SNS整理の仕上げにFacebookを退会
今現在社会の主流となっているTwitter (X)、Instagram、Facebookといったソーシャルネットワーキングサービスは、だいたい2000年台の終わりに出てきました。
Youtubeとかも同じ頃に出てきたかな。
ただYoutubeは私は上記のコミュニケーション型SNSとは線を引いているので、ここでは無しにします。
そして、LINEなどのメッセージアプリは、個人や少数の特定の人とのメッセージや通話を主としていて不特定多数に向けての発信をする使い方はしていないため、SNSと形容することは控えます。
私は新しいものが出るといち早く使い始めるタイプだったので、Twitter、Facebookは2009年、それから年明けの2010年からInstagramと、それぞれ創成期からアカウントを作って使い始めていました。
当時は日本で使っている人はまだごくわずかで、私は親しい友人には積極的に勧めたりしていましたが、当時のインターフェースはシンプルでもろに外国のサービス!と言う感じだったので最初からとっつきやすかったわけではありませんでした。
Twitterはリアルの知人はほとんどいない状態でつぶやき方の波長が合う人とフォローしあったり、そういう顔を知らないどこかの人と繋がったり、実際リアルでも知り合いになったり、友人や知り合いには言いづらいことを吐露したり考えを述べたりしていました。
趣味の人とも繋がったりね。
広告が多くなって、タイムフィードが妙なおすすめ順がデフォルトになったり、ハッシュタグが出て低俗な会話の場と化したり、
どんどん、当初良いと思っていた部分が薄れていって、その頃のフォロワーさんたちも呟かなくなり、放置アカウントが増え、人の心と心が交差する場ではなくなってしまいました。
Instagramは、当初は写真だけ載せてそのアーティスティックな部分で知らない人と繋がったりするのが楽しかったのですが、いつの間にやらFacebook傘下になって謎の連携が促されて、連携を解除しても切っても切れないマーケティングの闇は止まらず、本名を出さずハンドルネームでやっているのにも関わらずどんどんリアルな友人や知り合いのフォローが増えていき、自分のプライベートを特に知られたくない人からも知られてしまい、元々写真重視のプラットフォームだったのがみんなダラダラ文章を書いたりストーリーなどで自分の生活の自慢などを披露しあう場になってしまいました。
Facebookは、ヨーロッパに留学してみると使っている人が多くて、情報を得たり友人と繋がって連絡を取るのに重宝しました。
自分の近況を投稿したりしていましたが、どうもいいねの数やコメントの数が気になるとか、友達の数が数百人に増えて関係性の薄い人の投稿も目に入ったり、知人が社会的に成功していたりするのを目にして心がざわついたり、
そう言う理由で段階的に、演奏会のお知らせだけになっていき、そして何も投稿しなくなり、メッセンジャーだけ使っていました。
世界的に、自分から発信することが容易になったことから、虚像のような人間が増え、辟易とするような自惚れ屋が増え、注目されることで金儲けをするビジネスが生まれ、全てが閲覧数や登録数で評価されるようになり、
私からするとアホくさいものでしかなくなりました。
人の行動もプライベートも目に入れたくない、自分の行動も知られたくない、意図していない相手からプライベートを把握されたくない、自分の知らないところで話題の対象にされるのも嫌。
そういうわけで、数年前からInstagram、Twitterの順で完全にアカウントを削除していき、Facebookだけは2009年からの全写真と全投稿やタグ付けを削除し、利用解除(アカウントを完全には削除していないけど停止した状態)にして、メッセンジャーのみをアプリで使っていました。
利用解除にすると、投稿やプロフィールは隠されるけどもメッセージのやり取りは変わらずできると言うことだったので。
メッセンジャーアプリで連絡をとる人(他の連絡先を知らない)がいるために残していました。
ただ、利用解除しても、何かのはずみで、例えばブラウザー検索でウェブサイトだと思ったらFacebookページだったとか、Facebookでログイン設定をしていた外部サイトにログインしてしまったりとかで、Facebookのアカウントに一度でもログインしてしまうと、利用解除は解除され、また通常の利用者に戻ってしまいます。
しかも、利用解除していたはずの期間に私の誕生日があったのですが、フィードにおめでとうと投稿してくれた人が何人もいました。
あれ、私のプロフィールって見えない状態になってたんじゃないんだ?
