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アトピー父さんの赤ちゃん肌ケア術/肌の敏感な息子にしている12の事

僕の血をひいて、一歳の息子も肌が弱い。
ケアをしないとすぐに肌があれて、アトピーになりかねない。

僕は壮絶なアトピー治療の体験があって、(体験談は後述のリンク参照)
肌のケアが大切だという境地に至った。

その経験から、赤ちゃんがアトピーになる前に、必要な肌ケアのコツを書き留めることにした。たぶん、親にとって、自分の赤ちゃんのトラブルは自分より辛いはずだから。

一応、この報告を僕のアトピーを診察してくれてる細谷皮フ科の細谷先生に話したら、「あなたの言っていることは、役に立つから、ブログにしなさい」と言われた(笑)

うちの子供の肌ケアを書き留めておく。

肌の弱いベイベーのための肌ケア術
1.石鹸、シャンプーは使わない。
2.お風呂後は、ワセリン(プロペト)で保湿
3.夏場は朝シャン→ワセリン保湿
4.汗をかいたらすぐ拭き取り、着替える
5.部屋は25度保つ(クーラー27度+扇風機)
6.痒そうなら、保冷剤で冷やす
7.痒いていない時に患部にステロイドを塗る
8.オムツは頻繁に変える。蒸れた状態にしない。
9.着る物は、綿100%。タオルはガーゼ生地。
10.掻いちゃダメを絶対に言わない
11.愛してるよと抱きしめる
12.親が気にしすぎない


●肌の原則

肌は28日で再生する。

超簡単にアトピー肌が綺麗になる秘訣は、
掻かないこと。

掻くのを28日我慢すればいい。
掻くからアレルギー物質が入り、また痒くなる。

かつての僕は、「そんなこと無理」と言った。

では、どうするか。

「肌に優しい生活をする。」
「肌を傷つけない。」

アトピーのような肌が敏感な人は、
肌の生活習慣が大切なんです。

これを意識して、実行するだけです。

⚫︎ポイント1:環境を整える

・掻きたくなる環境を取り除く。
・掻くと肌が傷つき、そこからアレルギー物質が入る。
・掻かなければ自動で治る。これを意識する。

そのため、肌の保護する。

●ポイント2:保湿・皮膚の油分を取り過ぎない

・肌が乾燥すると、アレルゲンが侵入しやすくなる。そのため、保湿が重要
・市販のワセリンは重宝する。ベビーワセリンは少量で高いが、同じ健栄製薬の大人用の市販のワセリンをベタベタ塗れるからコスパが良い。

ワセリンの純度の高いプロペトもよい。プロペトは市販だと高いから処方してもらえると嬉しい。

・お風呂で石鹸、シャンプーは使っていない。肌の油分をとっちゃうから。お尻の穴だけ、ちょっと使う。

入院中、全身を石鹸で洗われていたが、よく被れていた。特に顔。
退院して洗わなくなったら、被れなくなった。過度な清潔感は逆に肌の弱いベイベーには酷なのだろう。

ちなみに、僕もここ10年間、お風呂では石鹸、シャンプー使ってない。
シャンプーは月1度の美容室だけ。

・入浴後は、保湿にワセリンを使う。うちはベタベタにしちゃう!

お風呂前に裸にすると掻く場合は、お風呂に入れる前にワセリンを塗ってもよい。その場合も、水は弾くけど、石鹸使わない。

●ポイント3:汗は痒みを誘発

・夏は寝ている時に汗をかいて、汗疹になる。
 そのため、朝はぬるま湯でシャワーでさっと流す。その後、ワセリンで保湿。(冬の朝はシャワーしない。乾燥するから。)

汗は天敵。塩分は痒さを誘発する
 拭いてあげる時に擦らないように注意。

夏場は外出から帰ってきたら、服を変える
 汗を拭き取る。シャワーを浴びせる。

部屋の温度を下げ、汗のかきにくい温度にする。
 赤ちゃんの適性温度は25度とNICUで聞いた。NICUも通年で25度。
 赤ちゃんには寒すぎない温度だが、クーラーは、乾燥するから保湿もする。
 大人は寒い。長袖を着て寝ている。

•クーラーや扇風機で風を直接当てない。(長時間あたると大人でも死ぬから)

•お出かけの時は、着替えをたくさん持つ。着替えの際に、お尻拭き(濡れティッシュ)で体を擦らないように拭いて上げる。

●ポイント4:痒いところは冷やす

・掻いている場合は、冷やす。保冷剤を当てる。うちはパピコの蓋を空けずに、患部に当ててる。なお、パピコの中身を食べさせたことはない。

ステロイドは痒い時に塗らない。逆に痒みを誘発する。
 これは、みんな知らない。ステロイドが効かないとみんなが言う理由。

 痒い時は逆効果。痒い時は、一旦、冷やす。痒みが収まってから塗る。
 赤くなって炎症している所は、本人が痒そうにしていない時に塗る。

→一番ステロイドの低いコロイドとワセリンを混ぜたものを処方してもらっている。
→赤みが取れたら、ワセリンに切り替える。

・眠くなりだすと頭を掻き出す。
 たぶん、体温が上がるから。
 うちわで仰いであげると、掻くのを辞めて、入眠することがある。 

●ポイント5:食べ物は(アトピーに)関係ない

アトピー治療の権威で八戸の薄場先生の長年の調査によると「食事とアトピーの関係はまったくないので、基本的に子供が食べるものは心配しないでよい。」と教えていただいた。

