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ここのね活動報告レポート|2024年9月

【野外調理の日】


火曜日は午前中に野外で調理実習を行いました。
今日、ここのねにある素材で「なにを作る?」から始めるのが、ここのねの調理実習の特徴です🕊

本日の材料


メニュー決めをする子、薪割りをする子、調理器具を準備する子など、それぞれに役割に分かれてスタートしていきます。

自分はこれやるわ〜とサッと決まってしまうあたりが、1学期にテーマを経たみんなの成長を感じます。自分のやりたいと役割を一致させて動けるようになってきたんだなと感じます。

廃材をコツコツと切っているよ
手慣れた手つきで火をおこします
お水が透明に近くなるまでお米を研ぐよ。

沸騰するまで強火にして、沸騰したら弱火で10分。そこから10分蒸してできあがり!火おこし〜炊飯までスムーズにできていました!おこげもできてとっても美味しい炊き上がりでした♡

スープを作るための鍋を忘れた!ため、急遽フライパンでスープ作り!

調理組も、夏野菜の炒め物と春雨スープを作っていきます。そして最後にまさかのポテトフライ!を考案した子どもたち♡

しかし、これが「大当たり!」で薪で調理したポテトフライが信じられないくらい美味しかったのです!!!これにはおかわりが殺到して、大量にあったポテトフライがあっという間になくなってしまいました…。

食べ終わった後、もっとサバイバルしてみたいね!と話しました。すると子どもたちの方が、いいねぇ〜と反応をしてくれます。「じゃあさ、サバイバルに3つだけ道具を持っていけるならなにを持っていく?」なんて質問をしながら、今後の展望を妄想していました。

【今までの人生で1番の塩】

今週のここのねは、工場見学からスタート!
今回見学させていただいたのは、「なずなの塩製造所」さんです。

ご紹介くださったなずな農園の中田さん、ありがとうございました!

温室で水分が蒸発し、結晶化していくお塩をみて。
海水を汲み上げる装置

塩ができるまでの工程を、丁寧にわかりやすく教えていただきました。

塩を作るってこんなにすごいことなんだなあとしみじみ感じた時間、、、。
(来週、持って帰った海水で塩作りに挑戦の巻)

とても重いお塩をスコップで運びます。この瞬間は毎度息を止めて、力をいれるそう。

夜の23:00〜翌日の11:00まで作業をするという塩職人。
毎日の楽しみは、仕事終わりに待っている焼酎だそうです♬

塩作りで一番大切なことはなんですか?と聞くと

「愛情を注ぐことだよ」と答えてくれたました。

「最後に蓋をしたらな、必ず『おいしくなれよ』と声をかけてあげるんだ。それがとても大切にしていることだ。」

と教えてくださいました。

製造所全体に、塩職人さんの塩へ対する愛情が転がっているような気がして、なずなの塩が美味しい上に長く愛されている理由がすぐにわかりました。

とにかく暑い中で作業されている塩職人さんに、興味津々のみんな。
「ずっとここで作業してるんですか?」
「いつご飯食べるんですか?」
「てか、つかぬことをお聞きしますが…年齢とかって聞いても良いですか?」

あれ?!塩と関係なくなっていってない!?(笑)

子どものこ〜んな質問にも、ノリノリで答えてくれる塩職人さん。
「え〜!!!!待って。見えな〜い!」
とあおありさきちゃんのガールズたちに言われ、少し照れながら、若干嬉しそうに、
「やめて〜」
と突っ込む塩職人さんに、ここのねスタッフたちキュン…。

