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愉快な大人たちと子どもたちが混ざり合う空間でありたい

学校をつくり始めた2年前の当初から、「学校には普段から多様な価値観を持つ大人がやってきて、子どもたちに関わってほしいね」とスタッフ間で話していました。

それは、私たちスタッフだけが子どもたちと関わると視野が狭くなってしまうかもしれないという危惧でもあり、子どもたちには、多様な価値観の中から自分に合う選択肢を見つけてほしいという想いからでもありました。

その理想の環境が、今、現実になってきています。

先日は、立命館アジア太平洋大学(APU)の学生さんたちが子どもたちに1日かけて運動会を企画してくれました。借り物競走に水風船渡し、玉入れ、人間知恵の輪などなど楽しい企画がいっぱい!歳の近いお兄さん、お姉さんと関わる子どもたちはいつも以上にキラキラ生き生きしています。

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また、月に何度かボランティアに来てくれる学生さんもいれば、年齢層が20代から60代と幅広く、いつも美味しい給食を作ってくださる給食ボランティアの方々、そして元小学校の先生で快く学習支援に来てくださっている方々もいます。

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こんな風に色んな大人が毎日入れ替わり立ち替わりいるというなかなかな大変な環境にも関わらず、子どもたちは誰でも温かく向かいいれてくれています。

そして、なんと最近では、定期的に授業を開いてくれる講師の方も少しずつ増えてきました。

月に2回の音楽の授業をしてくださるのは、シンガーソングライターのUtaさんと音楽家の古賀小由実さん、フルート奏者の引田暁子さん。「子どもたちとここのねの歌を作ってレコーディングまでみんなでやりたい」と子どもたちに一人一人の興味に合わせた音楽の授業を毎回一生懸命に考えてくださっています。教室からこぼれ出る歌声に一番癒されているのは、スタッフなのかもしれません…。

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同じく月に2回ヨガの授業をしてくださるのは、臼杵市から来ている真庭あかりさん。キッズヨガで子どもたちに身体を動かす楽しさ、心地よさ、そして自分の心に目を向ける大切さを伝えてくれています。「今日はヨガがあるよ!やったー!!」と子どもたちも楽しみにしている授業です。

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そして月に一度工作の授業をしてくださるのは、三重町の首藤工務店の首藤健平さん。ぶんぶんごま作りや竹とんぼ作りを通して、子どもたちに粘り強く挑戦することでできるようになる昔の遊びを伝えてくれています。昔の遊びって、簡単にはうまくいかない。そこがいいところだなあと感じる今日この頃です。

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こうやって挙げはじめるとキリがないのですが…最後にお二方。

先日、遠方からここのねに来て「自分の好き」を思い切り伝えてくださった、育色工房の育ちゃんとチーズ工房【千】SENの柴田千代さん。育ちゃんは、子どもたちと一緒にそれはそれは大きな看板を汗だくで描いてくれました。彩豊かでパワー溢れる看板に毎日幸せな気持ちをもらっています。

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お千代さんは、子どもたちにその場でモッツァレラチーズを作る体験をプレゼントしてくれました。乳酸菌のこと、チーズのこと、食の大切さ…熱い思いが子どもたちに届き、真剣な眼差しでメモを取り続ける子や美味しいチーズに目を輝かせる子もいました。「好きを語る大人の存在」が何よりも子どもたちにとって必要な存在なのだと改めて感じさせられました。

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保護者を含め、ここには書き切れないほどの「愉快な大人たち」がここのねの子どもたちに関わってくれています。

その環境こそが子どもたちに「学びって楽しいよ」「自分の”好き”を大切にしようね」というメッセージを自然に伝えてくれているのかもしれません。

そんな環境をつくり続けていくことがスタッフである自分の使命だと思う今日この頃です。

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