名前を変えたいひとたちと、共感する自分
※虐待についての記述あり
最近、NHKのアーカイブ放送を見てる。
リアルタイムで見るのは難しいけれど、案外バラエティに富んでる。
時々Xでも話題になる、ねほりんはほりんという番組があり、「名前を変えたい人たち」というお題で悩みを持った人たちが集まっていた。
その中で印象的だった方がいて、「親につけられた名前が高校生の時、嫌いになった」というエピソードだった。
そもそも改名というのは「社会生活を送る上での困難が生じた場合」に変更ができる。
女性なのもあり、私も自分の名前があまり好きではないから、気持ちがなんとなくわかった。
その方は、小学生の頃、名前の由来を発表するときに、母に名前の由来を聞いたことがある。
花がつく名前で、そんな風な女性になってほしいという願いを込められてたそうだった。
時は過ぎ、高校生になったとき、体育の授業で着替えてたときに、友人に身体のあざを見られた。
その女性は酔った母親に度々殴られていた。
放課後に一緒にファミレスに行き、今までの事情を話した女性は「虐待だよ」と指摘を受けた。
そして、母の事が許せなくなり、嫌いになった。
テスト等で、花の文字を見るたびに、嫌悪をした彼女は、体調を崩したりすることもあった。
当時付き合ってた恋人に相談をして「姓は僕と同じになるから、名前を一緒に考えよう」と言ってくれた
そして改名をし、その恋人と結婚をした。
今書いてて、状況が似てる所があった。
私も最近、ざくざくろさんの、クリオネの告白という漫画を読んで、自覚をしたことがある。
私もクリオネの告白の、主人公が父親から受けたことと、似たような虐待を母から受けていた。
その女性は、友人から指摘を受けていたが、私は漫画を読んで、同じ事をされてると気がついた。
カウンセラーさんにも「貴方の実の両親は、バウンナリーをガンガンと侵害してる」と指摘されたことがある。
私は、その女性に勝手に共感しただけで、友達でもなんでもないけれど、「絶対幸せになろうな」と、想像上で熱い抱擁をした。
私は、幸い、夫の協力もあり、いい感じに実家の人間と縁を切れた。
その会った事もない改名した方の幸せを祈ってる。
一緒に幸せになって、ぶっちぎりで幸福だと、叫ぼうな、と思った。
ねほりんはほりんを見て良かった。
私は時々、そういう出会いに救われてる。