こころの相談室ねこのて

「こころの相談室ねこのて」はオンラインカウンセリングやスーパーバイズを提供しています。…

こころの相談室ねこのて

「こころの相談室ねこのて」はオンラインカウンセリングやスーパーバイズを提供しています。公認心理師・臨床心理士。 https://www.kokoro2nekonote.com/ https://twitter.com/kokoro2nekonot

マガジン

最近の記事

なぜ研修をするのか

本日は、日本心理臨床学会第43回大会のWeb大会にて、自主シンポジウムに登壇させていただきました。 タイトルは「個人が企画するオンラインセミナーの可能性:それぞれの実践の振り返りを通じて」。 企画、司会は心理職支援団体MOSSの宇野さん。話題提供者は、同じくMOSSの村田さん、対人援助職向け研修団体Assembleの徳田さん、そして、私でした。 チャットでも音声でも、たくさんのコメントをいただき、活発なディスカッションになったかと思います。 御参加してくださった皆様、ありがと

    • WS「ねこのて症例検討会」2024秋

      2024年10月から12月にかけて、月1度の症例検討会をします。 2024年度は、10月から12月、1月から3月までと、3か月ずつ継続していきます。その中で、2つ以上を参加してくださった方で、臨床心理士の資格をお持ちの方のみが対象になりますが、定例型研修会としてポイント申請してみようと思います。 毎回、お一人の方に事例を提供していただきます。最初の30分は、事例提供者にそのCl.さん役をしていただき、福地がTh.役となってロールプレイをしてみましょう。Th.役を練習したい

      • WSアタッチメントと自己愛を考える対談

        2024年10月19日(土) 20:00-22:00 講師:森本千恵(清洲心理相談室)&福地周子(こころの相談室ねこのて 参加費:1500円(銀行振込) 参加条件:公認心理師、臨床心理士、もしくは、受験資格を有する方。その他の対人援助職の方々。臨床心理学を学ぶ大学院生の方も歓迎します。 方法:Zoom+録画視聴(一週間) 対人関係がうまくいかない。 そんな悩み事は、相談室の中に多く持ち込まれるのではないでしょうか。 自信を持てない。自分を好きになれない。自分なんて存在しな

        • 不登校のことをすこし

          こんにちは。 こころの相談室ねこのての福地です。 私の住む自治体は、お盆明けの今週から2学期が始まっていると聞いて、不思議な感じがしています。 お盆明けといえば、ヒグラシのカナカナカナカナという声を聞き、焦りながら夏休みの宿題に追われる頃というのが、私の子どもの頃の思い出です。 いまだに、この季節になると夏休みの宿題をやらなくちゃ…となんとなく焦る気持ちを思い出すので、思い出というよりもトラウマ反応みたいなものかもしれません。 宿題は最終日に泣きながらやらされるばかりの子ども

          ¥500

        マガジン

        • ねこのてのこと
          19本
        • ねこのてワークショップ便り
          21本
        • こころのこと
          9本

        記事

          WS心理職のための社会資源活用法

          こんにちは。 こころの相談室ねこのての福地です。 今年は暑くて暑くて暑くて、口から暑いという言葉しか出ない毎日です。 これから、お盆休みを迎える職場もあるかと思います。 山の日の振り替え休日である2024年8月12日(月)には、「心理職なんでも相談会」と名付けた勉強会を行います。 また、2024年8月30日(金)には、「心理職のための社会資源活用法:事例で学ぶ就労や生活の支援」と名付けた研修を行います。 今日は後者のほうの御案内です。 私の働く精神科・心療内科クリニックには

          WS心理職のための社会資源活用法

          WS心理職なんでも相談会

          ねこのてお貸しします🐾 こころの相談室ねこのての福地と大川が、参加者の方の質問に答える形式の勉強会を企画しました。 心理職・対人援助職での質問あるあるなんでも相談会です。 2024年8月12日(月) 20:00-22:00 参加費:1000円(銀行振込) 参加条件:公認心理師、臨床心理士、もしくは、受験資格を有する方。その他の対人援助職の方々。臨床心理学を学ぶ大学院生の方も歓迎します。 方法:Zoom+録画視聴(一週間) 個別にSVを受けるほどではないけれど…と気になって

          WS心理職なんでも相談会

          WS「ねこのて症例検討会」2024夏

          2024年7月から9月にかけて、月1度の症例検討会をします。 2024年度は、10月から12月、1月から3月までと、3か月ずつ継続していきます。その中で、2つ以上を参加してくださった方で、臨床心理士の資格をお持ちの方のみが対象になりますが、定例型研修会としてポイント申請してみようと思います。 症例と事例。この二つの言葉は厳密には使い分けられるものですが、この会は、語呂のよさで「症例検討会」と名付けました。 毎回、お一人の方に事例を提供していただきます。最初の30分は、事例提

          WS「ねこのて症例検討会」2024夏

          こころの相談室ねこのて御予約方法と個人情報の取り扱いにつきまして

          こんにちは。 こころの相談室ねこのての福地です。 こころの相談室ねこのては、公認心理師や臨床心理士など、心理援助職の方に向けてのスーパービジョンやコンサルテーション、カウンセリングを行っています。 一回だけの御相談や不定期の御相談に対応しています。もともと、話したいことが溜まった時にお問い合わせいただくスタイルで始めましたが、定期的な御相談も対応できます。 どちらかと言えば、福地のほうは散発的なほうが担当しやすいです。 なにしろ、毎月、8-10枠ぐらいの中でしかお引き受け