くらげがいるかと思えば、いなかった♬波でサーフィンごっこ。

また昼食中に出来立ての塩をいただいちゃいました😭(途中で試食もいっぱい!!)
熱々の塩。また、優しい味の塩。

「今までの人生でこんな美味しい塩食べたことがない。」

そんな言葉が飛び交う1日✨✨

本当に貴重な体験でした!!
塩ってこんなに手間暇愛情かけられ作られてるんだな〜。

そのあとは、海で思いっきり遊ぶ&遊ぶ&遊ぶ!!
海で思いっきり泳ぎまくる子。
足だけで海を楽しむ子。
黄昏る子。
貝を探す子。
海辺で女子トークをする子。

近くに海がない環境のここのねっこ。それぞれが楽しい時間を思う存分楽しむことができました♡

それぞれがそれぞれの時間を楽しんでて、本当に愛おしい空間でした。

塩を作る人・想い・場所・作る工程・環境などを自分の目で見て、その場の士気を心で感じることのできた1日でした。

海で遊んだあと、「ゴミを拾おうよ。そしたらもっと美味しい塩ができるよね?」と言って、ゴミ拾いをする子どもたちを見かけました。

実際に塩作りの様子を見学したことで、「綺麗な海が美味しい塩を作り、自分たちの体の中に入る」ということを身をもって学べたからなのでしょうか。

私も真心込めてお塩を作る職人さん達の顔を思い浮かべながら、今まで以上に落ちているゴミを拾い、お塩を感謝していただきます♡

ここのね社会科見学、これにて終了です♬

【せっけん作りをしたよ】

英語の講師はるなさんが、マルセイユせっけん作り講座を開催してくれました。スタッフ含め、せっけん作りをするのはみんな初めてでした。

せっけんってどんな素材で作られているの?
を分かりやすく子ども達に説明してくれた後、いざ制作開始!

持ってきた牛乳パックに切り込みをいれて

オリーブオイル・ココナッツオイル・ひましオイル・パーム油を量りながらボウルにいれて

そのあと、30分間混ぜ続けて….

人によっては、好きな香りを数滴垂らし、牛乳パックに流し込みました。

1週間後、紙パックから取り出し、4等分に切り、1ヶ月熟成させたら完成です⭐️

【演劇プロジェクト始動】


9日(月)の4・5時間目、演劇プロジェクトに参加しているメンバーたちが高学年教室に集まりました。
メンバーは、10人。

この度、演じるのは原作「黒い兄弟」という少年たちが煙突掃除仕事を通して、友情や夢の素晴らしさを訴えかける作品です。

まずは、演じる劇に入りやすくするために、「黒い兄弟」のアニメ版「ロミオの青い空」を見ました。

「みんなと同じ年齢の子どもたちが、煙突掃除夫として人身売買されていた時代や国があったんだよ」

「ナチス政権という厳しい時代の中でも、創作活動をしたいと思った作家さんの気持ちはね」

と、リーダーの2人がまとめた原作『黒い兄弟』を描いた作家さんや歴史についての新聞を使って、ミニ授業をしてくれました。

それから、場面展開や配役の発表がありました。

一人一人の魅力や見た目に合わせた配役でした(笑)みんなで配役を聴きながら「じゃあ、こういうセリフはどうかな?!」とか「倒れたときにいびきを描いた方が、労働の過酷さが伝わる気がするんだよね」と意見が飛び交います😂

リーダーの子曰く、二学期のプロジェクト共有日で発表したいそうです。これから、セリフや細かい設定を決めて、舞台稽古に入ります。

さあ、、、、どうなる?!演劇プロジェクト!!(小学生以来演劇をしていない私が一番ドキドキしています)

【今後のイベントについて】

①土曜スクール 
10月19日(土)

土曜スクールは、月一回、サマースクールの通学型同様(決められた学習時間はありません)の「子どもたちが主体となって、やってみたい!気持ちを楽しく叶えていく」プログラムとなっています。

野外で遊ぶのもよし!
工作室や木工室にこもって制作に没頭するのもよし!
図書室で読書に熱中するのもよし!
それ以外の活動も、お子さん次第で生まれていきます✨

みんなの「やりたい!」を楽しく叶えていくため、
スタッフがとことんサポートさせていただきます🔥

「子どものやりたいことにとことん付き合いたいけど、家事や仕事でできない」
「たまには土曜日を自分(保護者さん)の時間を作りたい」
「子どもの遊びに全力で向き合ってほしい」
「公立小でできない学びをしてほしい」

