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活動報告レポート|2023年10月

サウナ万博プロジェクト発足

緒方に住むさすらいのパテシェおまちゃんの提案により「サウナ万博」にて、フィンランドスイーツを来場者の方にお配りするプロジェクトに参加しました。

打ち合わせ中

事前に調べておいたフィンランドのことを共有しながら、当日のスイーツ内容を決めています。

おまちゃん作のなしのコンポート
スパイスたっぷりジンジャークッキー
kitchen usudaさんのパンとコラボしたセムラ
砕いたジンジャークッキーを中に入れているクーネベリタルト 
kitchen usudaさんのシナモンロール

どれもこれも日本には馴染みのないスイーツだけれど、とっても美味しくて食べた人全員が笑顔になっていました♬"

スイーツの内容決め、ポップ作り、仕込み、当日の仕上げを丁寧に向き合うことができた女の子メンバーでした✨

こんな貴重な経験を得ることができたのは、さすらいのパテシェおまちゃん、厨房を貸してくださったハハノテさん、そして美味しいパン生地を作ってくれた緒方町にあるkitchen usudaさんのご協力があったからです。

改めてありがとうございました🇫🇮💙

準備を重ねたハロウィンプロジェクト

ある一人の男の子の提案で生まれたハロウィンプロジェクト。

「みんなが心から楽しめるようなハロウィンパーティーをつくりたいんだ」

彼の心はとてもピュアで輝いていました。そんな想いに惹かれた仲間が、一人、二人、三人と…..最終的にはメンバーが8人になるビッグプロジェクトになりました。

約1ヶ月の準備期間がありました。とはいえど、他の授業の関係で自由に確保できる時間はそう多くありません。計画をたてる段階で「週1、2回は集まって準備をしたい」という声があがりました。ので、みんなで時間を合わせて、決まった予定を各自の予定表に記入しました。

集まる時間前にどれだけ遊んでいても、「もうすぐハロウィンプロジェクトで集まる時間だな」と、時計を確認する姿がみられました。それはきっと、心からやりたいもので溢れていたからだと思いました✨

誰からも強制されない、子どもたちの豊かな時間です。

パンを発酵中

本番を成功させるために、何をする必要があるかをみんなで考えていきます。

日時はどうする?
そもそもどんなハロウィンパーティーにしたい?
みんなが楽しんで参加できるゲームはなんだろう?
飾りと仮装についてどう思う?
このパーティーのお知らせはどうやってする?
こわーいって思うような本格的スイーツもつくりたいね!

と、みんなで話し合いを重ねて重ねて重ねて…..時に意見がぶつかりそうなときもありました。だけど、このプロジェクトで大切にしていることは一人ひとりの違いを受け入れ、尊重することでした。

※子どもたちの話し合いできまっていました。

そんな大切にしたいことがみんなの頭の中にあったので、違う意見が出たとしても、「それはどうしてそう思ったの?」「わたしは〇〇については、こう思う。だったらこうしない?」と、一方的にジャッジをして批判したり責めたりすることは一切なく、第3の考えをみんなで創造していました

わたしは、結果がどうであれ、この時間がとても豊かで1番の学びだと感じました。

そこで、失敗してしまっても、その失敗をデータにして何度も何度もやり直せばいいだけの話なんだから

ゲームで使用する飾りの準備中
みんなに配った招待状(一人一人デザインが違う)
雰囲気を出すために靴箱に招待状をいれています
当日の持ち寄りごちそう
ご飯のお品書き

当日を迎えるまで、準備をする子どもたち自身が「はあ。当日が楽しみでしかたがない。どうしよう!!」と、口を揃えて言っていたのがとても印象的でした。

みんなで協力して、準備に準備を重ねて創り上げた世界に一つだけのハロウィンパーティー。当日もみんなが大満足でとっても幸せに満ちた会でした。

そして、会終了後、メンバーで振り返りを行った際、プロジェクトを立ち上げたリーダー(小学4年生)が「みんながいたから、ここまでのパーティーをつくることができたよ。みんな、本当にありがとう。これにて、ハロウィンプロジェクトは、解散!!!」と、一人ひとりの目をみて、締め括っていました。

一人一人の違いが大事にされ、そして自らを楽しませることが主体的に動く原動力なのだと感じることのできたプロジェクトでした♬

ごかん

低学年さんの授業の中に、週に1度、「ごかん」という授業があります。そこでは、五感を使って自然の中で遊んだり、ものを作ったり、自然を味わったりして感性や感覚に刺激が入るようなことを取りあつかっています。

今月は近くの児童館に行って遊んだり秋の植物を採取したり、プールに行ったり(笑)しました。その中でも、子どもたちに好評だったのが、きんもくせいのモイストポプリ作りです。

10月になると、甘い香りがどこからか香ってきませんか?とっても魅力的な香りのきんもくせいがここのねの裏の空き地にも生えていたことをきっかけに、きんもくせいのモイストポプリを作ることにしました。

ふわふわだねー

みんなで、きんもくせいのお花を摘みました。初めて触る感覚に、「こんなにふわふわだと思わなかった」「気持ち良すぎてこの木の中で生きていきたい」「この感動を今すぐ文章にしたい!」と、それぞれがお花を触った感性を表現していました。

そこから、お花とゴミや茎を選別して、お花と塩を交互に瓶に詰めて完成です。

1ヶ月の熟成期間を経て、どうなるか??

