しかない」
-日本人は儒教の精神を上手にとりいれながら、独自の文化を発達させた
-仏教の精神もとりいれ、伝統的な神道などにうまく吸収し、江戸時代には武士道という倫理・道徳規範として確立
-日本人の公の心、秩序、名誉、勇気、惻隠(そくいん)の情といった高潔な精神はこの武士道に集約される。
- 日本人の死生観は「死後の世界は生前から解放される」
「惻隠の情」とは?
武士道に於いてもその真骨頂は、「惻隠の情」にありとも言われるんだけど、武士道が常に目指したものは、「弱者をいたわる思いやりの心」であったと武士道研究の書にもある
そうしてその側隠の情は、寺子屋教育などで広く町人の中にもあって、江戸の十育の中にも示されていた。
自然に対する感受性、無常観、もののあわれ、美的感受性や情緒など日本人特有の感性によって育まれた感性。
市場経済による弱肉強食の世界だからこそ、「敗者への共感」「劣者への同情」「弱者への愛情」という『惻隠の情』が、大切なんだろう。
日本は、金銭至上主義を何とも思わない国々とは一線を画して、国家の品格をひたすら守ること。「時間はかかるであろうが、この世界を本格的に救えるのは、日本人しかない」と新渡部稲造もその著書の中で述べてている。