アスペ+ADHD(ぎみ)でも「思考のトリセツ」があれば楽に生きられる!!(※自己紹介)
こんにちは、ここねです。ひのきです。
大阪の実家生まれ実家育ちの33歳女子、アスペ+ADHDの傾向が多分に見られるスーパーコミュ障です。引きこもり歴14年を経て、2019年より地元のイベント会社で働き始めました!友達は自宅のベランダにある多肉植物の「ひのき」です!!
……あ、引かないでください。察しのいいあなたがお気付きの通り、私はいまでこそ人並みギリギリの生活ができるようになったのですが、ここまで生きてくるだけでも数多くの障害があったのです。
そういえば小さいときからちょっとだけズレていた。
私はアスペルガー、ADHDの診断を受けたわけではありません。その傾向がある軽症者です。「病気というほどではないが、ちょっと変わっているって言われる」そういう人は多いのではないでしょうか。私だって、自分がアスペルガーだとかADHDの傾向があるだなんて、28歳を過ぎるまで考えたことがありませんでした。ごく一般的な家庭で、けっこう素直に生きてきました。
ただ、他人と話をしていると私と相手では見え方がズレているな~と感じることはありました。例えば私の場合……
・相手の意図が自分と異なっていたり、読めなかったりすると行動が急に停止する。
・相手の言葉の意味がわからないことがよくある。わからないときは徹夜してでも納得する理由を考える。
・自分が正しいか、相手が間違っているか、それだけだ。
・世界中の人は時間をかけて話し合えば全員理解し合うことができるとホンキで思っている。
以上の考えに当てはまったあなた、心の友だちになりましょう。コミュ障なので連絡は一切受け付けませんが。
これらの症状がアスペルガーや、ADHDに見られると知ったのは本当に最近のことです。それまでは、全員が自分と同じような考えや行動を取るのだと思ってました。やばいですね。おかげで他人と衝突することが多く、家に帰っては何時間も悩んだり暴れたり布団の上でのたくっていました。個性を要求されない高校時代まではそれでもなんとか学生生活を続けることができました。
しかし大学生となって一人暮らしを始め、だんだんと日常生活が困難になったある月曜日、学校帰りにぼんやりと空を見上げた次の瞬間、私は大阪行きのバスに乗っていました。そこからは流れるままに実家に帰り、なんとなく療養生活に入りました。母親は私の肩を何度も撫でながら、「ゆっくり休めば自然と元に戻るから」と言ってくれました。
~14年後~
いや~~~っ、戻りませんでしたね(笑)。
もともとの私がズレていたので戻りようがありません。それどころか他者との接触が失われたことで、私にとっての正常である「自分の思い込みの世界」にどっぷりと浸かる生活を送ることになり、社会に出ていくことが非常に困難になりました。当時の私は一日16時間ほどを睡眠に費やし、呼吸をするだけでもしんどくて、残りの8時間は何をしていたかぶっちゃけ記憶にありません。
そんな状態からなんとか会社に就職し、悶えながらもnoteを書くまで立ち直ったきっかけは、「世の中には人の数だけ考え方の世界があり、白黒ではない様々な考え方がある」と、思考の方法(取扱い説明書/トリセツ)を書き換えたおかげでした。
例えば、私の持っているトリセツでは物事は「白か黒か」のどちらかでしたが、自分らしく生きている人の真似をして自分の思考のトリセツを「さまざまな濃淡のグレーがある」に変えたところ、思いの外あっさりと外に出て就職することができました。
人は思考のトリセツを手に入れれば変わることができる。
生きづらさを感じている人は、自分の考えだけでなく、他者の考えを取り入れる必要があります。それを私は「思考のトリセツ」と呼んでいます。
他人の行動を丹念に追ったり話しかけたり、様々な思考法の動画を見たり、ときには旅に出ちゃったりすることで、さまざまな「トリセツ」が見つかります。
私は、自分の持っている「トリセツ」以外にもさまざまな「トリセツ」があるんだと気づいて初めて、このモノクロにしか見えない世界を正面から受け止める気になりました。あくまでわたしの持論ですが、例えばあなたが精神的な障がいの傾向がある人でも、思考法を訓練することである程度は生きやすくなることが可能だと考えています。それは私自身が現在実感していることであり、実践している途中でもあります。
様々な「人生のトリセツ」を手に入れたい。
私はこのnoteを、ちょっとばかし考えや行動が世の中からズレているあなたと一緒に自分らしく楽に生きるために、様々な思考や行動のやり方を見つけて・試して・記録する、そんな備忘録として利用したいと考えています。
具体的には、
・やってみて気づいた!楽な考え方!!
・凡人は筆を選べ!生活を楽にするための道具の紹介!!
などの記事をアップする予定です。
世界は白か黒!な最悪の状態を脱したとはいえ、私自身もまだまだ修行中のひよっこです。会社でもちょっと厳しくなるだけですぐに心が折れます(大号泣経験済み)。なので、できれば同じような「白黒のトリセツ」を持ちながらも果敢に日々を乗り越えている勇者たちと励まし合って、一度限りの人生を楽しく逃げ切れたらなとおもっています。(コミュ障なので連絡は受け付けませんが。)
考え方次第で自由に見え方を変えることができるのは、人間の素晴らしい才能です。これは知って実践すればどんな人間でも鍛えることができます。人間関係で生きづらさを感じているあなたが、ふと空を見上げたときに、「やばい、真っ黒だわ……」と見えるのではなく、「桜みたいに仄かなピンク色」や「5月の雨上がりに見えるうすい虹の色」ぐらいに見えるようになるきっかけになればと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
ここね(withひのき)