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使う人の心地良さには配慮されていないドイツのインフラ

小さな都市に住んでいる私たちは、飛行機に乗る旅行をするためには近隣の大きな空港へ行ってそこから旅をすることが多い。

その中でも一番利用する機会が多いのがミュンヘンの空港なんだけど、何回ミュンヘン空港を利用してもしっくりこない。


まず、インスブルックからミュンヘン空港に行くには現時点で、ルフトハンザから期間限定運行されているルフトハンザバス(飛行機チケットと一緒に旅程を予約しないといけない)、民間のFlixbus、公共の電車、民間のシャトルサービスがある。

一番安価で本数もそこそこあるのがFlixbusなんだけど、午前中の本数が少ないので8時から10時の間に到着しようと思うと夜中発で4時とかに着いてしまう時刻を選ばないといけないので選択肢から外れる。

民間のシャトルサービスは、コロナの間に会社費用で数回利用したように1人のお客をワゴンで迎えに来てくれるサービスもあれば、チロル州近郊から数名拾って行く乗り合いサービスもあって、荷物が多い空港からの帰りはこれを利用すれば家の前まで送ってくれるので便利。

ルフトハンザバスは今回インスブルックから発券にすると割高な旅程だったので除外。

今回家からミュンヘン空港に行くのには、実は一番避けたい電車での移動を選択。

インスブルックからミュンヘンまで行く電車は毎時1本しかないし、速い電車で行っても途中のミュンヘン東駅で降りてSバーン(近郊電車)に乗り継がないといけない。

このミュンヘン東駅が、私が最悪だと思う駅なんだけど

中央駅と比べて利用者数は少ないとはいえども、乗り換えの起点にもなっている駅。

なのにちょっと前までコインロッカーも全滅(どれも使えなかった)→今は新しいのが入ったみたい

プラットフォームにもコンコースにも、風を凌げる待合室がないのはおろか椅子の一つもない!

コンコースも微妙に吹きさらしだし、いくつかあるわびしい飲食店だけ。

この時代に合った駅じゃない。

そして空港だけど、ターミナル1と2があるんだけど作りが入り組んでて、視覚的にあまり特徴がないのでどこに何があるか覚えづらい。

飛行機から降りてからシャトルサービスカウンターやバス乗り場を探すのも、毎回行き当たりばったり。

しかも、わかりやすい館内図もなければインフォメーションセンターもパッと見当たるところにはない。
建物内でGoogleマップなんか使ってもややこしくなるだけ。

自分の記憶を頼りにターミナル間を行き来していつも偶然目的の場所を見つけるんだけど、本当にユーザーフレンドリーじゃない。

トイレの手洗いの手を乾かすやつだって、タオルが巻取り式でガガーって出てくるやつなのが疑問。

大規模な空港は絶えずアップデートを繰り返していて、例えばフランクフルトなんかは半年行かないと別世界みたいになるのでもう諦めるけど、
ミュンヘンはそこそこ毎回同じなわりには覚えづらい作り。

そしてミュンヘン東駅ね、本当に萎える。
バイエルン州政府は、これでいいと思ってんのかな。
せめて風を凌げる待合室を作ろうよ。
冬に乗り換えで待ちが20分でもあると凍えるよ?
コンコースに降り立って待合室もへったくれもなくて、自分であんま吹きさらしじゃない場所を選んで立ちんぼしてるしかないなんて、おかしいだろ。

しかも今回なんてコンコースで変な雄叫びあげてた男に「外国人が」って言われてこっち向いて唾吐かれたから(かかるほど近くにはいなかったけど)こっちもSワードで応戦した。
せっかくこれから旅行に行くっていう時に、ミュンヘン市中を通ったせいで無駄な苛立ちがあった。

だからなるべくならミュンヘンの市中を通過しないで空港に行ける、バスの方が圧倒的に好ましい。

ドイツのインフラって、人が使ってどう感じるかとか気分良く使えるかとか、そういうのを考えられて作ってない気がする。

バリアフリーとかも整備されてないところが多いし。

利用する大多数の人が、そういうものだと思って受け入れて体力と腕力で乗り切っちゃうから改善もない。

私の住んでいるオーストリアは確かにドイツとは規模が違うけど、駅にはちゃんと待合室や椅子の設備があるし、チロル州を走ってる近郊電車のトイレもちゃんと使える(だいたい)綺麗なトイレだし、
オーストリア国鉄の電車のシートも新しい車両のなんてふっかふかだし、トイレも綺麗だし、
それに乗っちゃうと、ドイツ起点でイタリアまで走ってるドイツ鉄道の電車とか、乗りたくならない…。

オーストリアだと、どこかに人の手が感じられる作りになってるんだよね。
私の主観かもしれないけど。

あと、私が今まで一番頻繁に載ってる国際線はおそらくルフトハンザなんだけど、

正直ルフトハンザは最悪な航空会社の一つに数えていいと思ってる。

前、ミュンヘンからヘルシンキの往復でルフトハンザ便に乗った時、欧州路線で預け荷物が有料だからか乗客はほぼ全員機内持ち込みサイズのスーツケースを持ってきていて、帰りはしかも満席。

古めかしい機体なのもあってか、上の物入れには機内持ち込みサイズスーツケースを3つ入れるスペースがない。

単純に考えて、片側3席の座席の全員分のスーツケースが入るスペースは元々ない。

だからアナウンスで、カバンやコートは上に載せないよう指示があったけど、上の物入れは大きさ的にスーツケース2つとカバン1つみたいな大きさなので、みんな我先にと物入れに荷物を入れる。

私が搭乗した時には、物入れが全く空いていなくて、乗ってくる人たちはまだいるのに通路の途中で途方に暮れる乗客が何人もいた。

傍で見ていた1人の女性客室乗務員がね、そこで言った言葉に私は耳を疑った!

「自分で空いているスペースを見つけてください。荷物を入れる場所を探してあげるのは私の業務じゃない」

おい!あんたなんのために突っ立ってるんだよ。

カバンやコートを下ろせばスーツケースが入るかもしれない物入れをチェックして近辺の人に声かけたりとか、他の航空会社の客室乗務員さんとかちゃんとやってるよ?

ルフトハンザって格安航空会社でもなくて高い料金取るわりに、サービスが全くダメ。

思いやりが皆無なんだよ。

その時私の座席はほぼ最後尾だったから、そこまで行くとたまたま一列空けてあるところがあって、そこの足元にスーツケースを入れるよう男性客室乗務員さんが機転をきかせてくれた。
他に全くスペースが見つからなかった人たちも、私が座ったその一列の足元にスーツケースを収納することでなんとかなった。

そもそも、欧州路線とは言ってもそこそこ距離ある路線なんだし、預け荷物無料にしてくれたっていいじゃん。
ライアンエアーとかイージージェットが預け荷物に金取るのはいいとして、ルフトハンザはそんなこすいことしないでほしいな。

国際線で出てくる機内食も食べられないほどひどい時があるし。

覚えてるのが、人参の千切りがごっそりとりんご切ったのとチーズが入ったようなサンドイッチ。

それ以外にも、一口かじっただけでもう無理となるレベルの恐ろしい食事を提供してくる。

とは言えルフトハンザは就航路線が多くて、最短ルートになることも多いので他に選択肢がない場合も多かったり、ANAだと思って予約してもコードシェアで運航はルフトハンザだったりも。
そういう時はがっかり。


って今回はドイツの悪口みたいになってしまった。

でもこれ、事実!

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