編集長時代に気づいた【伝わる文章7つのコツ】
はじめに〜「結局、いつも同じ指摘をしている」
情報紙編集部に勤めて15年。
その間、たくさんの原稿をチェックされ、指導されてきました。
「うーん。わかりにくいね」
新人時代は、厳しいデスクの言葉に、何度ガクッときたことでしょう。
時は流れ、やがて私自身が編集デスクや編集長の立場で、他の人が書いた原稿をチェック&指導するようにもなりました。
その中で、日々、部員たちの原稿を読みながら思ったのは、
「結局、いつも同じことを指摘しているなあ…」
ということ。
ある時、思い立って「いつも指摘している同じこと」をリストアップしてみたら、全部で7つありました。
それが、実体験をもって気づいた「伝わる文章7つのコツ」です。
これまでも文章講座などで紹介してきたのですが、久しぶりに見直してみたら、
「私、なかなかいいこと、言っているではないか」
と、感心しました(笑)。
あらかじめお伝えしておくと、7つのコツはどれも、ひどくシンプルです。
文章ノウハウ本の類をあまり読んだことがないのですが、偉大な先人たちがすでに話してきたことばかりかもしれません。
ただ、情報紙から書籍のライターとなった今、改めて振り返り、
「文章の基本は変わらないんだ」
と、私自身が初心に立ち戻る思いがしました。
皆さまがそれぞれの主戦場、それぞれの悩みやニーズに合わせて、ヒントや「チェック表」のように使っていただけるかもと思い、このたび有料記事としてお届けすることにしました。
ちなみに、10万字におよぶ「書籍ライティング」の経験が増えた現在、少し補足が必要なところも発見。令和バージョンとして、新たに書き加えました。
お役立ていただけたら、うれしいです。
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