こころのフィットネスでやりたいこと
こころのフィットネスとは?
働きながらメンタル不調の治療をしている人が、症状改善や回復に必要なメンタルトレーニングを受けられる場が必要だと思ってつくった学びの場、
それが「こころのフィットネス」です。
基本的に週に1回2時間で、小グループでトレーニングを行います。
<こちら↓はそのWEBサイトです>
個別の相談時間もありまして、例えばこころのフィットネスの利用開始時や、ご自身の調子が変わった時、身辺に大きめの変化があった時、利用を終了される時などに、それぞれ30分程度の時間を設けています。
つまり、こころのフィットネスは、個別カウンセリングとグループセッションを並行しているかたちです。
前回はカウンセリングの素晴らしさについて書いたので、グループで行うと聴くと あれ? と思う方もいるかもしれません。
実は、グループで行うことにも大きなメリットがあります。
グループセッションのメリット
ひとつは、グループセッション中に他のメンバーから多くのヒントを得られるということです。
要は、学びの時短化ができるのです。
カウンセリングは1対1なので、自分と向き合って深く掘り下げやすいのですが、どつぼにはまったときは にっちもさっちもいかなくなります。ただ時間が過ぎるだけ…という時もあるのです。
グループで行う場合は、自分とじっくり向き合うにはちょっと不向きですが、他の人が話していることを聴いたりやっていることを見ることができます。
そこからたくさんのヒントを得られたり、直接的な解決策を幾つも見つけることができるのです。また自分だけではないという意識も生まれ、孤立から抜け出すこともできます。
そして一番のメリットは、リアルな人間関係の中でトレーニングを受けられるということです。
メンタル不調の原因となりやすいのは人間関係が一番の要因だと言われますが、カウンセリングのような1対1では大丈夫でも、集団の中でうまくやれないと困ってしまう場合、それを自覚して練習する場が必要なのです。
他人を観察することで良いモデリングにつながったり、人のふり見てなんとやら、という機会にもなることもあるのです。
また、毎週会う人たちであれば安心もでき、わいわいトレーニングをする中での失敗は怖くも痛くもなく、笑いながら受けとめて進みやすくなるなどの効果もあります。
会社という組織では失敗は怖いけど、気心知れた似たような経験のある人同士であれば、そういう時にも気持ちや痛みが分かるし、いたわる気持ちもお互いに持っているからです。
安心できる人たちと会う、話すという経験がとても重要です。
これもまたメリットです。
こころのフィットネスでやりたいこと
わたしは「こころのフィットネス」をとおして、
通われるそれぞれの方が
自分の課題に気づき
それに取り組みクリアするための
具体的なサポートをしたい
と考えています。
現在の日本では、休職か退職をしないと しっかりとトレーニングを受けられるような公的制度がありません。
でもそこまで行く前のサポートがあれば、休職や退職をせずに済むのです。
「こころのフィットネス」は、そんな人たちの力になりたいと思ってやっています。
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