塩がお花のエキスを吸って、オレンジ色になればOKサインだとか。成功すればいい香りが漂い、失敗すれば悪臭が漂うらしい・・・笑 子どもたちがふと思い出したように「あと、〇〇日で開封やな!!」と、言っています。


どうか成功しますように!!!

テーマ


低学年さんがごかんをしているとき、高学年さんは「テーマ」という授業を行なっています。今期は、「ここのねの文化をつくろう」というテーマです。

最終的に、「文化祭」「体育祭」「制服作り」という三つのグループに分かれて、文化作りを進めることになりました。

制服チームの仮デザイン案

各チーム、仲間と協力して直実と進めているチームもあれば、やることの多さにプレッシャーを感じて無気力になっているチームもあります。その様子は、違う記事でお伝えできたらと思います♬

最近の図書室

ここのねの中心には小さな図書室があります。そこに並ぶ本は、ここのねを応援してくれる沢山の人たちから寄贈してくださった本たち。そのおかげで、本を読む子がとても増えています。

そこで、ある一つのクラスのことばの時間で、「ポップ作り」に挑戦しました。自分の気になる本を選び、要約して、伝えたいフレーズを考えました。

ここのねにお越しくださった際に、ぜひみてもらえると嬉しいです🥰⭐️

また、隣町にある図書館では月100冊借りれるシステムがあります(団体のみ)。そのシステムを利用して、その月や授業にあった内容のもの、子どもたちのリクエスト本、スタッフから子どもたちに読んでもらいたいとおもいものを選書して並べています。

時には、月一読み聞かせにきてくださっているボランティアさんと本を選んだり📕子どもたちと選んだり。

100冊も選べる!イエーイ!と、喜ぶのも束の間、100冊選ぶって結構大変(笑)そして運ぶのはもっと大変な作業です(笑)この本をここのねに持ち帰ったら、さらに子どもたちの学びが広がるんだあああ!と、自分に鼓舞して毎度運んでいます😂✨

緑色のテープのところはギフトエリア。はがれているのがきになる笑

ここのね保護者さんによる第二回ここのねカフェ開催

ここのねカフェは、保護者さんの一言から始まりました。

「気軽に子育ての不安や悩みを打ち明けられる場所があったらいいよね」

ここのねの保護者さんは、公立に行かなくなった我が子を目の前にして、周りとの違いに悩み、心配し、いろんな壁にぶつかる時期がありました。

しかし、そこで立ち止まることなく、子どものために「新しい選択肢」を見つけるために、インターネットや口コミで情報を求め、行動され続けました。

そんな経験があるからこそ、どんな人にも、どんなお話にも寄り添って聴いてくれる安心空間を創ってくれるんじゃないかって思いました。

「ここのねに興味があるけど見学ほどではなく、ちょっとみてみたい。」
「子育てで少し悩みがある。他の家庭のことがしりたい。」

あてはまるひとは、ぜひ、一度ここのねカフェにおこしください🥰第二回目カフェは数名の方が遊びにきてくださいました🥰✨

次回開催日は、11月30日(木)14時30分ー16時@ここのね自由な学校
参加費300円です☕︎✨

………………………………………………………..

ここには書ききれていないプロジェクトや授業の様子、日々の出来事が沢山あります。もっと皆さんに細かくお届けしたいなあと思いつつも、自分の胸の中にしまっているわたし。

授業準備や環境作り、そして子どもたちと遊ぶことを最優先して日々を過ごしていくわたし。

こうして子どもたちと向き合う時間がたくさんできるのは、ここのねを応援・支援してくださっているみなさまの存在のおかげです。

いつも本当に本当にありがとうございます。

感謝 10月ご寄付をしてくださった皆様へ


今月も多くの皆様に応援の形をいただきました。本当に感謝しかありません。 このように、みなさまが継続的にご寄付・ご支援をしてくださる方のおかげで、子どもたちが立ち上げたプロジェクトで必要な材料(割り箸や木工手芸道具・郊外活動費など)や視野を広げたり知識を深めたりわからないことを調べるための本を購入させて頂いております。

継続寄附は、以下のサイトから、金額を設定して応援していただける仕様になっています。

毎月500円の寄付が1年間で6000円になります。そうすると、外部講師を3人呼べたり、自然体験の時に持っていける図鑑が3冊も買うことができるのです。

さらに継続寄付の方が100名集まると、スタッフを1名雇用し、ここのねの定員数を15名から5名増やして20名にすることができます!

現在、継続寄付サポーターは23名です。目標ま77名となりました。あと2名で25人となります。よろしくお願いいたします(^ ^)

寄付で応援する👇

(今月のご支援いただいた皆様)
☆継続寄付 23件
☆単寄付 9件
☆物資寄付1件
 最上伊吹様 おかし

☆ボランティア
かんちゃん 給食 毎日
首藤良子さん 給食 毎週月曜日
真鍋たかこさん 読み聞かせ 第4木曜日

☆Amazonのほしい物リストから学用品の寄贈も受け付けています☆
本や工作グッズ、洗剤など学習に必要なものを募集しています。

物資で応援する👇


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ここのね 自由な学校
ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!