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【小説】a kind lie 2

もうこの店を出て、少し歩こうと会計まで歩いた。

突然、腕を捕まれた。

「ごめーん、遅くなった」

誰?

その人は、元のテーブルに私を戻した。

改めて、珈琲を2つ頼んだ。

(誰? 何?)

「どう? こういう出会い、悪くないよね」

いたずらっ子のように、ニヒヒとにやけている。

好みのタイプじゃない…

逃げたい…

誰なのよ…


何だか、予想もしない、一日が始まりそうだった。



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