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腕の見せどころ

今の仕事をするようになって約1年が過ぎた。
これまでやってきた仕事とは全く違って、新しい世界。

わたしは基本的にぼーっとしているタイプなので
抜群に頭がキレるとか、仕事がめっちゃ早いとか
いわゆるデキるタイプではない。

しかし無駄に社交的な性格をしているのと
ゆるゆると適当にやるのが得意なので
わりと誰にでも合わせられる。
そして相手に合わせることが全く苦ではない。

特に仕事の場合は、相手に合わせてなんぼと思っている。
なんでも決めてくれる人にはありがたく乗っかるし、
優柔不断な人にはこっちから選択肢を出すとか。
受けた仕事はなんでもやる。言われたらその通りにやるし、
言われなければ自分で考えてやる。

それがわたしの基本スタンス。
これまで人間関係で大きな問題は特にない。

いや、一度だけある。
なぜかわからないけど、先輩にすごく嫌われた。
その時はしょうがないから、相手に合わせて距離を置いた。
相手の気持ちは変えられないからわたしにはどうしようもないし、
それは相手の問題であってわたしの問題ではない。
でも相手の気持ちを尊重することはできる。それだけのことだ。

仕事で自分を表現するとかはあまり興味がない。
それよりも、チームや周りの人たちが居心地よくいてほしい。
嫌な仕事でもご機嫌で取り組めたら最高だ。
それがゴールというか目的なので
自分の意見とかやり方に執着もなくこだわりもない。

基本そういうスタンスだと
周りに敵という敵はいなくなってくるので
非常に動きやすいし仕事しやすくなるから不思議だ。
そうすると無理に意見を通したりしなくても
なんかうまいことやっていけるので助かる。

お前みたいなのが一人いると助かるんだよね、と
以前の職場の上司に言われたことがある。
仕事はなんでもやるし、
誰とでもそれなりにうまくやるからだろう。

よく目的と手段を履き違えるなというけど
わたしの場合、仕事は手段であって目的ではない。
わたしの生活の一部なだけでわたしの全てではない。
それだけのことで、その辺はみんな違うと思うから
いろんな人がいて至極当然だ。
そこをうまくやっていくのがわたしの腕の見せどころ。

だから仕事っておもしろい。

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