必ず間違うOCD家族1-2
強迫行為について、止めてもだめ、一緒にやってもダメ。どうしろと言うんだ!!という話になるわけです。
答え
を言う前に、家族が本人と関わるときに、登場人物は3人います。それは、本人以外に家族が2人いるという意味ではありません。例えば、母(家族)と娘(本人)の2人がいる場合、登場人物は母、娘、OCD自体、の3人です。母は、娘を助けなければなりませんが、OCD自体はやっつけなければならない立場にあります。しかし、よく考えて、言動を選択しないと、娘を傷つけたり、OCD自体を助けたりしてしまうからやっかいです。
この観点で、パターン1、パターン2を見てみましょう。
パターン1:あんた頭おかしいんちゃうかパターン
こちらは、巻き込まれをしていないことから、母(家族)の時間は奪われていないので、この観点では良いと言えます。また、OCD自体を相手にしていないから、OCDが増長するようなことは無く、OCDを攻撃していることにもなります。しかしながら、OCDの症状から、強迫行為を止められないということを理解していない家族の発言は、娘自体を攻撃しているように、聞こえます。そうすると娘は母の言葉に傷つきます。つまり、ようやくすると、OCDを攻撃すると同時に、娘も攻撃してしまっているのです。守るべきものまで攻撃してしまっていることがわかります。
パターン2:もぉしかたないなぁパターン
こちらは、母(家族)が娘(本人)の病気を理解しようと努力しているところは非常に良いです。しかし、母(家族)の時間が、強迫行為に付き合うことで、無駄に使われてしまっていることが問題です。さらに、強調しなければならないのは、巻き込まれをすることは、その瞬間の家族の摩擦を減らすという応急処置にはなっているものの、長期的目線に立つと、本人の回復を阻害しているのです。OCDの見せる強迫観念に対して、自分だけでなく、家族もみんな従っているという事実が、強迫観念の正しさの証拠のように感じられ、本人は自分の強迫観念が非現実的なことかどうかわからなくなり始めてしまうのです。すると、OCD自体は市民権を得たかのうようにどんどん増長していきます。このように、このパターンは母(家族)は娘(本人)を助けようとしたのですが、同時に、OCD自体をも助けてしまっているのです。
さあ、家族はどうすべきなのか。いよいよわからなくなってきたと思います。
答えは
必ず間違うOCD家族1-3
https://note.mu/kokoro_ashita/n/nc18367ae9ce3
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