書くモチベーションを保つには?
「書くモチベーションを保つには?」とタイトルを打ちながら、いきなり筋トレの話からはじめていく。
どうか、タイトルに惹かれて読みはじめてくれた人は呆れずに最後まで読んでもらいたい。
ちゃんとタイトルで釣った興味はあとで回収するつもりだ。
ぼくは今現在、筋トレをはじめて約3年が過ぎたところだ。
あなたも身体を鍛えるためや、ダイエットのために、一度はトレーニングをしたことはあるだろうか?
筋トレとは面白いもので、やればほぼ確実に結果がついてくるという特性がある。
つまり、多少やり方がズレていたとしても、そこまで詳しい知識がなかったにしても、ある一定の結果は、誰でも必ず得られるというのがトレーニングの魅力でもあると言える。
ただ唯一、トレーニングで結果を出すために外せないものがある。
それは「継続すること」だ。つまり、モチベーションを保つことが結果を出すためには欠かせない要素となる。
ある時期、それまで続けていたトレーニングがパタンと続かなくなったタイミングがある。その時期はたまたま仕事やプライベートでの予定が重なってなかなかトレーニングをする時間がつくれず、トレーニングから離れる期間が延びてしまった。
すると、休みの日になっても、なかなかジムに通えなくなってしまったのだ。毎日通っていたときにはあれだけ容易だったトレーニングも、途端にジムに行くことが億劫になり、続けられなくなってしまった。
つまり、このことから何が言えるのかというと、トレーニングのモチベーションは、トレーニングをすることによって保たれるのだ。
忙しい中でもトレーニングを欠かさずに行うことで、身体と同時にメンタルをも鍛えていることが、またさらにモチベーションを上げていた。
さて、もうすでに今回のオチはバレてしまっているが、この話はトレーニングに限った話ではない。
書くモチベーションに置き換えてみても、全く同じことが言えるのである。
文章には才能が必要と考えている人も多いが、じつは文章に才能の有無はとくに重要ではない。
表現力や構成力が文章には欠かせないと思っている人が多いが、じつはそれもとくに重要ではない。
とくに、仕事として文章を書くことで結果につなげるために欠かせないこととは「書き続けること」だけなのである。
どれだけ才能や表現力、構成が得意であっても、文章は短期的に結果を出せるものではない。
もちろん、ビギナーズラック的な一発の当たりをたまたま引くことはあっても、単発の結果で終わってしまう。
文章は書き続けることでしか望む結果は得られないのだ。
ただし、捉え方を変えてみると、書き続けることさえできれば、誰にでも結果を出せる可能性があるということになる。
これについても、トレーニングと同じで、才能や特別な能力を持ち合わせていなくても、続けられる人には、必ずある一定の結果がついてくるという特典が文章にはある。
そして、その書き続けるためのモチベーションも、書くことによって保たれるのである。
よく「書くネタがない」「書く内容のアイデアが思いつかない」と言って書けないと悩んでいる人がいるが、それもじつは書かないからネタが思いつかないし、アイデアが出てこないのである。
ウソだと疑う人は試しにやってみてほしい。
1週間書かずにいると「書くネタ」や「アイデア」が貯まるのか?検証してみてほしい。
これが、全くといって貯まらない。
むしろ、書けば書くほどネタは生まれ、アイデアは増えてくるのだ。
と、ここまで書いてはみたものの、最初に上げたハードルはどうやら超えられそうにないので、超えずに、ハードルの下を潜って終わりにする。
書くことから離れるほど、モチベーションは枯渇し、続けることが困難になる。
書くモチベーションは書くことによって保たれるのである。
ちなみに、ハードルを越えられなかったお詫びとして、最後にもうひとつだけ加えておくことにする。
書くことによってモチベーションは保たれるのだか、ただ書いているだけでは、書くための熱量は下がってしまう。
その意欲となる熱量を上げるのは、書くテーマや内容をあまり型にハメたり、固執しすぎないことだ。
〇〇の専門だから、専門分野のことしか書かないとか「私の仕事はコーチだから、コーチングにまつわることを書いていった方がいい」と、そのことばかりに固執してしまうと、熱量は下がってしまう。
なので、自分自身をあまり型にハメずに書いていくことが、ぼくからの最後にお詫びのしるしだ。どうぞ受け取ってほしい。