必ず間違うOCD家族1-3
答えは
パターン3:一緒に治療しよう!一緒に強迫行為をしないように練習しよう
と言うことなのです。
これは、パターン1とパターン2の良いとこ取りをしなければならず、かなりムズイ技であることは、よくわかります。私自身もうまくできないことが多く、試行錯誤中だから、その気持ちはよくわかります。
パターン3の本質は、娘(本人)は助けつつ、OCD自体は攻撃するのです。
頭ごなしに止めるのではなく、病気であることを理解し、本人が苦しんでいることには共感を示すことで、娘(本人)の精神面を支えます。そして、娘(本人)が自分で自分の行動を止める、つまり母(家族)は娘(本人)がOCD自体に対して、攻撃できるように勇気づけなければならないのです。攻撃するには、認知行動療法をしなければなりません。そのためには多大な精神的負荷が本人にかかる、それを家族が受け止めるのです。そして、強迫観念にもとづく何かお願いごとをされても、それは強迫観念からのお願いであり、それを聞いてしまったら、強迫観念が強くなってしまうから、お手伝いすることはできないと娘(本人)に断らなけれならないのです。そうすることで、強迫観念が浮かんでも、それに対して本人や家族がなんらかの行動を起こさなくても、何も悪いことがおこらないことを、論理と行動でしめしていかないといけないのです。
この高難度のムズイ技を身に着ける努力をすることこそ、家族として、本人と一緒にOCDと闘うことなんです。
私自身、20年以上巻き込まれて、一緒に強迫行為をすることが一緒にOCDと闘うことであると、思い込んで生きてきたので、その考えから脱することがいかに難しいことかよくわかるつもりでいます。しかし、これが真実なんです。
みなさんはまだパターン1やパターン2で苦しんでいるかもしれません。
パターン3で思考錯誤している方がいらっしゃったら、
どんな工夫をなさっているか、教えて頂けると幸いです。
追記:2017/11/4
パターン1で困っている人は
必ず間違うOCD家族2 (病気だと解ってくれない人への説明)
パターン2で困っている人は
必ず間違うOCD家族3 (巻き込みでヘトヘト)
以降もご参考にください。
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