          こころの相談室ねこのて御予約方法と個人情報の取り扱いにつきまして

          WS「いまさら聞けない心理職のQ&A」

          こんにちは。 こころの相談室ねこのての福地です。 「いまさら聞けない心理職Q&A」と題して、研修を行います。 2024年6月2日(日)10:00-12:00 録画視聴あり Zoomを使用 参加費:1000円 参加資格:臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士など対人援助職およびその学生のみなさま 講師:掛井一徳(かけい臨床心理相談室)&福地周子(こころの相談室ねこのて) お申し込みは下記より。 3月の「はじめてのインテーク」では、たくさんの御参加と御質問をありがとうございま

          WS「いまさら聞けない心理職のQ&A」

          5年目のこころにねこのて

          こころの相談室ねこのての最初のセッションは2020年4月18日でした。 もうすぐ、このオンライン相談室も5年目に突入するわけです。 正直なところ、よく続いたなぁという気持ちでいっぱいです。 それも、日頃、御利用くださっている皆さまや、公私に渡り応援してくださる皆さまのおかげです。 昨年は私の入院が長引いたことで続けることの難しさも感じました。 しかし、そこから大川さんに助っ人を頼むということを私が憶えました。 こうして現在に至るわけです。 こころの相談室ねこのては、公認心理

          5年目のこころにねこのて

          WS「ねこのて症例検討会」3rd season

          2024年4月から6月にかけて、月1度の症例検討会をします。 1月から3月におこなった会に参加してくださった皆様の御感想や御意見をおうかがいして、続けてやってみようと決めました。 症例と事例。この二つの言葉は厳密には使い分けられるものですが、語呂のよさで「症例検討会」と名付けました。 毎回、お一人の方に事例を提供していただきます。 最初の30分は、事例提供者にそのCl.さん役をしていただき、福地がTh.役となってロールプレイをしてみましょう。Th.役を練習したい方がいらっ

          WS「ねこのて症例検討会」3rd season

          WS「はじめてのインテーク」を今年もやります

          2024年3月も、「はじめてのインテーク」の研修をします。 もともと、オンライン研修が普及する前からやってきたもので、やるたびに内容をブラッシュアップしてきました。 この研修の内容は、そもそも、私が職場で後進に指導してきた内容でした。 私のメイン職場である精神科心療内クリニックで最初に心理職が身につけてもらうことが、予診を取ることなのです。 情報収集のための面接から記録をまとめるまで、私の職場では一時間でできることが求められます。 ゼロからの情報収集 この研修のインテーク

          WS「はじめてのインテーク」を今年もやります

          ねこのての緊急支援報告

          こんにちは。 こころの相談室ねこのての福地です。 年始から、能登半島を中心とする地震や飛行機の事故、各地での火事など、さまざまな被害を受けた方に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。 元旦の地震のニュースを、たまたまリアルタイムで観ました。 地震、津波、火事。 これは、東日本大震災と重なるキーワードです。 福岡西方沖地震(2005)は今となっては大地震とは呼べないかもしれませんが、私自身の中には阪神淡路大震災(1995)の光景が強く残っています。 そのもっと奥に、北海

          ねこのての緊急支援報告

          WS災害時の心理職のための緊急支援~感じる・つながる・やわらぐ~

          こんにちは。 こころの相談室ねこのての福地です。 急遽、こちらの研修をすることになりました。 能登の地震に被災された方も、支援に入る方も、そうでない方も、心理職でない方も、私たちとつながり、感じる、やわらぐ時間を持ってくださいな。 2023年12月のWSこころとからだをつなぐを、被災者支援のためにアレンジした内容になります。 講師は私、 松元大地さん(こころの相談室UP) 鈴木健一さん(Tochigi Mindfulness & Counseling Takibi)

          WS災害時の心理職のための緊急支援~感じる・つながる・やわらぐ~

          WS「ねこのて症例検討会」2nd season

          2024年1月から3月にかけて、月1度の症例検討会をします。 症例と事例。この二つの言葉は厳密には使い分けられるものですが、語呂のよさで「症例検討会」と名付けました。 この会には、カウンセリングに陪席したい方や、初回面接の進め方が難しいと感じている方に、ぜひ、参加していただきたいです。 事例の見立て方や関わり方を学んでいただくには、こういう症例検討会の形が一番役立つように思います。 福地の主たるキャリアは精神科クリニックになりますので、医療の立場からの視点になりがちなことは

          WS「ねこのて症例検討会」2nd season

          2023年を振り返る

          こんにちは。 こころの相談室ねこのての福地です。 2023年11月25日にAssembleさんの御依頼で、「支援者が支援を受けたっていいじゃない 実践者に聞く支援者支援のすゝめ」という研修を行いました。 こころの相談室ねこのての自己紹介のようになりましたが、なにもないところからスライドを作ることが楽しい時間となりました。 ねこのてのように頼りないかもしれないけれど、がんばる同業者の背中をぽんぽんと慰めたり励ましたりするような、そんな自分のスタンスを見つめなおす機会になったよ