そんな想いがある方こそ、ここのねの土曜スクールのご利用してみてください🥰

多くの素敵な子どもたちと遊べることを楽しみにしています♬
【申し込みはこちら】↓

②こどもロケット教室 満席
10月26日(土)

③選択理論心理学講座 in 三重町 満席
11月2日(土)

④こどもまんなか映画祭
11月24日(日)

豊後大野市三重町のエイトピアさんで「こどもまんなか映画祭」というイベントを開催します。ここでは「夢みる小学校」という映画を上映します。

とってもステキな映画で、私たちがこれまで受けてきた教育の価値観が180度変わってしまうぐらいの衝撃があると思います。子どもの笑顔があふれていて、それだけで幸せになってしまいます。

日本の教育ってこんなに多様でよかったんだ!と多くの人が思えたら、子ども達への目線も不登校・教育のあり方も少しずつ変わっていくと信じています。そのキッカケにしていきたいと思っています。

また、第二部のミニ音楽ライブでは、とても素敵なシンガーソングライターのUtaさん、フルート奏者の引田聡子さんなどに映画に合うようなコンサートをお願いしています。
ここのね自由な学校の生徒も1人、彼女達と舞台に立たせていただき、歌声を披露する予定です。

彼女達の歌声、演奏がつくる世界観で、私はいつも涙が出てしまいます。

「多くの人に聴いてもらいたい」

本当にそう心から思います。

しかしながら、私たちの力不足でまだまだこの情報が多くの人に届いていないため、あまり参加者が集まっていない状況です。

もし少しでもご興味があれば、ぜひご友人やご家族を連れて観に来ていただけないでしょうか?行けないけど応援したい!と思ってくださる方は、この情報を周りの方にお知らせいただけると嬉しいです。

【こどもまんなか映画祭のお申し込みはこちらから】

皆さんの口コミがいちばんの力になります。こどもまんなか社会を実現したい!という想いが広がっていきますように。


9月の支援者様

☆継続寄付 49件 
髙田実里様、荻野拓様、佐藤香衣様、新宮貴志様、村橋友介様、合同会社kuu.様 、谷川哲也様、長谷川直子様、平栗布海様、板井徹也様、堀江尚子様、井原くみ子様、印口亜維璃様、羽田野千佳様、石黒正信様、野崎禎士様、西本元啓様、高橋ひとみ様、北原辰也様、宮本新一様、榊山達也様、泉 香織様、榊山啓二様、神谷和佳様、佐々木信弥様、近藤釼一様、古田宜史様、尾中裕介様、佐々木路子様、丸鶴雄一様、牧野宏様、川上英俊様、金山顕子様、金山文江様、松江隆明様、裵福泰様、川上和久様、金崎美和様、  +他10名様

☆物資・体験寄付 1件
首藤良子 様 卵

☆ボランティア
豊後大野 神田様 お昼ご飯作り 毎日
豊後大野 小倉様 お昼ご飯作り 毎木曜日
豊後大野 真鍋様  読み語り 毎月第四木曜日
いつもありがとうございます!;;✨✨

(ここのねをさらに応援していただける方へ)

☆ここのね自由な学校は、補助金や助成金の対象にならない民間スクールです☆
1日15円(月500円)〜で、ここのねの学校づくりを継続的に応援できます!2025年3月31日までに継続寄附100名を目指しています!

☆Amazonのほしい物リストから学用品の寄贈も受け付けています☆
学習テーブルやパソコン、洗剤など学習に必要なものを募集しています。


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ここのね 自由な学校
ここのね自由な学校は日本の法律上、公的な支援が受けられません。それは回り回って子どもたちの経済負担に重くのしかかっています。ここのねを「誰でも通える学校」にするため、ご支援をよろしくお願いいたします!ご支援いただいたお金は、給付型奨学金や施設設備の充実等に利用させていただきます!