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4本の線につながれてる アナフィラキシー入院【その1】

HCU・高度治療室にいてます。
ICU・集中治療室は知っていたけれど、HCUというのは知らんかった。

なんでそんなところにいるのかはさておき。

正しくは3本の線と1本の管が体につながっている。

心電図の線
血中酸素濃度の線
血圧測定器の線

この3本の測定結果が常時モニターに映し出されている。

そして、絶食なので点滴の管。

なかでも私は心電図のやつと戦っていた。

24時間、私を監視している。

動いたり興奮したりすると
ピロ〜ンピロ〜ン
と、警告音が鳴るようだ(私調べ)。
なんか嘘発見器みたいでヤダ。

ベッド上での安静を強いられている私は
そないに動けはしない。
安静時心拍数は56〜63。

カバンからゴソゴソものを取り出す。
心拍数78

ピロ〜ンピロ〜ンピロ〜ン

警告音と共に緑ランプも点滅する。

よいしょっと寝返り
心拍数84

ピロ〜ンピロ〜ンピロ〜ンピロ〜ン

警告音とオレンジランプ点灯。

看護師さんが来るのではとドキドキしたが
ピロ〜ン×4回くらいでは看護師さんは出動しない(私調べ)。

何も悪いことはしてないんやけど
なぜか警告音は鳴らしたくない。

そーっと起き上がってそーっと水を飲む
心拍数89

セーフ。

歯磨き

心拍数178て!!

止まらない警告音と赤ランプ点滅。

看護師さん来てもたやん。

「あっ、歯磨きですね〜。」
と、カーテンの隙間から確認した看護師さん。

「歯磨きです〜。」
と、大声で警告音の理由を他の看護師さんと共有する。

今、この病室には私のように自由度が高くてバリバリ歯磨きできるような患者さんはいない。

そもそも何でこんなに元気な私がHCUなんかにっちゅう話やで。
はんまに。


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