信じるということ
信じるって難しくない?
「もうこれからはやりません。すいません。」
に対して、
「わかった、あなたのこと信じるよ」
って言いながら何回も同じことを繰り返す生徒。
私も、どうせまたやるんだろうなってわかっていながら言ってしまう
「信じるね」
いつも思っていたけど、
こういう時ってなんて返せば良いのだろう。
生徒自身も一時しのぎで、ごめんなさい、もうしません。
で、乗り切れちゃっていた現状。
当時は、その「信じる」って言葉に全く重みを感じずに使っていたけど、
改めて今考えていて、
当時、あの生徒にはなんて声をかければよかったのか。
圧力でおさえることだってできるけど、
私は、圧力とかではなくて、根本的に理解してほしいし、
一回のお話で伝わるわけないとはわかっているから
1年かけて、じっくり向き合っていく必要があると思う。
それはわかっているんだけど、
その「信じる」ってことばを安易に使うべきじゃなかったのかなあ
ってなんか今思う。
その行動をするには、必ず背景があって、
生徒の言い分もあって、
その子なりの理由がある。
行った行動自体はやってはいけないことだし、
だめなことってくらい本人もわかっている。
それでもやってしまう。
そんなことに対して、
もうやらないね、信じるね。
で、片付けちゃいけなかったな
ってすごく今思う。
信じるって言葉で、自分自身逃げようとしていたのかもしれない。
本当にその生徒と向き合っていたのかって言われると
向き合えてなかったな。
ああ、反省が今になっていっぱい出てくる。
多分次、教育現場に立ったら、1回目とは全く違う方法?考え方?アプローチができる気がする。
いや、そうでありたい。
あんだけ大変な職場でも
戻りたい、担任したいって思えるってことは
やっぱりこの仕事好きだったのかもしれない。
離れてからこそわかることってあるよね。
何倍にもパワーアップしていつか戻る。