大人の場合、アルコール、辛いものは体温が上がるので痒みを誘発しやすい。

医食同源ではあるから栄養のある食事は、アトピーを差し引いても重要。

薄場医院では、サプリ、水、漢方も直接治療に関係がないと伺った。
僕の経験上、それらは健康に良いから肌がツヤツヤすることはあるが、アトピーの治療と直接関係がない。結局は、掻かない習慣をつくることしかない。

●ポイント6:肌に触れるものに気を使う

■おむつは頻繁に取り替える。
入院中、お尻の穴の付近がぐじゅぐしゅになることがあった。
まず、オムツ替えの頻度を変える。種類も変える。

そしたら、ぐじゅぐしゅが消えて、綺麗になった。
**
オムツにもその子の肌に合う合わないがあるらしい。**
うちは、ナチュラムムーニーは、大丈夫。それ以外はすぐ被れる。
同じメーカーのムー二ーでもダメ。

被れる子は、オムツの種類を替えて、調査する方がいい。

■着るものは綿100%
ちゃんと汗を吸ってくれるから。大人の人も同じ。
新生児は綿100%が多いけど、
月齢・年齢が上がるとポリが入ってくるから、表示を良くみる。

アトピーの人に化学繊維の下着はよくない。
僕もクール系下着をつけてた時は酷かった。引っ掻いて血だらけ。

あと、アトピーの人はジーパンは擦れるから良くないと薄場医院で伺った。
それでジーパン10個全部捨てた。
**
■タオルは、ガーゼ生地にする。**

タオル生地は、洗うと雑巾みたいにゴワゴワしてきて、肌を傷つける。
ガーゼ生地は良いね。

■洗濯用の洗剤はヤシノミ洗剤。
 柔軟剤・漂白剤は使わない。

■大人用:僕のシャンプー
大人のシャンプーは、ミノンシャンプー(しっとり)
ほとんど使わないけど。身体を洗う時もこれ。

■大人用:ウォシュレットはどうよ?
実は、僕のお尻の穴も息子と同じ、じゅくじゅくに化膿することがあった。
これ、ウォシュレット辞めたら止まった。

医者にも「ウォシュレットも良くない」と忠告されていたが、綺麗好きで辞められなかった。同じ症状のある人は、病院行く前にウォシュレットをやめよう。

●ポイント7:否定語を使わない。

・掻かないと治るというと、みんな子供に「掻いちゃだめ」と言う。これ禁句。

・赤ちゃんだけど、「掻いちゃダメ」「掻かないで」と言わない。
 「掻いてますよ」という。
事実のみ伝える。
 これは効果があって、赤ん坊も掻くのをやめる。

・大人も同じ、意識させる。大抵、無意識的に掻いている。
 そのため、一旦、意識させることが大事。

・悪いことをしているわけではないので、絶対に否定言葉にしない。
 掻くことに無意識的な罪悪感を植え付けない。

 うちの子もあなたの子も、肌が弱いだけで、ダメじゃない!
 
 だから、優しく「掻いてますよ。」「掻いてるよ」と伝えましょう。
 言葉だけ変えても、語気が強めだと怒られてると認知して効果ないからね。

●ポイント8:親が気にしすぎない。

親が心配しすぎると、思考は現実化する傾向がある。

■心配の思考が現実化するループ
→親が心配 
→心配でイライラ 
→子はその波動を受信(アトピーの子は繊細に受信)
→グズる
→掻く(悪化)
→親がますます心配

の繰り返し。

ただ、母親(父親)のせいだと思いすぎなことが大事。

でも、世の母親は
「ごめんね、こんな体で産んで」と、
どの母も涙する

うちも泣いてるし、みんなそう。

心配で不安な気持ちが出てくる。

でも、その心配や不安は、愛からくるもの

だから「ごめんね。ごめんね。」と
心がマイナスな支配されそうな時は、
この心配って、愛からきてるというプラスな感情に気づいて欲しい。

そして、「愛してるよ」と抱きしめよう

不安・心配=愛 なんだと思うと少しスッキリする。

そこに向き合えるのがこの病気のメリットなんだと思う。

僕の場合、病気は半分は生活習慣で、半分は運命(遺伝含め)だと思うようにしている。親ができることは、生活習慣を整えることのみ。

子供が病気に向き合うのも、この子の運命だと思ってるし。

●ポイント9:抱きしめる。

あ、前の項目で出てしまったのでもう一度、
「愛してるよ」と抱きしめてあげましょう。

ま、でも、一晩中泣かれたり、バスや電車でぐずられると、
パパの方が痒くなるわけですが、

そういう時は、呼吸法です。

2秒で吸って、5秒で吐く。

そして、「よしよし、愛してるよ」と
抱きしめてあげましょう。

●まとめ

いかがでしたか?

ぜひ、肌ケアをトライしてみてください。

それと、心のケアも大事です。

特に親自身の心のケアです。

親が不安や心配になったり、マイナスな感情になります。
その時は、不安や心配な源泉は「愛してる」とプラスな感情があることに気づきましょう。

僕は、いつも息子をみて、こう思ってます。

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きっと振り返ると短いであろう今を楽しむ。

そして、生意気を言い出したら、このブログ数十年後にひっぱり出して、見せつけてやろうと思います。

お読みいただきありがとうございます。

以前に書いた記事はこちら

以上です。

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