ムカデ競走と二人三脚
今日書こうと思って、百足(むかで)を思ったのは、当然のことと思うコズエです。
心理学やコーチングという言葉がよく聞かれるようになって、表層意識と深層意識の関係というのは10%対90%とか、5%対95%とか、とにかく自分が自分だと思っている意識なんて言うのは流氷の塊の見えている部分だけで、実はその何倍も大きな氷の塊が水中にある、というのは、もう耳珍しくない昨今です。
それを横に広げてみれば、100ある足の90%から95%以上は深層意識で、5%から10%が自分で思っている意識している自分。
そう思うと、私のような我の強い、自分の意見もかなり強い人間は、発言するわけです。それもあたかもそれが世の常、世の正義のように。「私はこう思う!」「世のためにはこうあるべきだ!」と。
日本語は素晴らしいですね。「世」は「よ」と読むわけですが、「余」も「よ」なわけです。そして、「余」というのは「私」。
そうやって自分の意見(ばかり)を発していると、もちろん逆風が強くなるのです。まぁ、それに耐えられる人間だからこそ、そうやって自分の意見を言ったり通したりもしてこれたのですが。。
つまりは、5%の自我に対して、逆風として95%の深層自我が出てきているだけなのです。そして自分の19倍もの勢いに押されるものだから、5%の自分はヘトヘトです。。。疲れやすいわけです。
百足で100本足。二人三脚だと3本足。3本足がパーフェクトに動くことなんか全くないわけですね。でも、二人が力を合わせれば、90%以上、ひょっとしたら99%くらい、うまく動いちゃうかもしれない。
私はそこを目指したいと今思っているのです。
そのためには自問しなくてはいけない。自答してはいけないのです。いえ、してはいけないのではなく、周りが、世の中が、答えとしてちゃんと存在してくれているから、周りを見ればいいんです。
90%もの意識が賛同してくれていれば、多少のタイムラグがあろうとも、ちゃんと夢が叶う。夢の叶い方がわかっていれば、夢がかなったこともわかる。こんなこと思ってなかった!というのは、自分が甘い計画を立てただけ。綿密な計画を建てれば、事業だって早くうまく行くのは皆知っているのに、自分の人生となるとあやふやになってしまう。
私の欲張りは相当です。いろんなことを体験したいから、思いがあちこちぶれます。ブレるのに、叶ったこともたくさんあります。沢山あるのに、叶ってない気がしていたのは、こういう風になるはずだったのに、というホンワカした想像と違っていたから。
でもふと考えると、いや、当たらずとも遠からずじゃない?(その時点ですでに叶っている。なぜなら、建てた計画があやふやなだけに、そういう距離感になってしまった)ということが沢山。これって凄いことです。だってあんなにひーふー逆風と戦ったって叶えてきちゃったのだから。
だから、逆風と一緒にちょっと進んでみようと思います。逆だったのは自分が正しいと思って立っていた場所から見たら、逆だっただけ、と先日内藤加奈子さんに言われたのを今書きながら思い出しました。そう。逆、という認識をしたのは私。だから、同じ向きに向けばいい。
それをいとも簡単にやっていいんだよ、と背中を押されたのですが、それはあたかも、子供が違うお菓子をほしいと素直に言ってしまうように、でいいんだと思います。今は。私のインナーチャイルドは不平不満いっぱい子ですので(笑 だから、大人の決断をするのはちょっと置いておく。つまりカッコつけの私は置いておく。きっと40年近くカッコつけてた私の仮面をぶった切って。
私のムカデ競走、綺麗にそろって一位になれるかな。
素材:写真ACより