それとか、やはり自分がもう投稿をしてもいないし他人の投稿を閲覧もしない、非アクティブユーザーなのに、アカウントを持ち続ける、それによって情報を提供し続けているという状態がどうしても嫌でした。
それで、唯一Facebookを維持し続けていた理由であるメッセンジャーの利用について改めて考えてみました。
毎日のように使うほど頻度は高くないものの、たまにふっと久しぶりの人から連絡が来たり、LINEなどを知らない人から連絡が来たり、やり取りしていたり。
ただ、よくよく履歴を遡ってみると、その中でどうしても今後も連絡を取りたい人は数人だったため、思い立って該当の人たちに連絡先を確認して、
LINEだったりカカオトークだったりメールアドレスの連絡先を確保した上で、
今日ついにFacebookのアカウントを完全に削除しました。
細かく言うと、あと30日はアカウントが保持され、一度でもログインすると元通りに戻ります。
かれこれ15年持ち続けていたアカウントで、削除するのは何となく大きな動きだったなと感じます。
TwitterもInstagramも10年以上の長い間使っていたプラットフォームだったので、完全削除した時にはなんだかスッキリしたような、拍子抜けするような気がしましたが
何ヶ月経っても何年経っても、また始めようとは思わないものです。
企業がウェブサイトよりもInstagramのマーケティングに力を入れていたりとか、ウェブサイトがなくてFacebookページを代わりに使っていたりとか、
有名人などのツイートの大元が見たい時とか、
アカウントを持っていないと本文や投稿を見ることができずに不便に感じることはあります。
それとか、人と知り合った時に昨今は電話番号やメールアドレスではなく、
Instagramのアカウントを聞き合うことが多い気がします。
日本人同士ならLINEを交換すればいいし、他にアカウント保有しているカカオトークかWeChatならそれを使えばいいのですが、欧米の人はFacebookやWhatsappが繋がる方法であることが多く。
欧米で主流のメッセージアプリWhatsappはずっと使っていたのですが、なんかその作りが好きになれないのと、私の(オーストリアの)電話番号を知っている人は所構わずそちらにメッセージを送ってきて、プライベートで繋がりたくない人からもメッセージを送られてしまうのでアカウント削除しました。
ちょうど、人とあまり関わりを持ちたくない時期でもあったので。
Whatsappでメッセージが来ると、なんかあんまり良い気分にならないというか
勝手に連絡先を同期されてしまうのも嫌です。
完全に個人的な好みですが、Whatsappは嫌いです。
そうなるとアップルユーザーとはiMessage、そうでない人との連絡は電話番号のショートメッセージに限定されて、でも必要最低限の連絡で要所のみ伝えられ、グループチャットなどに巻き込まれない利点があります。
SNSと言えば、日本ではあまり馴染みがないと思うけど欧米ではビジネスマンに使われているLinkedInにも登録しています。
本当はやりたくないんだけど、転職する時に求人を見るのや応募するのに便利で、就活用と割り切っているのですが、
Facebookと似たような感じで同じ属性(同じ会社や以前の勤務先が同じとか)の人たちから繋がりを求められます。
ほとんどログインもしなくて転職する時ぐらいしか使わないのに、たまにそこに知り合いからメッセージが来ていることがあって、
まあその中には電話番号を知っている人もいるわけだけど、SNSの方が手軽だっていうことですね。
返事が長いことなくても後追いしてこないっていうことはそんなに重要度は高くないと思うので、無視してごめんなさいね、です。
消したいな・・・と思うのですが、今転職活動中だし、また数年のうちに転職することもあるかもしれないのにまた1から登録してプロフィール設定してスキルや学歴職歴書いて・・・・というのも面倒すぎる。
他の転職サイトにはない検索の仕方だったり、利点はあるんです。
