バック・トゥ・ザ・フューチャーのすごいところ
6月12日から金曜ロードSHOWで連続公開されることや、新型ウイルスのチャリティのためにキャストが再集結するなど、公開されてから25年経った今でも話題になっている「バック・トゥ・ザ・フューチャー」※以下「BTF」
タイムトラベル系の元祖であったり、主演のマイケル・J・フォックスは一躍スターになるなど映画の歴史の中でも大きな存在に違いない作品だと思う。
■BTFのすごいところはタイムトラベルという設定を映画にしようとしたときに過去に行くことだと思う。
当時なかったタイムトラベルをよりインパクトの与えるように作品にするなら、未来にいこうとしそうなものです。
ご存知の方も多いと思いますが、1作目は過去に行きます。普通、過去にいきます?
未来という誰もまだ想像できていない設定があるのに過去にいく。もうひとつ、すごい所がちょっと昔に戻るだけなのがすごい。
タイムトラベルで過去にいくなら、観客を驚かせるなら恐竜がいた時代にいくとか、いくらでも珍しいものが出せるのに両親の高校時代までしか戻らないのです。
■ここすごくないですか。まだ誰も手を付けていないタイムトラベルという設定で面白い素材(未来・大昔)があるにも関わらず、ちょっと昔という選択をするセンス。
1作目で、ちょっと昔にいったら次こそ、はるか先の未来にいこうと思いそうですが2作目も30年後の未来(2015年)でそこまで先にはいかない。
そして3作目でやっと超未来に行ったり昔にいったりタイムトラベルらしいことをします。
■僕のような凡人が作っていたら、最初にオイシイ設定を使い込んで作品を終わらしてしまいそうですが、BTFはタイムトラベルという概念をちゃんと理解させてから派手な設定を使っていった。
壮大な設定なのにストーリーは家族にまつわるものというのもいいところですよね。はやくまた、見たくなってきました。Amazonプライムビデオなら見れるので、こっちで先に見ようかな(笑)
〈おわり〉
半袖・パンツ状態で書き上げて凍えました。
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