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親からの「痛い言葉」の数々
仕事の参考資料として読んだ本。
『親の言葉100 ちょっとしたひと言が、子どもを伸ばす・傷つける』
親野智可等 (著)
「親の言葉は子どもにとって最大の環境
子どもの成長に環境が与える影響は大きい」
子育てでいちばん大切なことは、親子関係をよくすることです。
それではじめて、子どもの自己肯定感が高まるからです。
では、どうしたら良好な親子関係を築くことができるのでしょうか?
そのためにとにかく大事なのは、親の言葉を変えることです。
言葉を変えれば親の愛情が子どもに伝わるようになります。
(本書「はじめに」より)
とあるけど、ホントにそう思う!
第1章 親の「イライラ」からでる言葉
第2章 親が「よかれと思って」言う言葉
第3章 親が「ついつい」使っている言葉
第4章 「大切にしたい」親の言葉
1章から3章までに書かれてる子どもが傷つく言葉を山ほど浴びて育った私。ていうか、ここに書かれている子どもを傷つけてしまう「言葉」の数々、そのほとんどを毎日のように私にぶつけ続けていたうちのお母さん、
……ある意味すごいな。
一日中「ダメダメ」言われて、
ああなんて自分はダメな奴なんだと思い、
食事のたびに「好き嫌いしないで!」と怒られ、
「なんでこぼすの!!」と怒鳴られ、
「早く早く。早くしなさい!」
「あなたはなんでいつも遅いの。ほんとにのろまなんだから!」
と責められ、
「何度同じことを言わせるの!?」とイライラされ、
「お姉ちゃんなんだからしっかりして!」と言われ、
「いちいち泣くな!腹が立つ」と怒られ、
「黙ってちゃわからないでしょ!」と問い詰められ……
「だって……」と言うと、頭を叩かれる。
いやぁ、私よくこの傷を自力で癒したな。
第4章に書かれている「大切にしたい」親の言葉を、大人になった今は、自分で自分に言ってあげることができたらいいよね。
私は、うちの母がとことん激しい人だったおかげで(!?)、お母さんに言われて嫌だった言葉、つらかった言葉、痛かった言葉を、言わない努力をする子育てを頑張ったんだよね。その成果なのか、うちの子どもたちはほんと伸び伸び育って巣立ってくれて♪
長男育ててるときが一番つらかったけど、今我が子が3人とも好きなように楽しく生きていることが、すごく幸せ。
3人の子育てが、私を「親からの痛い言葉の数々」と向き合わせてくれたんだと思う。
結果として、今は、あの激しく私を傷つけた我が母に素直に感謝してる。
自分を見ていてすごく思うけど、結局子どもって「親が好き」「お母さん大好き」なんだよね。だからずっと親を憎んで嫌って生きるのは、つらいことだよね。
母に感謝の言葉は直接伝えられなかったけど、なんの力も入れずに「ありがとう」って思える自分になったことが嬉しい。
それでも、
子どもの時の私、めっちゃ可哀そうだったじゃんか!
勘弁してよ、かあーちゃんっ!!とは思うけど^^;
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