一冊一冊本を拭いていると、なぜか癒される。

「本を全部一冊ずつ拭きたいんです。」

全国から寄付で集まった数百冊の本を前にして、スタッフのももちゃんが言う。

「え…？ぜ、ぜんぶ？」

動揺を隠せない私。

「手に取った本が汚れていたら、子どもたちが本を読むのが嫌になってしまう気がするんです。」

うん。た、確かにそうだ。

よし！全部ピカピカにするぞ！！！

（でも、本ってそんなに汚れているかな？）
半信半疑で本を拭き始めると…バケツの水が真っ黒に！
そして、目につく汚れをゴシゴシこすると、ピカピカに…！！
気持ちいい。

例えるなら、朝起きて顔を洗ったときのような爽快感。

寝ている本に「ほら、起きるよー！」と起こしている感じ。

丁寧に拭きながら、立ち読みしながら、寄付してくれた人たちに想いを馳せる。

「早く、場所を完成させて休みの日に一日中ここで本を読みたいなー」

こんな会話を何度しただろう。

ここには、読みたい本がたくさんある。

時間がいくらあっても足りないくらい。

子どもたちは、読み聞かせやボードゲームで楽しそう♡

本磨きを手伝ってくれた、原研二さん、わが妹、神田さん、ありがとうございました！！

温かいスープでほっこりお昼ごはん♡
（おたま忘れたから、アイスのやつで代用。笑）

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