【こんな夢を見た】 ちゃぽちゃぽタッパー
清潔なレンタカーの後部座席に乗り込むと、レザーの滑らかさと硬めのクッションの感覚がお尻から背中、手足へと行き渡り眠くなってくる。
車は少しずつ前進をはじめ、交差点にさしかかったところでブレーキを踏んだ。
「始まったみたい」
と、運転席から声が聞こえる。
前方をみると4人組の老若男女が奇妙な立ち姿で立っている。すると一斉に各々の方角にのびたりしゃがんだりしはじめた。鼓動を合わせたように構成された動きは全体で一つの生き物のようにクネクネと動いている。
ああ、パレードか、と思う。こ