変わったことと、変わらないことと。
デザインを本気で学びたいと思ったのは、かれこれ5年も前の話で。
そう思ってからの「僕の人生」、といえば大げさかもしれないけど、
少なくとも僕自身の物事の考え方、捉え方は大きく変わったと感じている。
いろんなことを考える。たくさん考える。
脳みそを隅から隅まで使って考えたいと思う。
頭の中にある脳みそをちゃんと自分で使いこなせるように、
そのためにも僕の中にある欲や感情を制御したいとも思うんだ。
そんな中、ふと考えることがある。
デザインをしたいと思ってからの僕と、それまでの僕。
何が変わって、何が変わっていないのだろう。
ひとつひとつ、考えるんだ。
勉強が好きになった。変わった。
テレビを見なくなった。変わった。
友達や家族と過ごす時間が減った。変わった。
本を読むようになった。変わった。
たくさんのことが変わっていった。
僕が変われば、周りにいる人も自然と変わっていく。
大切にしようとする価値観も変わっていく。
あの時大好きだったものに興味がなくなったり、
逆にあの時は興味がなかったものに惹かれていたり。
じゃあ、何が変わっていないのだろう。
スマホのなかにある、写真を見返す。
時間を遡るにつれて、写真は変わっていく。
僕の周りにいる人も、僕が魅力に感じて残した情景も。
いろんなことが変わっていく中で、
ひとつ変わらないものを見つけた。
それは、そこに映る僕自身が幸せそうだということだ。
あの時、常に一緒にいた、あの人たち。
あの時、よく飲みにいっていた、あの人たち。
あの時、よく語り合っていたあの人たち。
僕や誰かが変わることは当然のことで、
そのことによって物理的にも、精神的にも、
距離が離れることがあるのかもしれない。
だけど、その時々で、僕はその人たちのことが、本当にだいすきなんだ。
だから、あの時の僕も、あの時の僕も、幸せそうに笑っているんだ。
そんな風に、だいすきで、大切だと思える人たちがいるからこそ、
どんなに距離が離れていても、思い出すだけで幸せな気持ちにもなるんだ。
そして、今は、そんなことを考えさせてくれる友人がいる。
人に救われ、人に支えられる人生だなと、つくづく思う、そんな夜でした。笑
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