また、彼との連絡用にスナップチャットを使っています。
本人が一番よく使うアプリだからとのことで、ただ一人との連絡専用なのですが、
スナップチャットの特性上、私個人とやり取りしているチャット以外にも、私のみに送られてくるスナップ(写真や短いビデオ)もあれば、多数の人に向けて発信されるものもあり、
私は不特定多数に向けて送られたであろう投稿は必ずしも把握したいと思わないし(心がざわつくことがある)、
むしろ自分がメッセージの返事を待っている時に遊んでいるところのスナップが送られてきてモヤっとすることもあるので、不特定多数に向けてのスナップは通知オフにしたいのですが、スナップチャットはそこまで厳密に設定できないみたいだし、大体それが何人に向けて送られたものなのか判断する術がない。
そういう緩い感じが良いのかもしれませんが。
インターネット中心の情報社会になって、ほぼ全てのサイトで利用登録を求められ、個人情報を提供せねばならず、
数年使っていないとリセットされたりパスワードが無効になったり全くログイン方法がわからなくなったり、退会したいのにまずログインできないとか・・・
という問題が多くて辟易としています。
パスワード管理は完全に機械頼み。
絶対に覚えられないし。
2段階認証も半端なく面倒。
一台の端末で完結させてくれない。
アプリが増える。
こういう、ここ15年ぐらいで問題になっている事柄は5年後10年後に解消されるのでしょうか?
あまりにもインターネット上に人生が依存しています。
前、終活の手伝いをしました。
当然、人生の終わりを前にして、インターネットのこと以上に気にする大事なことの方が多いです。
けれど、私としては個人情報を永久的にインターネットに残し続けるのは尊厳もあるし良くないことだと以前から思っていたので、積極的にインターネット上の終活を進めました。
年代的に使っているサービスはそれほど多くはなかったけど、本人が把握していない(使っていないから消したと思っている)ものもありました。
サブスクリプション登録はお金を引き落とされ続けるので必須。
知ってますか?Spotifyって、英語でカスタマーセンターとチャットでやり取りしないとアカウント削除できません。
TwitterやFacebook、TikTokなどのSNSも管理の問題から削除。
Pontaポイント、Tポイントの家族譲渡や、できないものは店舗やサービスで使い切る。
クレジットカードの解約。
宝くじの換金、宝くじサイトのポイント使用。
Googleフォトの写真自動共有に家族を紐づけてアップロードしてある写真が全て家族の端末でも見られるように設定。
最後に携帯電話の解約。
LINEは、そのままにしておいたのですが携帯を解約してその電話番号が第三者に割り当てられ、その人がその電話番号で新しくLINEアカウントを紐づけると、元々その番号で認証していたLINEユーザーは自動退会になります。
これが、情報世代の50代以下だとしたら、膨大な量になります。
SNSはものによっては追悼アカウント設定などがあるけど、正直家族のインターネット上の活動を全て把握してる人なんてほとんどいないと思います。
こうもパスワード天国になると、迷宮入りします。
本人以外、いや本人でもわからないぐらい、まず持ってログインできない。
だから削除もできない。
今なんて銀行口座も証券口座も全部オンライン。
例えば私が今日オーストリアで突然死したら、緊急連絡先である日本の家族はきっと大変でしょう。
お金や契約や加入している保険、所持品の概要など、わかりやすい手引きをアナログで用意しておくべきですね。
デジタルだと、そもそもログインできないとか端末をロック解除できないとかのつまづきがあると思うので。
終活ノートをシェアするアプリだとかもありそうだけど、まだ生きているうちにシェアするのもどうなのかな・・・と。
話が脱線したけど、私は今後自分の言葉をこのNoteと、オフィシャルサイトのブログで綴っていくのみに限定することで、自分の心を大事にしながら社会に向けて発信していこうと思います。