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コミュニケーションが劇的に変わったきっかけ


ウソみたいなホントの話がある。

ぼくは大学2年まで、人とコミュニケーションをとるのが好きではなかった。

なんだか、人の心まで知ろうとすると、笑っている人でさえも、裏があるように感じてしまって、なかなか心から仲良くできる人って、限られた人数しかいなかった。

そんなコミュニケーション能力レベル1くらいのぼくが、劇的に変わったタイミングがある。


それは、大学で出会った友人との出来事だった。
彼は、どちらかというと、誰とでも仲良くできるオールラウンダータイプ。

コミュニケーション能力レベルは90くらいある、ぼくとは真逆の人間だった。


そんなぼくたちはなぜか仲良くなり、なぜかステータス的なものがほとんど一緒だった。
貯金なし、彼女なし、テニス部、同じ学科、バイトも辞めたばっか、授業サボりがち。笑

そういう共通点が多かったからか、気づけばいつも一緒にいた。

ある日、いつも通り授業をサボって2人でいると友人が、

「そろそろ俺らヤバくない!?」

「貯金も尽きてきたし、彼女もおらん。ちょっと動かなあかんな。」

そんなこんなで、ぼくも薄々自分の今の状況にヤバさを感じていたので、友人のある提案にのることにした。

それは「お互いのキャラクターを入れ替えて同じバイト先で働く」という提案だった。

ぼくのクールでミステリアスなキャラクターと、彼の天真爛漫なキャラクター。
このお互いのキャラクターを入れ替えて、新しいバイトを始めることにしたのだった。


ぼくは見よう見まねで、彼の天真爛漫さを演じ切った。
いつも笑顔、自分から話しかける、しょっちゅう遊びに行っては仲良くなる。

今までのぼくからすると、全部が真逆の行動で、きっと笑顔も引きつっていたと思う。笑

それでも続けているとお互いにそれぞれ、相手のキャラクターが定着していった。

だんだんと現実が変わっていった。


ぼくはその明るさから学祭実行委員に推薦され、200人いる実行委員の中のひとつの班長をすることになった。
その後、就職では家電量販店で接客の仕事もした。

そしてぼくは今、コミュニケーションを生業としている。


この経験から、人生って自分の行動ひとつで、どんな状態にでも変えられることを体験した。

それがたとえ自分が不得意なことでも、なんとかなるもんだ。要は自分の覚悟次第。

ウソみたいなホントのことが、自分の人生では起こせるんだということを知った。
一番のコンプレックスだったことが仕事になったとか、ある日突然売れてしまうとか、いつだって人生は劇的に変えられる。
 
 
自分の人生を変えられるのは、周りの人や環境じゃなく、自分なんだ。

 
これを読んでいるあなたは何を変えたいだろうか?
 
ウソみたいなホントのことを起こそう。
 
いつのタイミングでも、人生は自分の力で変えられるから。

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アウトプットディレクター/やながわこうき
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