
障害児の息子が働くおとなになるために、いま出来ること。
先日、相談支援員さんと障害者が就職を目指すなら、というテーマでお話を聞きました。
そのときに聞いた内容のことを書きます。
我が家の小学生の息子は、脊髄の病気で生まれたので、歩けず、車椅子に乗っています。
そして先日、相談支援員さんに、車椅子の息子が就職を目指すなら、やっておいたほうがいいこと、というのを聞きました。
車椅子の息子が働く大人になるために
1.高校生あたりから、母親のサポートは手放す
小学生のいま、母親のサポートを手放すことは難しいんですが、
高校生あたりからは、少しずつ、母親のサポートは手放してみよう、と言われました。
たしかに、障害児とはいえ、高校生になっても母親がべったりくっついてきたら、うざいですよね。
なので、高校生あたりからは、ヘルパーさんだったり、ボランティアさんだったり、支援の手を増やすことが自立につながりますよ、と言われました。
自立とは、細い支援の手をたくさん持っていること、なんですね。
2.得意なことを伸ばし、苦手なことはがんばらせない
我が家でいえば、歩けない息子を、なんとか歩けるようにするぞ、ではなく。
得意なことを伸ばしてね、と言われました。
それを聞いて、息子の得意なことってなんだろう?
と考え込む私。
まだまだ、子供への観察が足りないな、と思いました。
不得意なこと、例えば歩けないこととか、座る姿勢がフラフラするなんかは、ついつい目についてしまうのですが。
3.本人が出来ること、できないことを説明できるように
一人で学校に通うなり、生活するようになると、
車椅子の自分ができること、できないことを、いちいち他人に説明しなきゃ伝わらない。
なので、高校生までには、自分でできること、自分では出来ないからお手伝いをしてほしいこと、を他人に説明できるようなおしゃべりの練習をしておく。
と言われました。
4.就職を目指すなら、勉強よりも、ライフスキルを
相談支援員さんが知る限り、障害者雇用で就職をした人というのは、勉強よりも、生活面が安定していた人が多いらしい。
例えば、毎日学校に通っているとか、身だしなみがきちんとしているとか、挨拶がきちんとできるとか。
親は、「勉強、勉強」と言ってしまうけど、
ライフスキルのほうが重要です、と念を押されました。
まあ、考えてみればそうですね。
上司の人から見ると、休みがちな超優秀な人より、毎日会社へ来てくれるそこそこ仕事ができる安定的な人のほうが安心だと思います。
なので、まずは、朝起きて、自分で着替えて、朝ご飯を食べる、というライフスキルを身に着けさせよう、と言われました。
ライフスキル・トレーニングのやり方は、この本に書いてあるよ、と参考本を教えてもらいました。
発達障害の子のライフスキル・トレーニング
以上が相談支援員さんから聞いた、車椅子の息子が就職を目指すならやっておいたほうがいいこと、です。
小学生のいまは、簡単にできそうにはなくて、ハードルが高そうなことばかりです。
とりあえず、参考本を読むところから始めています。

(追伸)
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