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生活を続ける

私の両親は、家族の事故で精神疾患を発症している。

でも私、そんな両親にどうして欲しかったかと、考えたことがなかった。

最近、愛する人と結婚をして、気がついた事がある。

私は両親に、辛くても生活をして欲しかったんだ。
父はよく寝たきりの様になってたし、母は以前より、家事が苦手になっていた。

でも私は、愛して欲しいなんてあまり思ってない、あの二人が人を愛するのは難しいからだ。
それでも、辛いのかもしれないけれど、協力して、生活を回して欲しかった。

家事をしたり、仕事をしたり、それだけで良かった。
でも両親はそれすらも子供に依存し、とても難しい様に感じた。

私は結婚して、大好きな旦那さんがいる。
でも本当に時々、辛い時、愛するという感情について、わからなくなる時がある。
それでも旦那さんは大きな愛をくれる。

私が旦那さんに出来る事は、何があっても生活をする事だと思ってる。

カウンセラーさんに自身の不幸を打ち明けたことがある。
そしたら、日々を大切にして欲しい、とめずにやるべき事や、生活をしてほしいと言われた事がある。

今漸く意味がわかった。

不幸とか、苦しいとか、たくさんあるし、これからもあるかもしれない。
それでも時間は進むし、生活は存在する。

愛することがわからなくなっても、生活は続ける。
それが旦那さんへの私なりの愛の示し方だと思ってる。

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