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誰かに何かを伝えるという事。


誰かに何かを伝えることは、
すごく難しい事だと感じています。


仮に、伝えたいことがどんなに明確であっても、

選択することばや発する声の声量やトーン、
自分自身の表情、ことばとことばを繋ぐ間など、

様々な条件によって、
伝えたい事のニュアンス
微妙に違ってきます。


どんなに相手のこと思って、
幸せになってほしい。
ということを伝えたかったとしても、

どのようなことばを選び、
どのような表情や声量、
どのような空気感をことばに
込めるかによっては、

そのことばは、
時として凶器にもなりうる。

だからこそ、ことばは大切で、
暖かくもあり、恐ろしくもある。


そして、ことばには
相手だけではなく、
自分自身の感情をコントロールする力
もあると感じています。

ことばを大切に捉え、
慎重に扱えるからこそ、
感情の制御ができる。


感情に身を任せてことばを放てば、
その放ったことばによって、
感情をさらに高揚させることもあるでしょう。

怒りの感情を感じたとき、
ことばとして怒りを表現する事で、
怒りの感情がさらに増幅してしまうこともある。


カッとなってすぐに怒鳴ってしまう人は、
感情のコントロールそのものを
放棄した状態にも思えます。


怒りの感情を感じた時に
ことばを慎重に選ぶ事で、
感情をコントロールすることもできるのです。


言ってしまえば、


怒りの感情を感じた時に、
感情をコントロールすることで、

相手が1番傷つくような、
相手のこころをえぐりとってしまうような、


そんなことばを選択することだってできてしまう。


だからことばは恐ろしい。

慎重に、大切に扱わなければいけない、、、。



以前大学の恩師にこのような事を
問われたことがあります。


ことばは機能ですか?装飾ですか?と。



ぼくはわかりませんでした。


ことばは「何かを伝える」という
重要な機能を持ちながらも、

そうではない、

ことばによって感情が
取り乱されたり、
掻き立てられたり、

こころが震えるような、
心情的な作用を与えることもあるから。


伝えたいことがあって、
それを伝えるためにことばがあるのか。


何かを伝えようと、ことばを発したとき、
あぁ、これが愛なんだ、、、。


ということに気づくように。


夏目漱石が「愛」ということばを
訳したときに、愛の存在に気づいたように。


ことばは機能なのか。装飾なのか。


そして、


機能は装飾なのか。


装飾は機能なのか。


今後も考え続けたいと思います、、、。

本日も最後までお付き合い、
ありがとうございました!





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