ここのね活動報告レポート|2023年5月
給食ボランティアかんちゃんのお誕生日
5月頭、ここのねのお昼ご飯を作ってくれているスーパーボランティアのかんちゃんのお誕生日がありました。
かんちゃんは、みんなが喜んでくれるご飯はなにかな? 野菜が苦手な子がどうしたら美味しく食べてくれるかな?と、料理本を読んだり、料理の得意な人に相談したりして、毎日の献立を考え、愛情たっぷりに作ってくれています。
そんなかんちゃんに日々の感謝の気持ちを伝えたく、サプライズお誕生日会を開催しました。
みんなでお花を1輪ずつ持ってきて作った花束の美しさに感動です….
そして低学年チームで、お誕生日ケーキを作ることになりました。果物を切る係、生地を作る係、生クリームをたてる係。みんなで話し合い、自分がやりたい!と思う係を決めました。
出来上がったパンケーキをかんちゃんにお披露目〜!喜んでくれるかんちゃんの姿をみて、低学年チームの子もどこか誇らしげ。
相手を想いながら作られたケーキは、どんなケーキよりも格別に美味しいことでしょう。
かんちゃん、いつもここのねをキッチンから支えてくれてありがとうございます。かんちゃんの大きな愛によって、子どもたちはスクスクと育っています✨これからもどうぞよろしくお願いします😊❤️
大分県ならではの椎茸こまうち体験
地域の方からの紹介で、しいたけのコマ打ち体験をしに隣町へ行きました。事前に開けられていた穴にコマを打ち込みます。ここで大事なのは、しっかりと奥まで打ち込むこと。そうしなければ、乾燥してコマが抜け落ちてしまうのだとか。
しいたけ農家さんからのアドバイスを聞きながら、みんな、真剣にコマ打ちを楽しむことができました。
アメリカからの留学生と触れ合い、異文化交流
アメリカのニュージャージー州から10歳の男の子がここのねに留学に来ました。子どもたちにとっては、初めての外国人!英語!どきどきいっぱい。
英語で自己紹介するときには、自分の英語が間違っていないか、そもそも話すことが恥ずかしい。という気持ちから、声が小さくなったり、地面をみて話したりと緊張マックスな時間を過ごしました。
けれど、共に時間を過ごしていく中で、言語の壁が少しずつなくなっていく様子が見られました。自分の思いを相手に伝えたいから、タブレットや翻訳機を使ったり。表情やボディーランゲージで想いを伝えたり。そんな経験を少しずつ積み重ねていくうちに、今まで間違いを恐れて話せなかった英語を話してみよう!とチャレンジするようになっていきました。
みんなのなかで、英語はコミュニケーションの一つのツールだと身体を通して理解したんだなあと感じました。
高学年チームを筆頭に、日本文化を伝える授業がありました。日本食(お好み焼き・巻き寿司・琥珀糖・どら焼き)を作ったり、昔の遊び(かくれんぼ・かるた・だるまさんがころんだ)を一緒に遊んだりしました。
高学年さんは、英語で説明できるように数週間前からテーマという授業の中で勉強を行いました。その努力あってか、英語を交えながら日本文化を紹介することができました。
ある日は、留学生のお母さんがTシャツ染めキットをアメリカから持ってきてくれたので、みんなで染め体験を行いました。好きな色を選び、好きな箇所をつまみゴムでとめてつくります。世界に一つだけのTシャツの完成です!
そして、留学生の子が最終日には、お別れパーティー。ひたすら遊んで、スイーツ部お手製のシフォンケーキをたべ、低学年さん(留学生の子も含む)3人組で作った動画を流し、楽しい時間を過ごしました。
最後は、留学生からみんなに一言、みんなから留学生に一言を贈り合いました。放課後、ここのねを去る姿を見送りました。
彼は、また半年〜1年後にここのねに遊びにきてくれるそうです☺️これはお別れではなく、またね。だね。まってるよ〜ん。
ダンサーようこさんと絵描きいくちゃんとバリスタまちゃと来校
実は、アメリカから留学生が来ている同タイミングで、千葉県から絵描きのいくちゃんとバリスタのまちゃとが来ていました。しかも一ヶ月間ここのねに滞在し、1階に絵を描いてくれるという、通称いくちゃんフェスティバルがありました。
そして、仲間のダンサーようこさんも弾丸で大分にきてくれて、子どもたちにダンスを教えてくれました。今までダンスで自分を表現することが恥ずかしかった子も一歩一歩前に出て、最後にはど真ん中で大きく手を広げる。そして、音楽に合わせて楽しく踊る。
ようこさんは子どもたちと一緒におどる。その場の空気を共有する、そんな感覚。そんなようこさんとだからこそ、彼らは人の目をきにせず、楽しくおどりきったんだなーと感じました。
いくちゃんフェスティバルでは、いくちゃんが1階のホールの壁に絵を描いてくれることと子どもたちが自分の好きな動物をリアル(大きさでも、色でも、質感でもOK)に描くことをテーマにして絵を描きました。
自分の好きな動物を決めて、図鑑やインターネットで実際の大きさを調べて、画用紙に下書きをします。そこから、実際のキャンバスになる一階の壁にかいてゆきます。
いくちゃんはみんなの描きたい気持ちをほわっと包み込みながら、彼らのペースを尊重してくれました。
そんな空気感が心地良かったのか、みんな、筆を走らせる。走らせる筆のスピードは止まらない!中には、動物の毛並みを描くのが難しく描ききれない子がいました。
いくちゃんとまちゃとは車で千葉へと出発しました。またね。次会えるときを楽しみにしているよー。千葉に行かれた際には ikuiro garally にぜひ遊びに行ってみてね!
今月は、スペシャルゲストがここのねに来てくださった月でありました。内容が盛り沢山だったためか、光の速さで時が経ちました。本当に楽しい一カ月でした!関わってくださった方々、本当にありがとうございました!!