見出し画像

ここのね活動報告レポート|2023年8月

子どもたちは夏休み。ここのねの教室がシーンとなる瞬間がなんとも違和感に感じます。あぁ子どもたちはどんなふうに過ごしているのかなぁ…なんて考えつつ、夏休みにしかできない研修や事務作業を進める毎日です。

ここのね2023生徒募集始まっています!

ここのねでは、入学者を募集しています。募集枠は少ないのですが、新たな出会いがあることを楽しみにしております!


学校の先生向けに研修を行いました!

夏休みの一番最初に大きかった出来事は、豊後大野市教育委員会の皆様に研修のご依頼をいただいたことです。

ありがたいことに「ここのねのお話をぜひ聞きたい!」との連絡をいただき、代表の山下浩二(こうちゃん)が1時間半に渡って、ここのねの事例を紹介しながら先生方に研修をさせていただきました。

しかし、この研修をするにあたり「自分にどんなことを伝えられるんだろう?」とすごく悩みました。自分達の実践が、教育現場でどう活きるのだろうか?となにを持って帰ってもらえるだろうか?と考えれば考えるほど何を伝えたらいいのかわからなくなりました。

そのまま当日を迎え、時間になると先生方が続々とここのねに入ってきます。もともと聞いていた人数より増えて、約20名の先生方が話を聞きにきてくださいました。明らかに顔がこわばり始め、緊張感がさらに高まっています…🫤

研修の中では、そもそもフリースクールにも種類があること、その中でここのねが属しているオルタナティブスクールってどんなものなのか?を説明しながら話をしていきました。

よく「フリースクールだから勉強はちょろっとして、あとはずっと遊んでいるんだよね?」とイメージされがちなのですが、そうでもないんだよ〜とイメージを崩せたらいいなという狙いもありました。

極論ではあるのですが、オルタナティブスクールで一般的な学校を考えたらインターナショナルスクールだと思います。と話すと「あ〜なるほど。」と理解してくださる先生はとても多くいたように感じました。

オルタナティブスクールが良い・フリースペースが悪いなんてことは全くなくて、その子にあっているのか?が何より一番大事であること、だから学校と同じでフリースクールも合う合わないがあって、決して万能ではないことをお伝えさせていただきました。

そして最後には、テーブルシェアと質疑応答の時間も設けさせていただき、子どもたちとの関わりやスタッフが意識していること、学校連携をする際に大事にしていることは?などなど、本当にたくさんの質問をいただきまして時間いっぱいギリギリまでお話をさせていただきました。

研修が終わった後、担当の方とお話しする中で「こんなにも先生方が前のめりになった研修は久しぶりです!そのパワーに自分達もさらに頑張ろうと思えました!今日はありがとうございました。」と嬉しいお言葉をいただきました。

当初は迷いもありましたが、ありのままの姿をお話ししたことでとてもいい時間となりました…!ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

さらに台風で流れてしまったのですが、他の部会の方からも研修の依頼をいただいており、少しでも豊後大野から「子どもの育ちの多様性」が広がっていくことを切に願っているところです。

臨時総会を行いました!

2023年、今年はここのねにとっては大きなターニングポイントになる年だと感じています。

ひとつは認定NPO法人にチャレンジしていること。これは株式会社だと上場するようなもので、とにかく手続きが複雑で要件もかなり厳しいものになっています。しかし、認定がおりるとここのねの可能性は一気に広がることも確かなのです。そこに向けて一歩ずつ歩みを進めています。

そして、もうひとつが法人のリニューアルです。前理事長の米澤陽子さんから引き継いだ「タオ・オーガニック・ファミリー・ユニオン」というNPO法人とその理念に込められた想いを繋いでいこう!と頑張ってきたのですが、少しずつここのねの色と「タオ・オーガニック・ファミリー・ユニオン」が持っていた色の違いに気がつき始めたのがこの1〜2年ほどでした。

どうしたらいいのだろうか?と考え、出した結論が法人のリニューアルでした。法人名も理念も理事の体制も全て新しく作り直していこう!という、いわば「タオ・オーガニック・ファミリー・ユニオン」からの卒業でもあるわけです。

しかし正直、ものすごく悩みました。エコビレッジを豊後大野につくろう!という旗印の元に出来上がったこの法人を、受け継いだ自分が変えてしまっていいのだろうか?新しくもうひとつ団体を作ったらいいのではないか?と悩み続けていました。

そこに背中を押してくれたのが、前理事長の米澤さんでした。

わたしはあなたに任せると決めたの。法人名が変わってしまっても大丈夫だよ。口も出さないけど、かといって直接的に支援することはなかなか難しいんだけどね。アハハ!

