疲れたとき、なんだか元気になる野菜料理の簡単なレシピ~Summer Edition~
心と体が疲れたときに、食べるとちょっと回復する料理って、あると思います。体が疲れたときはガツンと焼肉とかからあげを食べたいなと思うんだけど、会社員時代に遅くまで残業してた日に食べたかったのは、具沢山の味噌汁みたいな、あったかい汁物だった。
…ただ、今は夏!アチアチの夏!昔はデスクワークでエアコン効いた部屋で仕事してたから汁物食べられたけど、今は八百屋さんとして外仕事している。暑い。ま、夏バテという概念もなく、夏でも食欲通常運転の私ですが、暑い時期に熱い食べ物を食べたくないというみなさんの気持ち、わかりますよウンウン。
暑くて汁物を食べたくないであろう今の季節、なんだか疲れたときに、簡単に心と体を満たす料理は何か?それが、「焼き浸し」。夏の野菜はほぼ全部焼き浸しにしてもいいんじゃないかってくらい焼き浸しが好きなんですけど、意外と焼き浸しって馴染みのない人もいるんだなと、八百屋さんになって気づいたので、今日は私の大好きな「焼き浸し」の超絶雑なレシピをお届けします。
材料
焼き浸しに適した野菜
これは正直なんでもいいんだけど、マストアイテムは「ナス」「ミニトマト」「ピーマン(系)」。枝豆やとうもろこしに並ぶ、夏野菜の主役たちです。
油吸ったナスって、なんであんなにおいしいんだろう?子どもからは不人気野菜らしいんだけど、そのおいしさに気づくのって、大人になってからなのかな?ナスはなんぼあってもいいですからね。
あと、ミニトマト。ミニトマトは火を加えるとめちゃくちゃ甘いです。皮がぷちっと弾けたミニトマトを汁につけると最高。
そしてピーマン。正確にはピーマン的なものならなんでもOK。種もうまいし栄養があるから、種ごといっちゃって大丈夫。ここのやさいでは、甘長とうがらし、甘とう美人、ししとう、ピーマン、パプリカ、福耳とうがらし(辛い)、万願寺とうがらし、神楽南蛮(辛い)などなど、いろんな種類のピーマン系を取り扱っております。辛いの好きな人は辛いの入れるとアクセントになってオススメ。
そのほかオススメは、ズッキーニ、オクラ、ゴーヤ、玉ねぎなど。油と相性のいいものがいいですね!
調味料(時短でそれなりを目指すメンバー)
・白だし(私は「これうまつゆ」)
・酢かレモン汁
・塩
・味をみてポン酢
・かつおぶし
作り方
①野菜を切る
野菜を切るんだけど、ミニトマトはそのままでOK。ピーマン系はちっちゃければそのまま。大きければ縦半分に切る。辛いやつは切った方が辛味が漬け汁にしみ出すのでカットした方がいい。
根菜を入れなければどれも火の通りが早いので、切り方は結構適当でいい。ナスとか輪切りでもいいし、縦半分に切ったあと三角に切っていくと、お店で出てくるナスみたいでテンション上がる。
②暑さに負けず、ひたすら焼く
焼く。ひたすら焼く。焼き目がつくまで焼き続ける。
このとき、ナスとかズッキーニは少し油多めがオススメ。逆に脂質が気になる人は、ミニトマト、ピーマン系を油少なめにしても大丈夫。塩を振って焼くと時短になるし、下味がつくので漬け汁の調整がしやすいです。
③焼いたものを容器に入れて、漬け汁を作る
白だしのボトルに「焼き浸し」があればそのとおりにとりあえず作ってみる(大体、だし:水=1:2くらいのことが多いかも)。なければそうめんのつけ汁くらいで作ってみる。このとき、水ではなく氷を入れると冷蔵庫に入れるのに温度が下がり時短になるのでオススメ。
で、白だしだけだと味がぼやけるので、酢(かんたん酢のような味付きではなく普通の酢)かレモンを入れる。それでも物足りなければ、塩かポン酢を入れるといいかも。冷えると味が締まるので、「ちょっとしょっぱいかな?」くらいで終えるとちょうどよかったりする。
最後に、かつおぶしを好きなだけかけて氷をとかしながら混ぜ、味をなじませる。そんな感じで、冷えたら完成~!氷を入れることで普通に作るより早く食べられます。
調理中、誘惑に負けそうになったときの対処法
常備菜としても優秀な焼き浸しだけど、冷やした状態で食べるのが理想。だけど作ってる途中でどうしても食べたくなった場合はどうするか?それは、「食べたい分だけ別の皿に取り分けて、かつおぶしとポン酢をかけて食べる」。でも、そのときにミニトマトだけは我慢した方がいい。ミニトマトは、漬けて冷たくなった方が絶対においしいから。あと、熱々だと口の中で弾けて歯茎が燃えるから。
焼き浸しは、焼いて調味料と氷を入れるだけなので、とっても簡単。それなのに、家に帰ったらこれがあると、これと納豆でごはんも食べられるし、茹でたそうめんにのっけてもうまい。もちろんビールのおともにも。
今日はなんだか疲れたな、ってときに食べると、心と体が元気になる気がする、そんな夏の料理です。最後に、これは感覚でしかないけど、焼き浸しは少量で作るよりも、一気にたくさん作った方がなんかうまい気がするよ。
この記事を書くにあたって聴いてた曲を添えておしまい。心が満たされるものを食べると、時々やってくるさびしさも、なんだか和らぐ気がするよね。じゃ、また。