旅するクリエイター農家koji
もし何も制限がなく自由に好きなように生きていける世界があるとしたら、どんな世界を描くだろう。 地球に天国を作るとしたら、どんな天国をつくろうかな。 自分の人生を使って気楽に実験してみよう。 想像できるということは、自分には創造できるということだから。 たった1人からでも始めていこう。 世界一楽しい理想農場の建設を。
今まで書いてきた「江田島での農業、あれやこれ✨」を加筆訂正して、最後に「私見、これからの農業」を追加して販売いたします。 平成24年(2012)28歳から江田島で1年研修、7年半ハウスきゅうりを自営で経験したことを元に書きました。 読みやすいようにエッセイ風にしてます。 ハウスきゅうりの一連の栽培方法だけでなく、農薬のこと、多品目栽培のこと、新設ハウス建設のこと、農業から社会問題を考えたことを書きました。 さらに、今回有料にしたことで、あまりオープンにしたくないことも書けました。 1本が短いものから長いものまでありますが、全部で50本になりました。 令和4年5月1日完結。
そもそも成功とは何か? 売上をあげて利益をたくさん出すことである。 もちろん間違いではないし、それを求めることは楽しい。 しかし、ちょっと待って。 では、どれだけ儲けたら成功なの? 上には上がいるけど地域で1番になればいいのか、去年の自分の売上を超えればいいのか。 目標を超えたら終わりになるの? 死ぬまで求め続けることが成功?
では、コロナが広まって農業界では何が変わったか。 まず一つ目は、飲食店の危機による影響である。 スーパーなどの小売店よりも飲食店などの業務用の方が野菜の取引が多い。 飲食店と直接販売している農家が売り先に困ったり、飲食店では使うけど家庭ではあまり食べないハーブなどのマイナーな野菜の需要が減ったりしてきている。
コロナがきて世の中は変わってきてるけど、これから農業はどうなるんだろう? まずは冷静に、コロナがはやる前の農業界にとりまく環境をながめてみよう。 一つは、消費税が増税されて8%から10%になった。 消費税増税に賛成か反対か議論されて、国民の生活のために軽減税率が導入された。 そして、野菜は軽減税率の対象となった。 消費者はよかったと安堵したかもしれないけど、農家は少し影響を受けることになる。 いや正確にいえば、1000万円の売上がない農家は影響を受けることになる。
きゅうりさん収穫させてくれて、ありがとう。 最後に収穫する日を決めたら、後ろ髪をひかれるけど1本1本きゅうりの木を手でぬいていく。
ハウスきゅうりを作っているときは、センチュウに悩まされた。 ぼくは農薬反対派ではないけれど、土の中の微生物をほとんど殺してしまう土壌消毒だけはしたくなかった。 だから、緑肥や微生物を投入していろいろ試してみたものの、センチュウはいなくならず年々少しずつきゅうりの収量は減る感じだった。
答えは、
ハウスを建てるにあたって大事なことがありました。 それは、水をどこから確保するか。 川や水路があったらそこからとるのか、井戸をほるのか、ボーリングをするのかして、水をひっぱってこないといけない。
ハウスを建てると決めたら、業者選びだ。 といっても、ぼくの場合は、農協を通したため選択肢がほぼ一つしかなかったので、もっと調べればよかったのかなと思う。 金額うんぬんよりも、営業の人とのコミュニケーション。 あの時ああ言ったでしょ、いや聞いてないとか誠実さにかけるところがあったので、気持ちよく進めるためには営業の人との相性も大切だ。
新しくビニールハウスを建てたいと思ったのは、新規就農していつからだろう。 ちょっと覚えていないが、農家あるあるで少し順調にいけば規模拡大したくなったり、新しい機械を買いたくなる。 気づいた時には、ハウスを建てさせてくれる農地ないかなと探していた。
2ヵ所目のハウスは、山際にあって草に埋もれていた。 細い道を通らないといけないということもあり、最初はそんなところにビニールハウスがあるなんてわからなかった。
Iターンなのできゅうり農家として自営業を始めたときは、ハウスを借りて就農した。
きゅうりをメインにして多品目栽培をやるので、できるだけきゅうりの繁忙期に重ならないようにと散々言ってきましたが、重なってもやりたいのがメロン!
オクラは露地でも他の果菜類に比べて、管理がラクで圧倒的に作りやすい。 だけど、売れなくなる笑 家庭菜園でも簡単に作れるからだろう。
自分で作ったじゃがいもはおいしい。 自分で作るんなら、いろんな品種のじゃがいもを作ることもできる。 結局、ぼくはだんしゃくが1番好きだけど。
冬と夏にきゅうりの端境期があるが、冬は寒いのでハウスがないとなかなか他の野菜は作れない。
白ねぎはいろんな料理に使えるし、おいしい。 切ったときにトロリと出てくる汁なんて最高ですね。