でもね。エコビレッジの夢は諦めていないよ。だからそこで一緒にやれるようになったら、その時はまた力貸して!よろしくね!

反対するわけでもなく、決して自分の夢を諦めるでもなく、一旦ここでは終わりだけど、また一緒になる時はよろしくね!と伝えてくださり、僕にはまだない大きな背中、大きな器を感じた瞬間でした。

ここで一旦、バトンタッチ!です。

そんな背景があり、この4月から改めて法人リニューアルを進めておりました。そして、その内容のお披露目を新役員向けに行いました。

役員の体制は、6名から7名に変更し、法人名、理念を作り直しました。

ここのねは、法人としてどんな未来をつくりたいと思っているのか?そのために大切にすることはなんなのか?という抽象的な話から、夏休みの期間をもっと有効に使えるのでは?情報発信をするには…もっとこうしたらいい、といった超具体的な経営戦略の話までたっぷり2時間半。

ここのねがさらにパワーアップするんだ〜!と予感する素晴らしい時間となりました。

新役員の体制や法人名・理念のリニューアルについては、改めて別の記事でお知らせできたらと思っております。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今月は子ども達の活動がないので、運営の話がメインとなりました。

とはいえ、スタッフとしての力量を高めるための研修や1学期の振り返り、2学期のカリキュラム案の草案などなど他にも取り組んでいることがたくさんあります。

子ども達に会えるまであと少し。はぁ…やっと会える!2学期もここのねがどんな日々を過ごしていくのか?とても楽しみにしています!乞うご期待を〜

感謝!8月ご寄付をしてくださった皆様へ

今月も多くの皆様に応援の形をいただきました。感謝しかありません!!
このように、みなさまが継続的にご寄付・ご支援をしてくださる方のおかげでここのね自由な学校は続いていき、子どもたちの学びへの繋がっています。

子どもたちが立ち上げたプロジェクトで必要な材料(割り箸や木工手芸道具)や視野を広げたり知識を深めたりわからないことを調べるための本を購入させて頂いております。

継続寄附は、以下のサイトから、金額を設定して応援していただける仕様になっています。毎月500円の寄付が1年間で6000円になります。そうすると、外部講師を3人呼べたり、自然体験の時に持っていける図鑑が3冊も買うことができるのです。

さらに継続寄付の方が100名集まると、スタッフを1名雇用し、ここのねの定員数を15名から5名増やして20名にすることができます!

現在8名です。あと2名で10人となります。よろしくお願いいたします(^ ^)

今すぐ寄付で応援する👇

継続寄附以外のご支援方法

また、物資寄付では直接寄贈しにここのねに来てくれたり、Amazon欲しいものリスト(子どもたちの授業やプロジェクトに必要そうなものをスタッフが選ぶ、子どもたちからのリクエスト)からギフトしてくれる方も大勢います。いつか直接会えた日には、みなさまの想いを直接子どもたちに伝えられる、受け取れる喜びがあり・・・

Amazon欲しいものリストでギフトされるものが宅配業者さんから届けられると足長おじさんに出会ったかのような驚きと大きなパワーを感じ・・・

本は宝。
Amazon 欲しいものリスト↓

自分たちも安定的な経営を目指して永続的にここのねが続いていき、沢山の子どもたちが幸せになるお手伝いを微力ながら頑張っていきます。今後も何卒よろしくお願い申し上げます。

ご寄付
継続寄付  8件
単発寄付  1件

物資・体験寄付
星と星座の図鑑(amazonほしいものリストから)

ボランティア
豊後大野 神田 様 お昼ご飯作り 毎日


いいなと思ったら応援しよう!

ここのね 自由な学校
ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!