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Photo by
14mu_sekirei
【詩/曲】コトバコ
二つ名を燃べらせた少年
肩書きを捨て去る証明
コトバコに触れて透過する 嘘
手に握る鮮やかな情景
唇を噛んだあの光景
吐息の色さえ変わりゆく
月明かりの下で 揺れる白
アンビバレンスに見放されていた ような
そう 会いたいくらいで零れ落ちる碧 のような
また揺れる
「前 前 前へ」に息切れしてきた ような
そう あふるる 白に 花束を添えたい ような そんな夜
午前3時に 口にするような
淡い口調で 棘を吐きたい
愛想笑いで “I”を語らう
括弧・注のついた「※1 アイデンティティ」
月明かりの下で 揺れる白
アンビバレンスに見放されていた ような
そう 会いたいくらいで零れ落ちる碧 のような
また揺れる
「前 前 前へ」に息切れしてきた ような
そう あふるる 白に 花束を添えたい ような
めくるめく
ハイファイ言葉を箱に詰めいれた ような
そう 会いたい碧から目線外していた ような
まあいいや
名を成す花にも白が疼いている ような
そう ささやかな夜風 ペタルが溶けていてくれ
長い夜